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レビュー
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
AKINA BOX 1982-1991 HD
中森明菜 ポップス 無 FLAC96kHz/24bit
レーベル:Warner Music Japan 配信サイト:e-onkyo music
■高橋 敦レビュー
中森明菜さんのワーナー期オリジナルアルバム14タイトル&ベストアルバム4タイトルを一挙収録したボックスセットのハイレゾ配信版。ワーナー期とはシングルでいうとデビュー作「スローモーション」から「二人静 -『天河伝説殺人事件』より」までだ。つまりこちらは、当時の日本人なら誰もが知ってるヒット曲を連発していた時期の中森明菜さん作品をほぼ網羅できるボックスセットとなる。2012年のリマスター音源とのことなので、当時SACD/CDハイブリッド盤として発売されたその際の24bitデジタルリマスタリングを生かしたものだろう。10年弱170曲の音質を総じて評価するのは無理だが、どの曲を聴いてもボーカルの録音は素晴らしい。また「二人静」はアレンジ、ギターやシンセサイザーの活躍など何もかもが特に見事だが、録音もそれを余さず捉え切っている。声の艶はもちろん、楽器の艶にも注目してみてほしい。音のエッジを「エッジが鋭い」というよりは「エッジが豊か」というニュアンスで届けてくれている。
(FLAC 96/24にて試聴)
総合点
9.2点
低域の伸び9.2点
高域の伸び9.2点
セパレーション9.1点
ディテール9.2点
透明感9.2点
空気感9.2点
質感9.4点
静寂感9.2点
残響
奥行き
音像
アタック