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レビュー
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
ブラームス：クラリネットソナタ集
マイケル・コリンズ、スティーヴン・ハフ クラシック 無 FLAC96kHz/24bit
レーベル：BIS 配信サイト：e-onkyo music
■山之内 正レビュー
アルバム冒頭のピアノの旋律のあと、当然ヴァイオリンの独奏が始まると期待していると、有名なテーマがなんとクラリネットで聴こえてくる。コリンズがヴァイオリンソナタ第2番を自らクラリネット版に編曲して演奏しているのだ。つまり、本来この楽器のために書かれた2作品と合わせて計3曲の「クラリネットソナタ」を収録。コリンズの提案をどう受け止めるかは聴き手次第なのだが、ピアノのハフも含めて演奏があまりに自然なので、筆者はなんの違和感もなく名演に浸ることができた。ヘンリーウッドホールの密度の高い余韻に溶け込むクラリネットとピアノの柔らかい音色が聴きどころ。
（FLAC 96/24にて試聴）
総合点
9.3点
低域の伸び9.3点
高域の伸び9.3点
セパレーション9.2点
ディテール9.2点
透明感9.3点
空気感9.4点
質感9.3点
静寂感9.3点
残響
奥行き
音像
アタック
