優秀録音ハイレゾ音源レビュー

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オペラアリア集

レイチェル・ウィリス・ソレンセン、シャスラン指揮ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場管弦楽団 クラシック FLAC
96kHz/24bit
レーベル:Sony Classical 配信サイト:e-onkyo music

■山之内 正レビュー
レイチェル・ウィリス・ソレンセンは《ドン・ジョヴァンニ》のからドンナ・アンナから《イル・トロヴァトーレ》のレオノーラまでこなす対応力の広いアメリカ出身のソプラノだ。舞台映えの良さもあり、欧州の劇場を中心に重要な役を次々に演じている。そんな幅広い実力を実感できる録音が満を持して登場。深みのある中音域と柔らかさと輝きが両立した高音まで、どの音域にも明確な個性のある声の持ち主で、表現の起伏も非常に大きい。《ボエーム》のミミ役をカウフマンとの二重唱で歌っているが、個人的にはこの曲が一番はまっていると感じた。
(FLAC 96/24にて試聴)

総合点 9.3
低域の伸び9.3点 高域の伸び9.3点 セパレーション9.3点 ディテール9.3点 透明感9.3点 空気感9.2点 質感9.3点 静寂感9.2点 残響 奥行き 音像 アタック