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レビュー
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
My Funny Valentine(feat. Herbie Hancock)
Sting ジャズ 無 FLAC44.1kHz/24bit
レーベル:A&M 配信サイト:e-onkyo music
■高橋 敦レビュー
スティング氏が映画に提供した楽曲を集めた日本企画盤コンピレーション『My Funny Valentine:At the Movies』に収録のジャズ・スタンダードが、なぜかぽんと単曲でハイレゾ・リリースされていたので紹介。というのもこの曲、オーディオ的にも超ハイクオリティなのだ。ジャジーなサウンドのその演奏は「feat. Herbie Hancock」からもわかるように凄腕ミュージシャンたちによるもの。「静謐」という言葉が似つかわしい、緊張感溢れるサウンドとなっている。
オーディオ的にも最初から最後まですべてのパートが聴きどころではあるが、あえてひとつを挙げるなら金物の美しさか。シンバルのほか、ウインドチャイム等の金物パーカッションの薄刃のような輝きにも注目してみてほしい。それらが特に活躍する3分50秒あたりからのエンディング部分は再生システムの高域描写を見定めるのにも使いやすいだろう。
(FLAC 44.1/24にて試聴)
総合点
9.4点
低域の伸び9.3点
高域の伸び9.4点
セパレーション9.4点
ディテール9.3点
透明感9.3点
空気感9.3点
質感9.4点
静寂感9.5点
残響
奥行き
音像
アタック