優秀録音ハイレゾ音源レビュー

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モーツァルト:弦楽五重奏曲第3番&第4番

エベーヌ四重奏団&アントワン・タメスティ クラシック FLAC
96kHz/24bit
レーベル:Warner Classics 配信サイト:e-onkyo music

■山之内 正レビュー
ベートーヴェンの弦楽四重奏曲のツアーで話題を集めたエベーヌ四重奏団がヴィオラの名手タメスティとともにモーツァルトの弦楽五重奏曲に取り組んだ注目録音。タメスティはK.515(第3番)でファースト、K.516でセカンドを弾いているが、旋律以外のフレーズでも音色の豊かさが際立ち、5人で作り出すハーモニーに柔らかさと豊かさを与えている。近めの距離感で細部まで鮮明にとらえた録音だが、どの楽器も音が過度に刺激的にならず、柔らかさと潤いをたたえていることが素晴らしい。チェロの低音域の鳴りの良さも聴きどころだ。
(FLAC 96/24にて試聴)

総合点 9.2
低域の伸び9.2点 高域の伸び9.2点 セパレーション9.2点 ディテール9.3点 透明感9.2点 空気感9.3点 質感9.3点 静寂感9.2点 残響 奥行き 音像 アタック