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レビュー
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
ワーグナー:《ジークフリート》
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団 クラシック 無 FLAC192kHz/24bit
レーベル:DECCA 配信サイト:e-onkyo music
■山之内 正レビュー
ワーグナー作品の録音史上で最高峰とされるショルティの《ニーベルングの指環》が2022年の最新リマスタリングで劇的な音質向上を遂げ、この演奏・録音の途方もない世界観が現代に蘇った。SACDやドルビーアトモスによる配信音源も同時にリリースされたが、ネットワークオーディオのリスナーにとっては192kHz/24bitのFLAC音源で聴くのが最良の選択肢となる。今回の《ジークフリート》は《ラインの黄金》、《ヴァリュキューレ》に続く第3弾で、最後の《神々の黄昏》は近日中にリリースされる予定だ。ヴィントガッセン、ニルソンの瑞々しい声、ウィーンフィルの鮮烈で彫りの深いサウンドを聴くと60年の時間差が一瞬で消える。ちなみにデータ量は約10GBに及ぶ。1962年ウィーン、ゾフィエンザールで録音。
(FLAC 192/24にて試聴)
総合点
9.4点
低域の伸び9.5点
高域の伸び9.3点
セパレーション9.5点
ディテール9.4点
透明感9.2点
空気感9.3点
質感9.4点
静寂感9.3点
残響
奥行き
音像
アタック