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レビュー
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 他
マリア・ドゥエニャス、指揮:マンフレート・ホーネック、ウィーン交響楽団 クラシック 無 FLAC96kHz/24bit
レーベル:Deutsche Grammophon(DG) 配信サイト:e-onkyo music
■山之内 正レビュー
ドゥエニャスも滝千春と同様ユーディ・メニューイン国際コンクールの入賞歴を誇る若手ヴァイオリニストで、今回のベートーヴェンがデビューアルバムとなる。ムジークフェラインザールの残響を積極的に取り込むことで柔らかい響きをとらえているが、独奏ヴァイオリンは浸透力のある明晰な音が魅力で、壮大なオーケストラに負けない力強さがある。カデンツァはドゥエニャスの自作自演だが、他にクライスラーやサン=サーンスら5人の作曲家が書いたカデンツァも独立して収録しているため、第1楽章の直後にプレイリストとして登録すれば興味深い聴き比べができる。
(FLAC 96/24にて試聴)
総合点
9.2点
低域の伸び9.3点
高域の伸び9.2点
セパレーション9.3点
ディテール9.2点
透明感9.1点
空気感9.3点
質感9.2点
静寂感9.1点
残響
奥行き
音像
アタック