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レビュー
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
ウィーンフィル・サマーナイトコンサート2023
エリーナ・ガランチャ、指揮:ヤニック・ネゼ=セガン、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 クラシック 無 FLAC96kHz/24bit
レーベル:Sony Classical 配信サイト:e-onkyo music
■山之内 正レビュー
シェーンブルン宮殿で毎夏開催されるウィーンフィルの野外コンサートのライヴがいち早くリリース。今年はネゼ=セガンとガランチャが共演してフランス音楽をテーマに変化に富んだプログラムに取り組んだ。ガランチャはカルメンのハバネラに加えてグノーとサン=サーンスのアリアで深く陰影豊かな歌唱を披露。ダフニスとクロエ第2組曲やボレロなど管弦楽曲ではネゼ=セガンとウィーンフィルの緻密な演奏を堪能できる。屋外なので残響は短めだが、各セクションのバランスは良好でディテール描写もきめが細かい。第2組曲の独奏フルートの立体的な音像やティンパニの鮮烈なアタックなど、セッション録音と間違えそうな精度の高さがある。
(FLAC 96/24にて試聴)
総合点
9.2点
低域の伸び9.2点
高域の伸び9.3点
セパレーション9.4点
ディテール9.3点
透明感9.2点
空気感9.2点
質感9.3点
静寂感9.1点
残響
奥行き
音像
アタック