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レビュー
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
The Astonishing
Dream Theater ロック 無 FLAC96kHz/24bit
レーベル：Roadrunner Records 配信サイト：e-onkyo music
■高橋敦レビュー
「The Progressive Metal」な彼らの新作は全34曲、CDでは2枚組の大作。配信では全トラック一連だが本来は「ACT I」「〜 II」と区切られているのでファイル再生時にもそこは意識し、別ディスク扱いでタグ整理することを推奨したい。今回は音より先に物語の舞台や登場人物が公開されたような完全なコンセプトアルバムであり、物語の流れや区切りも特に重要なのだ。サウンド的にはオーケストラやコーラスの活躍もあり、厚みや温かみが豊か。また従来はシンセサイザーの役割となっていたところをオーケストラが受け持つ場面が増えたおかげか、よりシンセらしいキーボードらしいフレーズの場面も印象に残る。いわゆる録音の良さについても高度。情報量の多すぎるアレンジと演奏を巧く配置する音楽性同様、ミックス等も緻密に構築。細かなフレーズやストリングスなどでは空間を広く使うが、ベーシックな部分にはメタルとしての密度感もしっかり確保してある。
総合点
9.3点
低域の伸び9.2点
高域の伸び9.2点
セパレーション9.3点
ディテール9.2点
透明感9.2点
空気感9.1点
質感9.2点
静寂感9.2点
残響
奥行き
音像
アタック
