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レビュー
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
NANASE AIKAWA BEST ALBUM “ROCK or DIE”
相川七瀬 ポップス 無 FLAC WAV48kHz/24bit
レーベル:motorod 配信サイト:e-onkyo music
■高橋敦レビュー
相川七瀬さんのベストアルバムのハイレゾ版。彼女がデビューした1995年の前後は「ガールポップ」という言葉に象徴される女性シンガーが多く登場し人気だった。そこにポップスではなくハードなロックの色、しかも明るくはなく少しダークでビターなそれを打ち出して登場した彼女の音楽やビジュアルは、当時に強い印象を与えたと思う。その音楽性や当時の音作りからして「ハイレゾである必要性」みたいなものが特段にあるわけではないとは思う。しかし「全てのトラックにオリジナルのマスター音源を使用してハイレゾ用にリマスタリング」という、手抜きなしの音源を出してきてくれた。ハイレゾ云々とは別に「最新のリマスター」というだけでも意義はある。この作品も含めて90年代ポップスのリマスターハイレゾは意外と厚みがあったり、でも改めてやっぱり楽器やエフェクターの荒さやエッジ感が90年代っぽかったりと面白味がある。リアルタイムだった方は特に楽しめるだろう。
総合点
9.0点
低域の伸び9.1点
高域の伸び9.0点
セパレーション9.0点
ディテール9.0点
透明感9.0点
空気感9.0点
質感9.1点
静寂感9.0点
残響
奥行き
音像
アタック