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レビュー
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
Burn
Deep Purple ロック 無 FLAC96kHz/24bit
レーベル:Warner Bros. 配信サイト:e-onkyo music
■高橋敦レビュー
デイヴィッド・カヴァデール氏とグレン・ヒューズ氏が加入し、ブラックモア氏もまだ残留しているという時期に残された作品のひとつ。同時にハイレゾ配信開始された自作とは甲乙付けがたいが、表題曲「Burn」の問答無用のキャッチーさとギターサウンドの秀逸さでまずはこちらとおすすめしておく。
そのギターサウンドだが、リフの太い芯と噛み付くエッジ感も素晴らしいが、やはり特にギターソロの音色がすごい。ミュートピッキングを絡めた入りのフレーズからキレが尋常ではない。現在の感覚でいうとクリア、は言い過ぎかもだがハイゲインではない音色によってピッキングのニュアンスが生き生きとしており、それがフレーズのスピード感を強烈にしている。
オルガンの渦巻くような音色も厚みがあり豊か。ドラムスはその場ではもっと鳴り響いていたのだろうが、当時の録音の傾向からすれば悪くはない。ベースの定位が右に寄っていて音像も明瞭でないのが残念だが、全体としては十分に満足できるクオリティだ。
総合点
9.2点
低域の伸び9.1点
高域の伸び9.1点
セパレーション9.2点
ディテール9.1点
透明感9.1点
空気感9.2点
質感9.2点
静寂感9.1点
残響
奥行き
音像
アタック