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レビュー
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
ヴィヴァルディ：ヴァイオリン協奏曲集「四季」
ブリツィ、イ・ソリスティ・ディ・ペルージャ クラシック 無 FLAC Apple Lossless192kHz/24bit 48kHz/24bit
レーベル：カメラータ・トウキョウ 配信サイト：KRIPTON HQM STORE
■山之内 正レビュー
コーデックにMQAを使うと、サンプリング周波数の高い音源ほどデータの圧縮率が高くなる。今回試聴した96kHz音源の場合、FLACに比べ約57％に縮小されているが、演奏のディテールはオリジナルと変わらず、豊かに倍音が乗った陰影のある音色をひきだすことができた。ヴァイオリンは高音域に柔らかさをたたえ、ヴィオラとチェロは音が出る瞬間と余韻が消える間際のニュアンスを精度高く再現する。低音の厚いオルガンとヴァイオリンの鋭い装飾音符の対比はFLAC音源以上に鮮やかだ。ちなみにBDには192kHzと96kHzが収録されていたので、リリース時は192kHzマスターを使用する可能性が高く、その場合はデータの圧縮率はさらに向上する。
総合点
9.4点
低域の伸び9.5点
高域の伸び9.3点
セパレーション9.3点
ディテール9.3点
透明感9.4点
空気感9.4点
質感9.4点
静寂感9.4点
残響
奥行き
音像
アタック
