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レビュー
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番&第2番
アリサ・ワイラースタイン(チェロ)、パブロ・エラス=カサド指揮バイエルン放送交響楽団 クラシック 無 FLAC96kHz/24bit
レーベル:DECCA 配信サイト:その他
■山之内 正レビュー
いま最も注目を浴びているチェリストの一人、ワイラースタインがショスタコーヴィチの難曲に取り組んだ話題の録音。第1番と第2番どちらも振幅の大きさが半端ではなく、静と動の対比や緩徐楽章のエモーショナルな表現の深さなど、聴きどころがたくさんある。フレージングや表情の歌い込みがていねいなので、ショスタコーヴィチの作品に潜む叙情性も見事に表出していることに注目したい。音色の幅が広い独奏チェロに加えて、オーケストラの澄んだ音色を見事に引き出した録音も高水準。パーカッションの鋭い立ち上がりはハイレゾ音源ならでは。
総合点
9.3点
低域の伸び9.4点
高域の伸び9.3点
セパレーション9.4点
ディテール9.3点
透明感9.3点
空気感9.4点
質感9.3点
静寂感9.3点
残響
奥行き
音像
アタック