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レビュー
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第1番、パルティータ第2番、第3番
エンリコ・オノフリ クラシック 無 FLAC DSD(2.8MHz)176.4kHz/24bit
レーベル:Anchor Records 配信サイト:e-onkyo music
■山之内 正レビュー
エンリコ・オノフリの演奏は、CDなどで聴き慣れた他のヴァイオリニストの演奏とはかけ離れているが、音楽の流れや呼吸が自然で、自由なフレージングがもたらす勢いや力強さに非凡な音楽性が秘められている。バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタとパルティータから選んだ今回の3作品でも舞曲の要素を際立たせつつ、これまで気付きにくかったリズムの形まで鮮明に浮かび上がらせ、聴き手の感性を強く刺激する。ステレオ録音とは思えないほど余韻が豊かに広がる鮮度の高い録音で、聴き手を包み込む柔らかい空間が心地よい。
(DSD2.8MHzで試聴)
総合点
9.4点
低域の伸び9.2点
高域の伸び9.4点
セパレーション9.3点
ディテール9.4点
透明感9.4点
空気感9.4点
質感9.4点
静寂感9.4点
残響
奥行き
音像
アタック