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レビュー
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
Drunk
Thundercat その他 無 FLAC WAV44.1kHz/24bit
レーベル：Brainfeeder 配信サイト：e-onkyo music
■高橋 敦レビュー
ベーシストとしてもプロデューサーとしても活躍するステファン・ブルーナー氏のソロプロジェクト名義での作品。テクニカルな速弾きフレーズが炸裂するインスト曲が来たと思いきや一転してソウルフルなボーカル曲に移行、浮遊感を生み出すエレクトロサウンドも多用されており、どういうジャンルの作品とは言い難い。ただおおよその傾向として、ドラムスは打ち込みやサンプリングによる起伏や揺れの少ないビートの曲が多い。そこに乗せる本人のベースのフレージングや演奏ニュアンス次第で曲のビートやグルーブをコントロールしやすいのではないかと思う。実際、アルバムを通してリズムに退屈さを覚えることはない。サウンドの感触としては現代的なオーガニックさというか、基本的には極めてクリアでありつつ心地よい暖かさや雑味も残してあり、曲によっては意図的なノイズによって雑味までも作り込まれている。緻密だ。
（44.1kHz/24bit FLACで試聴）
総合点
9.2点
低域の伸び9.2点
高域の伸び9.2点
セパレーション9.2点
ディテール9.2点
透明感9.2点
空気感9.1点
質感9.2点
静寂感9.3点
残響
奥行き
音像
アタック
