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レビュー
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番&第2番
リサ・バティアシュヴィリ、ネゼ=セガン指揮ヨーロッパ室内管弦楽団 クラシック 無 FLAC96kHz/24bit
レーベル:Deutsche Grammophon 配信サイト:e-onkyo music
■山之内 正レビュー
「こんなプロコフィエフの演奏を聴きたかった」と思わず膝を打つような快演である。バティアシュヴィリの独奏はリズムと音色を高精度にコントロールしつつ、オーケストラとのフレーズのやり取りやバランスの調整をつねに意識し、そしてエモーショナルな描写にも大胆に踏み込む。それこそ非の打ちどころのない独奏に応えるようにネゼ=セガン率いるヨーロッパ室内管弦楽団がダイナミズムあふれる演奏を繰り広げる。空気の絶対量が大きい低音と、超高域成分を豊富に含む高音域の対比が鮮やかな優秀録音である。
総合点
9.4点
低域の伸び9.4点
高域の伸び9.5点
セパレーション9.3点
ディテール9.3点
透明感9.5点
空気感9.5点
質感9.4点
静寂感9.4点
残響
奥行き
音像
アタック