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レビュー
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
Attune / Detune
MONDO GROSSO その他 無 FLAC WAV88.2kHz/24bit
レーベル:cutting edge 配信サイト:e-onkyo music
■高橋 敦レビュー
満島ひかりさんを迎えての「ラビリンス」を筆頭に、様々なボーカリストとのコラボレーションでも話題をよんだ前作「何度でも新しく生まれる」に引き続き、全編コラボレーションでさらに新たな可能性を探るニューアルバム。制作手法はおそらく現代的なものだろうし、実際の音の感触もコンテンポラリーなのだが、なぜかノスタルジックな気持ちにもさせてくる作品でもある。今回リードトラック的な役割を担うのは、BiSHのアイナ・ジ・エンドさんを迎えた「偽りのシンパシー」。ハイハットシンバルの金属の質感を強く出してアクセントにした上で、それを左右にパンして動かすなど、細かな音作りも印象的だ。また全編、アコースティックで開放的な空間性とは真逆の、エレクトリックで密室的、そしてダークな空間表現も聴きどころ。
(88.2kHz/24bit FLACで試聴)
総合点
9.2点
低域の伸び9.2点
高域の伸び9.2点
セパレーション9.2点
ディテール9.2点
透明感9.2点
空気感9.1点
質感9.2点
静寂感9.3点
残響
奥行き
音像
アタック