優秀録音ハイレゾ音源レビュー

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ショスタコーヴィチ:交響曲第8番

インバル指揮東京都交響楽団 クラシック FLAC WAV DSD(2.8MHz)
192kHz/24bit 96kHz/24bit
レーベル:EXTON 配信サイト:e-onkyo music

■山之内 正レビュー
SACDでは既発売の音源だが、PCMとDSDでハイレゾ音源が登場したのであらためて聴いてみた。今回はDSD2.8MHzで試聴したが、オーケストラ全体が発するエネルギーがいつもより強く聴こえるほどのスケールの大きさと瞬発力の強さがあり、録音クオリティの高さをあらためて思い知らされた。演奏の集中力の高さもCDに比べてダイレクトに伝わり、SACDに匹敵する力強さもそなわる。ディスクとハイレゾ音源どちらを選ぶか迷うところだが、グレードの高いSACD再生環境が手元にないなら、後者を選ぶことでこの録音の真の価値に迫ることができる。
(DSD 2.8MHz で試聴)

総合点 9.5
低域の伸び9.5点 高域の伸び9.5点 セパレーション9.4点 ディテール9.5点 透明感9.4点 空気感9.5点 質感9.4点 静寂感9.3点 残響 奥行き 音像 アタック