優秀録音ハイレゾ音源レビュー

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R.シュトラウス:ツァラトゥストラはかく語りき他

ウラディーミル・ユロフスキ指揮ベルリン放送交響楽団 クラシック FLAC WAV
96kHz/24bit
レーベル:PENTATONE 配信サイト:e-onkyo music

■山之内 正レビュー
複数の優れた団体がしのぎを削るベルリンのオーケストラのなかでもベルリン放送響は市民から一目置かれる存在だ。そこに幅広いジャンルで高い評価を積み重ねてきたユロフスキが芸術監督として就任し、さらに注目が高まりつつある。同オケとのPentatoneレーベル第2弾としてツァラトゥストラとマーラーの管弦楽作品を選んだことからも、ユロフスキが同オーケストラに強い期待を寄せていることがうかがえるが、録音からはその期待に応える団員たちのパッションが実感でき、起伏が豊かでスケールの大きな音楽が聴き手を圧倒する。録音会場としてもおなじみのRBBのホールから豊かな響きを引き出した優秀録音。オルガンは別録りだが違和感はない。
(96kHz/24bit FLACで試聴)

総合点 9.3
低域の伸び9.4点 高域の伸び9.3点 セパレーション9.2点 ディテール9.3点 透明感9.2点 空気感9.4点 質感9.4点 静寂感9.3点 残響 奥行き 音像 アタック