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レビュー
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
チャイコフスキー:交響曲第6番《悲愴》
指揮:キリル・ペトレンコ、演奏:ベルリンフィル クラシック 無 FLAC WAV192kHz/24bit
レーベル:ベルリン・フィル・レコーディングス 配信サイト:その他
■山之内 正レビュー
キリル・ペトレンコがベルリンフィルの首席指揮者に選ばれた後に同オーケストラに客演した最初のプログラムがチャイコフスキー《悲愴》であった。その演奏会(2017年3月)をライヴ収録した音源がハイレゾでも発売されたので、192kHz/24bitのファイルを聴いてみた。パッケージ版のSACDと同様、演奏当日の緊張の高さが伝わる臨場感豊かなサウンドをとらえている。精緻なリハーサルを経て集中度を極限まで高めつつ、本番ではそれを一気に開放することで圧倒的な高揚感を引き出す。ペトレンコの独自性をうかがえる貴重な録音だ。
総合点
9.3点
低域の伸び9.4点
高域の伸び9.3点
セパレーション9.3点
ディテール9.4点
透明感9.2点
空気感9.4点
質感9.3点
静寂感9.3点
残響
奥行き
音像
アタック