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レビュー
優秀録音ハイレゾ音源レビュー
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」&第7番
指揮:アンドルー・マンゼ、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団 クラシック 無 FLAC48kHz/24bit
レーベル:PENTATONE 配信サイト:e-onkyo music
■山之内 正レビュー
マンゼとハノーファーNDRフィルの録音といえば、瑞々しさと透明感をたたえたメンデルスゾーンの交響曲全集が記憶に新しい。その後モーツァルトの交響曲でも冴え渡る響きを聴かせ、ファンを増やした。その勢いのなかで2019年前半に録音されたのが今回のベートーヴェンで、記念イヤーにふさわしい新鮮な響きを味わうことができる。過激な表現や余分な重さとは距離を置き、見通しがよく澄んだ響きでベートーヴェンのハーモニーの美しさを印象付ける好演で、演奏の意図を支える空間性豊かな録音は今回もきわめて水準が高い。
(FLAC 48/24にて試聴)
総合点
9.5点
低域の伸び9.5点
高域の伸び9.5点
セパレーション9.4点
ディテール9.4点
透明感9.5点
空気感9.5点
質感9.5点
静寂感9.4点
残響
奥行き
音像
アタック