プレミアムヘッドホンガイド 2013 WINTER

プレミアムヘッドホンガイド 2013 WINTER page 50/120

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50 PREMIUM HEADPHONE GUIDE マクセルが本気だ。というのも、オーディオにおけるマクセルブランドのアイデンティティを示すシンボルマーク「m」を立ち上げたからだ。「m」には、マクセルの音にまつわる財産を活用し....

50 PREMIUM HEADPHONE GUIDE マクセルが本気だ。というのも、オーディオにおけるマクセルブランドのアイデンティティを示すシンボルマーク「m」を立ち上げたからだ。「m」には、マクセルの音にまつわる財産を活用し、これからのオーディオを、かつてのように、いやそれ以上に牽引してゆく、という想いが込められている。その第1弾として姿を現したのが、イヤホン2モデルだ。ともに、金管楽器のホーンをイメージしたアルミのボディ。一見、やや大きく見えるが、本体自体が軽く、また重量バランスもよいため、フィット感は思いのほか上々である。そして、最大の特長は、その中にドライバーが2基搭載されていることだ。 アルミの削り出しボディをまとい、精悍なルックスのM X H -DBA700は、高域用にバランスド・アーマチュア・ドライバーを耳に近い位置に搭載。さらにもう1基、中低域用のダイナミック・ドライバーを斜め後方に配置している。サウンドは、やはりそれぞれのドライバーのポテンシャルが程よく引き出されている。ボーカルやピアドライバーを2基搭載する先進の技術が「m」の幕開けを飾る!ハイブリッド・ドライバーが録音現場の空気をも再現!1966年に日本初のカセットテープを発売するなど、マクセルは長い音の歴史をもつ会社。そんなマクセルから、飽くなき「音」へのこだわりを表す新しいシンボルマーク「m」が誕生。この「m」マークを配した第1弾「MXH-DBA700」と「MXH-DD600」は、最先端技術満載のプレミアムヘッドホンなのだ。原音主義の“マクセル”にノ、ギターの高域は爽やかで、伸びも十分だ。一方で低域は深みがあるが、こもった感じにならない。音場も豊かだ。たとえば、ピアノは音にしっかりとした芯を感じさせながら、録音現場の空気をも感じさせる。鍵盤を抑えた瞬間から、やがて音が左右にひろがってゆく様子が伝わってくるのだ。 赤と黒の2色展開で、マットなトーンが高級感を演出するMXHDD600は、直径6mmのダイナミック・ドライバーを中高域用に採用。低域用には直径8mmのダイナミック・ドライバーを6mmドライバーの後方に配置している。2つのダイナミック型の組み合わせゆえに、迫力のみを目指したものかと予想していた。しかし、実際には、もちろん迫力は感じられるものの、サクサクと機敏なサウンドに心を引かれた。ドラムスは歯切れがよいため、音楽全体にしっかりとしたグルーヴが生まれている。また、ギターやピアノの高域にはハリやきらめきも感じられる。サウンドもデザインも高品位なこれら2モデルが、「m」時代の幕開けを飾ってゆく。(中林直樹)MXH-DBA700\OPENMaxellSPEC ●型式:バランスド・アーマチュア型+ダイナミック型のハイブリッド・ドライバー ●再生周波数帯域:20?20,000Hz ●インピーダンス:16Ω ●ケーブルの長さ:約1.2m(Y型) ●質量:約17g(コード含む) ●付属品:抗菌イヤーピース(SS/S/M/L)MXH-DBA700の周波数特性グラフイメージハイブリッド・ドライバーの配置図ダイナミック・ドライバーバランスド・アーマチュアお問い合わせ:マクセルお客様ご相談センター ?03-5213-3525 http://www.maxell.co.jp/ 提供/日立マクセル株式会社