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『I Love...』辛島文雄

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『I Love...』辛島文雄

OGAG-001
Phile-web販売価格¥5,000(送料別、税抜)

レギュラーウェイトヴィニール
見開きセミダブルジャケット仕様
発売元/販売元 株式会社音元出版

※クレジットカードもしくは代引にてお求めの方はこちらの販売ページにて、銀行振り込みをご希望の方はメールもしくはお電話にて(03-3255-4473)お問い合わせください。

レコードを始めとした「アナログ感覚」をテーマとして、創刊50号を迎えたオーディオ誌『季刊・アナログ』誌。
そして1965年に創業し、実に50年にわたり日本のジャズシーンを牽引し続けてきたジャズ・ライヴハウス『新宿PIT INN』。この度、これまでもさまざまなコラボレーションを行ってきた両者の「50」を記念したプロジェクトとして、アナログレコードを発売いたしました。

本作に収録される楽曲は、辛島文雄がライフワークとする若手ミュージシャンとのトリオによる「ミスターJ.H.」と「フー・ケアーズ」、そして2本のサックスを交えたクインテットによる「サマータイム」。そして、辛島文雄の最高傑作として名高いピアノ・ソロ・アルバム「エブリシング・アイ・ラヴ」からの2曲と、同日に収録された初収録楽曲となる「ドルフィン」をB面に収めました。録音エンジニアを務めたのは、ピットインミュージックの菊地明紀氏。長年にわたり辛島の演奏に携わり続けた同氏によって、最先端技術を活用したレコーディング/ミックスが行われています。

電光石火というにふさわしい辛島と若手とのぶつかり合いによるスリリングな演奏。そして、ピアニストとしての辛島の想いの全てが収められたプレイ。このふたつの辛島の姿が本作には収められています。

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収録されるのは、日本を代表するジャズ・ピアニスト、辛島文雄の演奏(Photo by 君嶋寛慶)

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LP化にあたってのマスタリング/カッティングはJVCマスタリングセンターの名匠、小鐡徹氏(Photo by 君嶋寛慶)

そんなまさに阿吽の呼吸で収録された辛島の演奏を、アナログ盤へ刻んだのは日本レコード界が誇る名匠、小鐵 徹氏。
これまで数々の名盤を手がけ、世界的にも高い評価を受ける小鐵氏のポリシーは「音楽を聴いて“かっこいい”と思えるものでなければならない」というもの。ハイファイ性の追求はもちろんのこと、収録される音源に込められた音楽のポテンシャルを存分に伝えるためのマスタリング/カッティングが『アイ・ラヴ…』でも行われています。

マスタリングはJVCマスタリングセンターにて、小鐵氏が普段から愛用するカスタム機材を使用しながらいくつものテイクを制作し、吟味。最も辛島文雄の想いを表現できるテイクをラッカー盤へと落とし込みました。

さらに今回のレコード制作にあたり、見開きコーティング仕様によるジャケットや、田中伊佐資氏によるライナーノーツ、そして東洋化成によるこだわりのプレスなど、本作はレコードという「モノ」としての質感にもこだわりました。
音楽ファンにとって、レコードは特別なものです。特に、大きなジャケットやライナーノーツ、そしてターンテーブルに載せた時のレコード盤の佇まいは、音楽を聴く喜びをより大きなものとしてくれます。

そんなこだわりをふんだんに盛り込んだ本作から聴ける、いまなお表現力を追い求める辛島の演奏はまさに圧巻のひと言です。
本作に秘められた辛島の『ラヴ(=感謝)』の思いを、ぜひアナログレコードでご体感ください。

【収録楽曲】
A-1. ミスター・J.H.(辛島文雄)
本作一曲目を飾るのは、現在辛島が活動を共にする楠井五月(ベース)と小松伸之(ドラムス)のトリオ編成による疾走感溢れるナンバー。アコースティックを大切にする辛島にしては珍しい、シンセサイザーやエレキベースなどエレクトリックな要素を盛り込んだ楽曲である。辛島のテクニックが光るプレイはもちろんのこと、二人の若手ジャズメンが支える勢いあるリズムは、まさに電光石火というにふさわしいものだ。

A-2. フー・ケアーズ(ジョージ・ガーシュウィン)
辛島自身が愛聴曲というスタンダード・ナンバー。メンバーは「ミスター・J.H」と同じく楠井五月と小松伸之によるトリオ。こちらはピアノ・トリオの王道を行く演奏ではありながら、随所にモダンなアプローチを聴くことができるなど、現代の辛島文雄トリオらしいプレイが展開される。

A-3. サマータイム(ジョージ・ガーシュウィン)
辛島文雄トリオに加え、池田篤、岡崎正典による2本のサックスを加えたクインテット編成で演奏されるサマータイム。誰もが一度は耳にしたことがある楽曲を、辛島、楠井、小松によるトリオをバックに、アグレッシブなサックスが炸裂する。※新宿PIT INNでの他イヴレコーディング

B-1. レイト・オータム(辛島文雄)
全編ピアノソロとなるB面の冒頭を飾るのは、辛島のオリジナル楽曲。どこか儚げな雰囲気を漂わせる演奏は、タイトルの晩秋と重なるもの。ピアノという楽器が持つ多彩な表情を巧みに使い分けたプレイは、辛島の真骨頂ともいえるもの

B-2. 愚かなりしわが心(ジョージ・ガーシュウィン)
ジャズ・スタンダードのなかでも定番中の定番となる楽曲。辛島のピアノソロは、実にロマンチックかつドラマティック。恋をテーマとした美しいメロディラインを辛島ならではの解釈による演奏は、楽曲の完成度ともにピアニストとしてのセンスも存分に感じさせるものとなっている

B-3. ドルフィン(ルイス・エサ)
本作が初音源化となるブラジルの音楽家、ルイス・エサの楽曲のカヴァー。ひとつの楽曲のなかで緩急を自在に使い分け、時にメロディアスに、時にパーカッシヴにとさまざまな表情を見せる演奏は、まさに現時点の辛島の集大成ともいえるものだ

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