公開日 2002/06/13 12:12
必聴! 自衛隊の迫力の音が聴ける、CD付属本
迫力の音が堪能できるCD。オーディオファンならずとも、必聴アイテムだ |
平成10年度に開催された午前と午後の部から、その迫力のハイライトシーンの音声を総計40分あまりに凝縮して収録したCDを、陸幕 ( 陸上自衛隊幕僚監部 ) の特別許可を得て付属させたのが、季刊オーディオアクセサリー別冊『 不思議の国の長岡鉄男 2 』だ。
その内容は、陸上自衛隊に加え、航空自衛隊の戦闘機やヘリが飛び交い、迫撃砲などがつぎつぎと炸裂、敵軍の上陸を想定した戦闘シーンを含めて構成されている。付属のCDは、現地収録ならではの迫力あふれるサウンドを収めた貴重な記録となっている。
収録場所は観覧席で、良質な再生システムを使って聴けば、飛来する戦闘機の動きや着弾する方角、現実音の再生能力のチェックなどを確認することができる。この種のCDソフトには「日本の自衛隊」があるが現在完売しており、なかなか耳にすることのできない現実音のドキュメントCDとして、オーディオファンはもとより、自衛隊ファン、航空・戦闘機ファン、兵器ファンにもぜひ聴いてもらいたい内容である。
この演習以外のCD収録部分には、オーディオ評論家として活躍された長岡鉄男氏が、オーディオをよりよく楽しむコツを分かりやすく解説した講演の音声を収録している。
本の方は、その長岡鉄男氏が生前、季刊オーディオアクセサリー誌などに執筆したオーディオの記事を再編集し、さらに新たな記事 ( 新規製作ものを含む ) を加えて集大成したものとなっている。入門者からベテランファンまで人気の高かった長岡鉄男氏。オーディオに詳しくない人でも、ソフトからハードまで、十分楽しんで読める内容となっている。
『 不思議の国の長岡鉄男 2 』は、CD込みで \2,000 。これはぜひ手元に一枚置いておきたいディスクと雑誌である。入手は、このホームページの購入フォーム、もしくはお近くの書店にて。
(季刊・オーディオアクセサリー編集部)
●なお、本年度の総合火力演習の観覧希望者は、応募要領が近日中に案内されることとなっているので、下記のホームページをチェックしてほしい。このホームページには、CDに収録した自衛隊の演習シーンや登場装備品などの写真集も掲載されている。すでにこのCDを耳にした人も、ぜひその現場写真ということで見てはいかがだろう。
<富士総合火力演習の規模等>
演習実施部隊 : 富士教導団及び協力部隊
人員 : 約1、700名
主要装備品等 : 戦車・装甲車 約60両
各種火砲 : 約70門
航空機 : 約30機
その他の車両 : 約180両