公開日 2002/09/21 16:55
【インターナショナル】山之内 正のショウレポート〜エレクトリ編〜
ATCのSCM100sl/IIをS.S.T.のアンプジラ2000で駆動。右はマッキントッシュの注目新製品・ステレオプリアンプ「C46」 |
オーディオ主体の会場では、ATCのSCM100sl/II、マッキントッシュのXRT30と、注目すべきスピーカーを中心に据え、前者はアンプジラ、後者はマッキントッシュのアンプで駆動。アンプジラは、かつてSAE、GASなどで名アンプを作り上げたジェームス・ボンジョルノが設計した、フル差動バランス駆動のモノラルパワーアンプ2000の音を実際に聴くことができる。筐体は意外にコンパクトだが、手前半分は2000VAクラスのトランスを積んだ強力な電源部で構成されている。再生音はエネルギー密度が非常に高く、ボーカルはどの音域も痩せずに伸びやかに響きわたる。オーケストラのトゥッティは厚みと瞬発的な力強さがあり、たいへん説得力があった。(山之内 正)