ケーブルブランド探訪記（ＡＥＴ編　その１　ＧＡＩＡ　ＳＰ）

GAIA　SP　\75,000（２ｍペア）

●今回よりケーブルブランド探訪記はＡＥＴブランドのラインナップをご紹介する。ＡＥＴ(Audio Equipment Technologyの略)は1981年にHCP(Highend Cable Products)として設立。80年代後半に発表した、ハイエンドホースシリーズが注目を集め、2001年度より社名をＡＥＴと改め、高度な低温処理技術を取り入れたラインナップが人気となった。2002年度にはアモルファス合金を採用したGAIA、URシリーズなどが誕生し、オーディオ分野や映像分野でハイエンドケーブルとして高い評価を得ている。

　第１回目はスピーカーケーブルの最上位モデル「GAIA　SP」をご紹介する。同モデルは従来の導体と比べ、約40％もの断面積向上を果たし、更なる高密度、高情報化を実現した次世代の導体構造を採用。

　また、深刻化するノイズ事情に対応すべく、NTT-ATが開発した高機能シールド材「NBシールド」を採用。放射線すら遮蔽する高シールド性に加え、ノイズを自己ジュール熱変換し、内部、外部共に、完璧なノイズ対策が施され、特に最新デジタル機器に絶大な効果が期待できる。

　被覆にはMGNHポリマーを採用。ここに混入された微粉末のマグネシウムが有害電磁波や静電気を排除してくれる。なおこのMGNHポリマー素材は、鉛やダイオキシンなど、有害配合物を含まない21世紀の被覆材と呼ばれている。

　プロ分野でも信頼性、効果性が評価され、多くのプロジェクトで採用されている同モデルをぜひともお試しいただきたい。（季刊・オーディオアクセサリー編集部）