公開日 2012/01/30 17:10
グランドスラム・レコーズ、アナログ音源の復刻CD2タイトルを発売
トスカニーニとクナッパーツブッシュの2作品
グランドスラム・レコーズ(GRANDSLAM RECORDS)から、RCA初期のオリジナル・モノラルの2トラック・オープンリールを復刻した「トスカニーニのドヴォルザーク/新世界より」と、最上の保存状態のLPを復刻した「クナッパーツブッシュ・コンダクツ・ワーグナーII(トリスタンとイゾルデ)」の2タイトルのCDが発売となった。
グランドスラム・レコーズは、音楽評論家でもある平林直哉氏が主宰するレーベル。同レーベルは、SPやLP、オープンテープなどのアナログ音源を使った、クラシック系CDやCD-Rの復刻盤の制作を行っており、アナログ音源のデジタル化に際して音に手を加えず、そのままデジタル化する音の魅力で好評を得ている。
特に、アナログオープンリールによる市販のミュージックテープからの復刻は、『季刊・オーディオアクセサリー』誌や『季刊analog』誌でもレポートしているとおり、貴重なアナログ音源ならではの音の厚みや演奏の温度感などが収録され、通常のCDでは音が薄く遠く感じられるような部分を中心にメリットを発揮、その優れた音質が評価されている。今回発売の2タイトルの内容は以下の通り。
『ドヴォルザーク「新世界より」/メンデルスゾーン「イタリア」トスカニーニ/NBCso.』GS-2071(限定盤、オープン価格)は、トスカニーニの名演「新世界より」+「イタリア」を、かつてない芳醇な音で蘇らせた作品。モノラル音源だが、肉厚で芳醇な楽器がより実体感を伴い、演奏のダイナミズム、奥行き感や抑揚など、テープ音源ならではと思える優れた演奏を楽しむことができる。
・制作者より(平林直哉)
ドヴォルザークの「新世界より」はRCA初期のオリジナル・モノラルの2トラック・オープンリールを復刻の素材としました。いつも通り、わずかな微調整を除き、オリジナルの音を可能な限り忠実に再現しました。一方の「イタリア」はテープでの発売実績がないのでLPからの復刻となります。当初はRCAの初出LP、LM-1851を数種類入手して試してみましたが、思うような結果を得られませんでした。その後、試行錯誤をし、再生状態の良好なドイツRCA(1970年頃発売)のLPを復刻の素材として使用しました。
●タイトル:『ドヴォルザーク「新世界より」/メンデルスゾーン「イタリア」トスカニーニ/NBCso.』
●収録曲:(1)ドヴォルザーク/交響曲第9番ホ短調作品95「新世界より」、(2)メンデルスゾーン/交響曲第4番イ長調作品90「イタリア」
●指揮/演奏:アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)、NBC交響楽団
●録音:(1)1953年2月2日、(2)1954年2月28日、カーネギーホール
●使用音源:(1)RCA(U.S.A.)TC7オープンリールテープ、19センチ、2トラック)、(2)RCA(Grmany)AT101(LP)
●発売日:2011年12月28日
●品番:GS-2071
●レーベル:GrandSlam
『クナッパーツブッシュ・コンダクツ・ワーグナー2 クナッパーツブッシュ/VPO他』GS-2072(限定盤、オープン価格)は、ニルソンとの「トリスタン」を含む待望のLP復刻作品。アナログならではといえる、なめらかかつ力強く重厚な音質で、後世に残る名演の魅力を楽しむことができる。
・制作者より(平林直哉)
「クナッパーツブッシュ・コンダクツ・ワーグナー」(GS-2036)に続く第2弾です。ニルソンとの「トリスタンとイゾルデ」は、かねてから復刻の要望が多かったもので、今回それがようやく実現しました。また、時間の関係上、後半にはフラグスタートとのアリア等も収録しました。復刻に使用したLPはともに最上の保存状態のものを選択、一部ノイズを除去した以外は音質の補正等は一切行わずにCD化しました。
●収録曲:ワーグナー楽劇「トリスタンとイゾルデ」より(1)前奏曲(2)愛の死(3)第1幕第3場「イゾルデの物語と呪い」(4)ヴェーゼンドンクの歌、楽劇「ローエングリン」より(5)エルザの夢、楽劇「ワルキューレ」より(6)館の男たち(7)あなたこそ春です
●指揮/演奏:ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、(1)-(3)ビルギット・ニルソン(ソプラノ)、(3)グレース・ホフマン(メゾ・ソプラノ)、(5)-(7)キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
●録音:(1)-(3)1959年9月22-25日、(4)-(7)1956年5月13-15日、以上ウィーン、ゾフィエンザール
●使用音源:(1)-(3)Decca(U.K.)SXL2184、(4)-(7)Decca(U.K.)SDD212(以上、LP)ステレオ
●発売日:2012年1月14日
●品番:GS-2072
●レーベル:GrandSlam
グランドスラム・レコーズは、音楽評論家でもある平林直哉氏が主宰するレーベル。同レーベルは、SPやLP、オープンテープなどのアナログ音源を使った、クラシック系CDやCD-Rの復刻盤の制作を行っており、アナログ音源のデジタル化に際して音に手を加えず、そのままデジタル化する音の魅力で好評を得ている。
特に、アナログオープンリールによる市販のミュージックテープからの復刻は、『季刊・オーディオアクセサリー』誌や『季刊analog』誌でもレポートしているとおり、貴重なアナログ音源ならではの音の厚みや演奏の温度感などが収録され、通常のCDでは音が薄く遠く感じられるような部分を中心にメリットを発揮、その優れた音質が評価されている。今回発売の2タイトルの内容は以下の通り。
『ドヴォルザーク「新世界より」/メンデルスゾーン「イタリア」トスカニーニ/NBCso.』GS-2071(限定盤、オープン価格)は、トスカニーニの名演「新世界より」+「イタリア」を、かつてない芳醇な音で蘇らせた作品。モノラル音源だが、肉厚で芳醇な楽器がより実体感を伴い、演奏のダイナミズム、奥行き感や抑揚など、テープ音源ならではと思える優れた演奏を楽しむことができる。
・制作者より(平林直哉)
ドヴォルザークの「新世界より」はRCA初期のオリジナル・モノラルの2トラック・オープンリールを復刻の素材としました。いつも通り、わずかな微調整を除き、オリジナルの音を可能な限り忠実に再現しました。一方の「イタリア」はテープでの発売実績がないのでLPからの復刻となります。当初はRCAの初出LP、LM-1851を数種類入手して試してみましたが、思うような結果を得られませんでした。その後、試行錯誤をし、再生状態の良好なドイツRCA(1970年頃発売)のLPを復刻の素材として使用しました。
●タイトル:『ドヴォルザーク「新世界より」/メンデルスゾーン「イタリア」トスカニーニ/NBCso.』
●収録曲:(1)ドヴォルザーク/交響曲第9番ホ短調作品95「新世界より」、(2)メンデルスゾーン/交響曲第4番イ長調作品90「イタリア」
●指揮/演奏:アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)、NBC交響楽団
●録音:(1)1953年2月2日、(2)1954年2月28日、カーネギーホール
●使用音源:(1)RCA(U.S.A.)TC7オープンリールテープ、19センチ、2トラック)、(2)RCA(Grmany)AT101(LP)
●発売日:2011年12月28日
●品番:GS-2071
●レーベル:GrandSlam
『クナッパーツブッシュ・コンダクツ・ワーグナー2 クナッパーツブッシュ/VPO他』GS-2072(限定盤、オープン価格)は、ニルソンとの「トリスタン」を含む待望のLP復刻作品。アナログならではといえる、なめらかかつ力強く重厚な音質で、後世に残る名演の魅力を楽しむことができる。
・制作者より(平林直哉)
「クナッパーツブッシュ・コンダクツ・ワーグナー」(GS-2036)に続く第2弾です。ニルソンとの「トリスタンとイゾルデ」は、かねてから復刻の要望が多かったもので、今回それがようやく実現しました。また、時間の関係上、後半にはフラグスタートとのアリア等も収録しました。復刻に使用したLPはともに最上の保存状態のものを選択、一部ノイズを除去した以外は音質の補正等は一切行わずにCD化しました。
●収録曲:ワーグナー楽劇「トリスタンとイゾルデ」より(1)前奏曲(2)愛の死(3)第1幕第3場「イゾルデの物語と呪い」(4)ヴェーゼンドンクの歌、楽劇「ローエングリン」より(5)エルザの夢、楽劇「ワルキューレ」より(6)館の男たち(7)あなたこそ春です
●指揮/演奏:ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、(1)-(3)ビルギット・ニルソン(ソプラノ)、(3)グレース・ホフマン(メゾ・ソプラノ)、(5)-(7)キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
●録音:(1)-(3)1959年9月22-25日、(4)-(7)1956年5月13-15日、以上ウィーン、ゾフィエンザール
●使用音源:(1)-(3)Decca(U.K.)SXL2184、(4)-(7)Decca(U.K.)SDD212(以上、LP)ステレオ
●発売日:2012年1月14日
●品番:GS-2072
●レーベル:GrandSlam