公開日 2014/12/05 10:00
マランツ、ネットワークプレーヤー専用の新操作アプリ「Marantz Hi-Fi Remote」【試用レポ】
プレイリスト再生やシーク操作に対応
マランツは、同社のネットワークオーディオプレーヤーとネットワークCDレシーバーの操作が行えるHi-Fi機器専用の新リモコンアプリ「Marantz Hi-Fi Remote」iOS版を12月4日よりApp Storeで提供開始した。価格は無料。
なお、Android版は12月8日からGoogle Playで、Fire OS版は12月11日からAmazonアプリストアで提供を予定している。
Marantz Hi-Fi Remoteは、マランツ最新世代のHi-Fiネットワーク再生機専用の操作アプリ。現時点では、ネットワークオーディオプレーヤー「NA-11S1」「NA8005」とネットワークCDレシーバー「M-CR610」の操作に対応している。
これまでのマランツの操作アプリ「Marantz Remote App」は、Hi-FiコンポーネントとAVアンプ兼用だったが、本アプリはHi-Fiコンポーネント専用となる。現時点での対応モデルは上記3機種で、それ以外の過去のネットワーク再生対応モデルの操作には対応しない。なお、Marantz Remote AppはAVアンプ/従来機向けとして引き続き提供を継続する。
■タブレット版はキュー・ジャケ写・ライブラリを1画面で同時に表示できる
画面デザインも全面的に刷新。特にタブレット版では、横画面時にジャケット画像/楽曲・アーティスト名/キュー/ライブラリの4画面(一度にタブレット上に表示されるのは3画面)を表示して操作ができる新デザインを採用。画面を切り替えることなく、楽曲名やキュー、ジャケットなどを一目で確認できる。
■キュー(プレイリスト)再生に対応。使いやすさにも配慮
機能面での最大の特徴は、新たにキュー(プレイリスト作成)による再生機能を搭載したことだ。楽曲を選んでキューを作成し、順番に再生することができる。もちろんサーバー閲覧、再生・停止などの従来からのネットワーク再生の操作、各入力の切り替えなどもアプリから行える。
キューの作成や保存についても、使い勝手に配慮して様々な機能が盛り込まれている。リストから楽曲名をタップするとキューへ追加されるのだが、下の画像で赤丸印をつけたボタンから、タップによってキューに追加する位置を「すぐに再生」「次に再生」「キューを消去してすぐに再生」「キューの最後に追加」の4つからあらかじめ指定できるようになっている。
作成したキューは、消去や並び変えも可能。また、作成したキューを名前を付けて保存することもでき、プレイリストとして簡単に呼び出すことができる。さらに、ボタンひとつで全てのキューを消去することが可能だ。
このキュー機能を短時間ながら実際に操作してみたが、他社アプリと比較しても非常に使いやすいと感じた。アルバム単位で聴くのではなく、好みの楽曲を自分で選曲し、プレイリストを作って楽しむというネットワークオーディオならではの再生方法が非常に快適に行える。個人的には、タップでキューのどこに楽曲を追加するかを事前に選択できる機能が特に便利と感じた(記者は、曲名を長押ししてキューの追加位置を選ぶアプリの操作が苦手だ)。また、タッチ時のレスポンスも良く、サクサクと操作することができた。
■シークバーによる再生位置の移動に対応。音量調整や「お気に入り」機能も用意
シークバーによる再生位置の移動にも対応している(ただし組み合わせるDLNAサーバーにより使用できない場合もある)。DLNAサーバー内の音楽ファイルの検索、入力切り替え、インターネットラジオの選局、iPodアプリ内の音楽ライブラリをAirPlayでストリーミング再生する機能(iOSのみ)なども搭載する。
アプリから音量を調整することも可能。アンプを搭載するネットワークCDレシーバー「M-CR610」は当然だが、プレーヤーであるNA8005も、通常の固定出力を可変出力に変更して操作することができる。音質面では可変出力は不利になるとのことだが、離れたところから音量を絞りたいとき、“ながら聴き”しているときなどはアプリからボリューム操作できると助かるだろう。また、同社製の対応アンプをNA8005やNA-11S1とリモートコントロールケーブルで接続すれば、アプリからアンプの音量を調整できる。
前述のキューのほかにも「お気に入り」ボタンを用意。個別の楽曲、インターネットラジオ局をリストに登録して、すぐに呼び出せる。キューと併用して、気になった楽曲の一時的なメモなどに使うと便利そうだ。
フラグシップモデルながらNA8005より一世代前のモデルであるNA-11S1については、ごく一部ながら対応していない機能があるとのことだ。また、従来の「Marantz Remote App」は他社のネットワークプレーヤーも操作することができたが、今回の「Marantz Hi-Fi Remote」については「操作できるのは対応機器のみとなるはず」(同社)とのことだった。
なお、「その他」ボタンを押すと、接続されているネットワークプレーヤーの取扱説明書(ウェブ上に掲載されているもの)を表示できる。また、ネットワーク上に非対応のマランツの製品がある場合、「非対応モデル」として表示される。
その他、アラーム、ディマー、クロック表示、トーンコントロール、バランス調整、ソースダイレクト、オートスタンバイ、ボリュームリミット、オーディオ出力、フレンドリーネーム設定などの本体設定機能、リモートケーブルで接続した対応アンプ/CDプレーヤーの操作にも対応する(使用できる機能は製品によって異なる)。
なお、Android版は12月8日からGoogle Playで、Fire OS版は12月11日からAmazonアプリストアで提供を予定している。
Marantz Hi-Fi Remoteは、マランツ最新世代のHi-Fiネットワーク再生機専用の操作アプリ。現時点では、ネットワークオーディオプレーヤー「NA-11S1」「NA8005」とネットワークCDレシーバー「M-CR610」の操作に対応している。
これまでのマランツの操作アプリ「Marantz Remote App」は、Hi-FiコンポーネントとAVアンプ兼用だったが、本アプリはHi-Fiコンポーネント専用となる。現時点での対応モデルは上記3機種で、それ以外の過去のネットワーク再生対応モデルの操作には対応しない。なお、Marantz Remote AppはAVアンプ/従来機向けとして引き続き提供を継続する。
■タブレット版はキュー・ジャケ写・ライブラリを1画面で同時に表示できる
画面デザインも全面的に刷新。特にタブレット版では、横画面時にジャケット画像/楽曲・アーティスト名/キュー/ライブラリの4画面(一度にタブレット上に表示されるのは3画面)を表示して操作ができる新デザインを採用。画面を切り替えることなく、楽曲名やキュー、ジャケットなどを一目で確認できる。
■キュー(プレイリスト)再生に対応。使いやすさにも配慮
機能面での最大の特徴は、新たにキュー(プレイリスト作成)による再生機能を搭載したことだ。楽曲を選んでキューを作成し、順番に再生することができる。もちろんサーバー閲覧、再生・停止などの従来からのネットワーク再生の操作、各入力の切り替えなどもアプリから行える。
キューの作成や保存についても、使い勝手に配慮して様々な機能が盛り込まれている。リストから楽曲名をタップするとキューへ追加されるのだが、下の画像で赤丸印をつけたボタンから、タップによってキューに追加する位置を「すぐに再生」「次に再生」「キューを消去してすぐに再生」「キューの最後に追加」の4つからあらかじめ指定できるようになっている。
作成したキューは、消去や並び変えも可能。また、作成したキューを名前を付けて保存することもでき、プレイリストとして簡単に呼び出すことができる。さらに、ボタンひとつで全てのキューを消去することが可能だ。
このキュー機能を短時間ながら実際に操作してみたが、他社アプリと比較しても非常に使いやすいと感じた。アルバム単位で聴くのではなく、好みの楽曲を自分で選曲し、プレイリストを作って楽しむというネットワークオーディオならではの再生方法が非常に快適に行える。個人的には、タップでキューのどこに楽曲を追加するかを事前に選択できる機能が特に便利と感じた(記者は、曲名を長押ししてキューの追加位置を選ぶアプリの操作が苦手だ)。また、タッチ時のレスポンスも良く、サクサクと操作することができた。
■シークバーによる再生位置の移動に対応。音量調整や「お気に入り」機能も用意
シークバーによる再生位置の移動にも対応している(ただし組み合わせるDLNAサーバーにより使用できない場合もある)。DLNAサーバー内の音楽ファイルの検索、入力切り替え、インターネットラジオの選局、iPodアプリ内の音楽ライブラリをAirPlayでストリーミング再生する機能(iOSのみ)なども搭載する。
アプリから音量を調整することも可能。アンプを搭載するネットワークCDレシーバー「M-CR610」は当然だが、プレーヤーであるNA8005も、通常の固定出力を可変出力に変更して操作することができる。音質面では可変出力は不利になるとのことだが、離れたところから音量を絞りたいとき、“ながら聴き”しているときなどはアプリからボリューム操作できると助かるだろう。また、同社製の対応アンプをNA8005やNA-11S1とリモートコントロールケーブルで接続すれば、アプリからアンプの音量を調整できる。
前述のキューのほかにも「お気に入り」ボタンを用意。個別の楽曲、インターネットラジオ局をリストに登録して、すぐに呼び出せる。キューと併用して、気になった楽曲の一時的なメモなどに使うと便利そうだ。
フラグシップモデルながらNA8005より一世代前のモデルであるNA-11S1については、ごく一部ながら対応していない機能があるとのことだ。また、従来の「Marantz Remote App」は他社のネットワークプレーヤーも操作することができたが、今回の「Marantz Hi-Fi Remote」については「操作できるのは対応機器のみとなるはず」(同社)とのことだった。
なお、「その他」ボタンを押すと、接続されているネットワークプレーヤーの取扱説明書(ウェブ上に掲載されているもの)を表示できる。また、ネットワーク上に非対応のマランツの製品がある場合、「非対応モデル」として表示される。
その他、アラーム、ディマー、クロック表示、トーンコントロール、バランス調整、ソースダイレクト、オートスタンバイ、ボリュームリミット、オーディオ出力、フレンドリーネーム設定などの本体設定機能、リモートケーブルで接続した対応アンプ/CDプレーヤーの操作にも対応する(使用できる機能は製品によって異なる)。