• ブランド
    特設サイト
公開日 2016/07/13 12:28

オルトフォン、カートリッジ「SPU♯1」2機種を正式発表。価格は5.8万円から

1959年登場の銘機のサウンドを復刻
編集部:小澤貴信
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
オルトフォンジャパンは、ORTOFONのカートリッジ新製品として「SPU#1S」「SPU#1E」を7月14日より発売する。

・「SPU#1S」(丸針)  ¥58,000(税抜)
・「SPU#1E」(楕円針) ¥69,000(税抜)

SPU#1

裏側から見たところ

本機は5月に独ミュンヘンで開催されたHighEndにて発表され(関連ニュース)、国内では6月開催のアナログオーディオフェアで初公開された(関連ニュース)。今回の正式発表によって、発売日と価格が明らかになった。

オルトフォンの「SPU」は、1959年の発表以来、60年にわたってラインナップされている同社を代表するカートリッジ。当時の開発者であるロバート・グッドマンセンが手がけた本機のステレオMC構造は、現在のMCカートリッジのほとんどが手本にしていると言われている。

このSPUは、現在でもシリーズとして複数のモデルがラインナップされているが、ここに最新モデルとして登場するのが今回の「SPU#1」(SPUナンバーワン)となる。SPUシリーズとしては最も手頃な価格を実現したことも特長だ。

専用ケースに収納したところ

本機はかつての銘機「SPU」が備えていた“オールドサウンド”の再現にもっともこだわったとのことで、具体的には「図太いサウンド」「豊かな低域」などが挙げられている。

丸針を備えた「SPU#1S」(Spherical Stylus)と、楕円針を備えた「SPU#1E」(Elliptical Stylus)の2モデルを用意している。スタイラスチップの半径はSPU#1SがR18μm、SPU#1Eが8×18μmとなる。

カンチレバー素材はアルミニウム、カートリッジシェル素材は木粉および樹脂の複合素材となる。コイル線材にはOFCを採用する。

カートリッジ開発の責任者を務めるLeif Johannsen氏が本機を手がけた(独ミュンヘン「High End」でのインタビュー時の写真)」

なお「#1」という名前には、かつてのSPUファンに当時の印象そのままを伝えるという意味での“マイファーストSPU”と、まだSPUを使ったことのないオーディオファンにも使ってほしいという意味での“マイファーストSPU”という2つの意味が込められているという。

出力電圧(1kHz, 5cm/sec.)は0.18mV、チャンネルバランス(1kHz)は1.5dB以内、チャンネルセパレーション(1kHz)は20dB以上、チャンネルセパレーション(15 kHz)は10dB以上、周波数特性(±3dB)は20Hz~20.000Hz、トラッキングアビリティー(315Hz、水平)は65μm、水平コンプライアンスは10μm/mN。

針圧範囲は3.0~5.0g、適正針圧は4.0g、トラッキング角度は20度、内部インピーダンスは2Ω、推奨負荷インピーダンスは10Ω以上となる。質量は30g。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
製品スペックを見る
  • ジャンルカートリッジ
  • ブランドORTOFON
  • 型番SPU#1S
  • 発売日2016年7月14日
  • 価格¥58,000
【SPEC】●出力電圧:0.18mV(1kHz,5cm/sec.) ●チャンネルバランス:1.5dB以内(1kHz) ●チャンネルセパレーション:20dB以上(1kHz)、10dB以上(15 kHz) ●周波数特性:20Hz~20kHz(±3dB) ●トラッキングアビリティー:65μm(315Hz、水平) ●水平コンプライアンス:10μm/mN ●針圧範囲:3.0~5.0g ●適正針圧:4.0g ●トラッキング角度:20度 ●内部インピーダンス:2Ω ●推奨負荷インピーダンス:10Ω以上 ●質量:30g
  • ジャンルカートリッジ
  • ブランドORTOFON
  • 型番SPU#1E
  • 発売日2016年7月14日
  • 価格¥69,000
【SPEC】●出力電圧:0.18mV(1kHz,5cm/sec.) ●チャンネルバランス:1.5dB以内(1kHz) ●チャンネルセパレーション:20dB以上(1kHz)、10dB以上(15 kHz) ●周波数特性:20Hz~20kHz(±3dB) ●トラッキングアビリティー:65μm(315Hz、水平) ●水平コンプライアンス:10μm/mN ●針圧範囲:3.0~5.0g ●適正針圧:4.0g ●トラッキング角度:20度 ●内部インピーダンス:2Ω ●推奨負荷インピーダンス:10Ω以上 ●質量:30g
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 オンキヨー・カムバック!テレビの音も新鮮に、リビングオーディオ対応プリメイン「TX-8470」レビュー
2 iFi audio、“マスタリング”クオリティのDAC/ヘッドホンアンプ「iDSD Valkyrie」。K2HD搭載
3 高梨康治×オーディオテクニカ「ATH-R70xa」。劇伴音楽の第一人者が語る開放型モニターヘッドホンの魅力とは
4 リビングにも最適なマランツ「MODEL M1」がネットワークプレーヤーで半年ぶりに首位奪取<ハイファイオーディオ売れ筋ランキング2月>
5 名古屋だけ!ヤマハのフラグシップ「HiFi5000シリーズ」を常設するブランドショップでレコードを楽しむ
6 AirPods Max、ロスレスと超低遅延再生に対応。4月のiOS 18.4とUSB-C接続で
7 【こういうのでいいんだよ】イヤホンマニアも高評価。オーディオテクニカのUSB-C有線機「ATH-CKS330NC」が今売れている理由とは?
8 【ミニレビュー】手のひらサイズで効果抜群!LANケーブルに直列接続する「EE1」はQobuzにも効く
9 Netflix、HDR10+での映像配信を開始。25年中に全HDRコンテンツで提供へ
10 クーナル、リビングで効果を発揮するルームチューニングアイテムのユーザーを紹介
3/26 10:56 更新
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー196号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.196
オーディオアクセサリー大全2025~2026
特別増刊
オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX