公開日 2017/03/21 18:05
トップウイング、アクセサリーブランド「Telos Audio Design」取扱開始。CPU搭載アースノイズ低減器など
第1弾製品は5月発売予定
トップウイングサイバーサウンドグループは、アナログ関連の新製品および新ブランドの発表会を本日開催。オーディオアクセサリーを扱うブランド「Telos Audio Design」の輸入販売を開始することをアナウンスした。
Telos Audio Designは、2006年設立の台湾ブランド。すでにアメリカやカナダ、インド、中国など世界各国で販売しているが、この度日本での展開が決定した。発表会では第一弾モデルとなる「Ground Noise Reducer」と「Quantum Acoustics Diffuser」のほか、2017年度の発売を予定している多様なアクセサリー製品が披露された。
「Ground Noise Reducer」(以下、GNR)は、「単なる仮想アースではなく、中にCPUを搭載し、演算処理によりアクティブで電源のアースをコントロールする」というアースノイズ低減器。5月発売予定で、価格は予価で600,000円(税抜)。
アース線または専用線で、オーディオ機器のアース端子または空きの入力端子と接続して使用するもの。その効果として「専用の電源ラインを引いたのと同じ程の効果が得られる」と共に、「生み出されたアースの電位はオーディオのセットアップのみに使われるため、ノイズは完全に隔絶できる」としている。
Telos Audio Designでは、アース環境の現状として「オーディオ機器のセットアップにおいてはアース設備の効果の良し悪しがバックグラウンドノイズに影響を与えるが、オーディオ用途の要求を満たすアース設備を手に入れるのは、家庭用電源では難しい。また、家庭の電気機器からのノイズがアース設備の中性線を汚染することで干渉が生まれてしまう」と考えているという。
そしてオーディオグレードのアースボックスについても「パッシブのアースボックスは、オーディオ機器との間で変動する可能性のある電圧の差異を急速に安定化することができない」とし、GNRがアクティブであることの優位性を説明した。
Telos Audio Designの技術チームが独自の視点でオーディオ機器を分析した結果、「オーディオ機器は適正な内部電圧で動作するように電源トランスを使うため、それぞれの装置には電源からトランスまでの入力であるプライマリーサイドと、機器内のトランスから出力されて回路までの間となるセカンダリーサイドが存在する」という。
そのためGNRでは、「オーディオ機器をGNRのバインディングポストに接続することで基準値となる電圧を生成し、機器のシャーシやオーディオ回路、アース接続のためのアース用基準点の値を適正化する」とし、CPUを使ってアースの基準値となる高精度な電圧を計算して生成することを提案している。
つまり「高精度なデジタルクロックと同じような手法で、低歪みのアース基準電圧を生成、それぞれの装置に一貫した基準電圧を与える」というもので、「オーディオセットアップが単一のアース性能に基いて動作している場合は、信号の伝送は最低のインピーダンスで行われるため、極性のミスマッチやビットエラーに起因する伝送ロスを避けることができる」ともしている。
「Quantum Acoustics Diffuser」は、ACアダプターもしくは内蔵電池で動作するアクティブタイプのディフューザー。5月発売予定で、価格は予価で120,000円(税抜)。
その仕組みとしては、リスニング環境に自然電磁共振波を擬似的に生み出し、その純粋な波によって、電気機器の高周波電磁波の影響を抑制するというもの。
「ディフューザーは大きなものというイメージがあるかもしれないが、この製品はコンパクト。またパッシブではなくアクティブのディフューザーは世界でも稀」とし、実際に発表会ではスタッフがQuantum Acoustics Diffuserを手に持ち、その状態でオン/オフした場合の聴き比べが行われた。
電源タップに差し込んで使用するレゾネーター「MINI Quantum Resonator」、様々な場所に張ることで音質改善を図るステッカー「Quantum Sticker」、本体の上に乗せた機器の磁気を消去する消磁器「Quantum Magnetic Tuning」といった製品を予定しており、発売は準備が整ったものから順次行っていくという。なお、これら製品の価格は未定となる。
また、トップウイング提携製品として、Tien Audioのアナログターンテーブル「TT3」が発表された。発売は6月を目指しているという。トーンアーム込みで550,000円(税抜)。
TT3は、アウタープラッターを磁力で浮かせたフローティング方式を採用し、3モーターによるベルトドライブで駆動するターンテーブル。コントローラーは33/45/78の回転数に対応する。アームベースは増設可能で、全部で3本まで設置可能。SMEなど他社アームの設置も、ベース特注により対応する。
1モーターでは、支点がひとつになることから掛かる力がひとつではないと考えられる。3モーター方式ではトライマッチングさせ回転数を制御する方式で、ベルトは3点で磁力で浮かせたインナープラッターに触れている。
また付属するトーンアーム「VIROA(ヴァイローア)」は、アーム自体も別売りされ、別のターンテーブルにも取り付けられるということを想定しているという。
カートリッジ直付けとなるストレートアームだが、カートリッジの交換をトーンアーム本体ごと行うという思想がなされているという。トーンアームは一点支持で行われているため、上から指で掴むと簡単に取り外すことができる。「アーム部分だけを何本も用意しておき、ウエイトをカートリッジに合わせた状態で保管することで、都度調整が必要ない」としている。
Telos Audio Designは、2006年設立の台湾ブランド。すでにアメリカやカナダ、インド、中国など世界各国で販売しているが、この度日本での展開が決定した。発表会では第一弾モデルとなる「Ground Noise Reducer」と「Quantum Acoustics Diffuser」のほか、2017年度の発売を予定している多様なアクセサリー製品が披露された。
「Ground Noise Reducer」(以下、GNR)は、「単なる仮想アースではなく、中にCPUを搭載し、演算処理によりアクティブで電源のアースをコントロールする」というアースノイズ低減器。5月発売予定で、価格は予価で600,000円(税抜)。
アース線または専用線で、オーディオ機器のアース端子または空きの入力端子と接続して使用するもの。その効果として「専用の電源ラインを引いたのと同じ程の効果が得られる」と共に、「生み出されたアースの電位はオーディオのセットアップのみに使われるため、ノイズは完全に隔絶できる」としている。
Telos Audio Designでは、アース環境の現状として「オーディオ機器のセットアップにおいてはアース設備の効果の良し悪しがバックグラウンドノイズに影響を与えるが、オーディオ用途の要求を満たすアース設備を手に入れるのは、家庭用電源では難しい。また、家庭の電気機器からのノイズがアース設備の中性線を汚染することで干渉が生まれてしまう」と考えているという。
そしてオーディオグレードのアースボックスについても「パッシブのアースボックスは、オーディオ機器との間で変動する可能性のある電圧の差異を急速に安定化することができない」とし、GNRがアクティブであることの優位性を説明した。
Telos Audio Designの技術チームが独自の視点でオーディオ機器を分析した結果、「オーディオ機器は適正な内部電圧で動作するように電源トランスを使うため、それぞれの装置には電源からトランスまでの入力であるプライマリーサイドと、機器内のトランスから出力されて回路までの間となるセカンダリーサイドが存在する」という。
そのためGNRでは、「オーディオ機器をGNRのバインディングポストに接続することで基準値となる電圧を生成し、機器のシャーシやオーディオ回路、アース接続のためのアース用基準点の値を適正化する」とし、CPUを使ってアースの基準値となる高精度な電圧を計算して生成することを提案している。
つまり「高精度なデジタルクロックと同じような手法で、低歪みのアース基準電圧を生成、それぞれの装置に一貫した基準電圧を与える」というもので、「オーディオセットアップが単一のアース性能に基いて動作している場合は、信号の伝送は最低のインピーダンスで行われるため、極性のミスマッチやビットエラーに起因する伝送ロスを避けることができる」ともしている。
「Quantum Acoustics Diffuser」は、ACアダプターもしくは内蔵電池で動作するアクティブタイプのディフューザー。5月発売予定で、価格は予価で120,000円(税抜)。
その仕組みとしては、リスニング環境に自然電磁共振波を擬似的に生み出し、その純粋な波によって、電気機器の高周波電磁波の影響を抑制するというもの。
「ディフューザーは大きなものというイメージがあるかもしれないが、この製品はコンパクト。またパッシブではなくアクティブのディフューザーは世界でも稀」とし、実際に発表会ではスタッフがQuantum Acoustics Diffuserを手に持ち、その状態でオン/オフした場合の聴き比べが行われた。
電源タップに差し込んで使用するレゾネーター「MINI Quantum Resonator」、様々な場所に張ることで音質改善を図るステッカー「Quantum Sticker」、本体の上に乗せた機器の磁気を消去する消磁器「Quantum Magnetic Tuning」といった製品を予定しており、発売は準備が整ったものから順次行っていくという。なお、これら製品の価格は未定となる。
また、トップウイング提携製品として、Tien Audioのアナログターンテーブル「TT3」が発表された。発売は6月を目指しているという。トーンアーム込みで550,000円(税抜)。
TT3は、アウタープラッターを磁力で浮かせたフローティング方式を採用し、3モーターによるベルトドライブで駆動するターンテーブル。コントローラーは33/45/78の回転数に対応する。アームベースは増設可能で、全部で3本まで設置可能。SMEなど他社アームの設置も、ベース特注により対応する。
1モーターでは、支点がひとつになることから掛かる力がひとつではないと考えられる。3モーター方式ではトライマッチングさせ回転数を制御する方式で、ベルトは3点で磁力で浮かせたインナープラッターに触れている。
また付属するトーンアーム「VIROA(ヴァイローア)」は、アーム自体も別売りされ、別のターンテーブルにも取り付けられるということを想定しているという。
カートリッジ直付けとなるストレートアームだが、カートリッジの交換をトーンアーム本体ごと行うという思想がなされているという。トーンアームは一点支持で行われているため、上から指で掴むと簡単に取り外すことができる。「アーム部分だけを何本も用意しておき、ウエイトをカートリッジに合わせた状態で保管することで、都度調整が必要ない」としている。