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公開日 2021/11/05 21:06

<TIAS>ユキム、新ブランド「HOLBORNE」取扱発表/オルトフォン、“普及帯”ダイヤ針MCカートリッジ最速試聴

真空管「300B」は一般向け初披露
編集部:松永達矢
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「2021東京インターナショナルオーディオショウ(TIAS)」が、本日11月5日(金)-7日(日)にかけて東京国際フォーラムにて開催されている。本項ではユキム、オルトフォン、エレクトリブースの様子を紹介する。

ユキム

ユキムのブースでは、同社取り扱いブランドのさまざまな製品を多数用意している。2020年5月に取扱開始して以来、高い評価を得ているというAIRPULSEからは、アクティブスピーカーシリーズを一斉展示。他にもELACのスピーカーも用意されており、記者がブースに訪れた際には「VELA FS 408」の試聴体験会が実施されていた。

市場からも高評価を受けているというAIRPULSEのアクティブスピーカーシリーズが一斉に並ぶ

試聴会予定は定めていないが、スタッフに声をかければ状況によって試聴もできるという

スイスの時計職人であるミッハ・フーバ氏による会社「HiFiction」が擁するブランドのMCカートリッジも各種展開。GOLDENBERGの「Classic」「Maestro」「Brilliant」や、コイルボディまでを高強度セラミックで一体成型した、XQUISITEEMT(エクスクイジット)の「Xquisite CA」が展示されている。

また、今後ユキムからの発売を予定しているという、スイスのオーディオブランドHOLBORNEのプリメインアンプ「PASSION」を初公開。70W×2chの出力を備えている。価格は1,760,000円(税込)となる見込み。

TIASで初めて取扱開始を発表した、スイスのオーディオブランド・HOLBORNEのプリメインアンプ「PASSION」

そのほか、11月の中旬発売を予定するEarMenのフルバランス構成USB-DAC「Tradutto」や、アクセサリーブランド・YUKIMU SUPER AUDIO ACCESSORYのバキューム式レコードスタビライザー「CVS-1」などのデモンストレーションを実施。感染症対策の観点から試聴会のスケジュールや、講演会の予定は組んでいないが、来場されたユーザーに応じて試聴を受け付けているとのことだ。

米・EarMenのUSB-DAC「Tradutto」

オルトフォン

オルトフォンブースでは、先日発表されたばかりの無垢単結晶ダイアモンド・カンチレバーを採用するMCカートリッジ「Verismo(ヴェリズモ)」を展示。イベント開催中は各日12時と15時に試聴会を実施している。また、本試聴会で用いられるフォノイコライザーは「EQA-2000(仮称)」という試作機で、詳細は明らかにされていないが、来年の発売に向けて準備中としている。

MCカートリッジ「Verismo」は、これまでフラグシップモデルにのみ採用していた無垢単結晶ダイアモンド・カンチレバーを使用した点が特徴

試作品のフォノイコライザー「EQA-2000(仮称)」は、製品化に向けて現在開発を進めているという

エレクトリ

エレクトリは、前回同様日本音響エンジニアリングと共同ブースという形にて参加。McIntoshからは6月発売のSACDプレーヤー「MCD85」や、パワーアンプなどが多数用意されていたほか、PASS LABや、HEGEL、MERGINGといった同社取り扱いのハイエンドオーディオブランドが会場狭しと顔を揃えている。

McIntoshをはじめエレクトリ取扱のハイエンド・オーディオブランドが多数並ぶ

注目は、同社が輸入代理店を務め、トライオードが販売を実施するウェスタン・エレクトリックの真空管「300B」の実物展示。今回が一般ユーザー向けには初お披露目の機会となる。

ウェスタン・エレクトリックの真空管「300B」の実物が一般向けに初披露された

また、日本音響エンジニアリングが展開するAGS(柱状拡散体)によるルームチューニングアイテムも多数用意。ブースには、MAGICOの2ウェイブックシェルスピーカー「A1」が埋め込めるスペースを設けた特注品の展示や、ルームチューニングアイテムによる音響改善を体験できる比較試聴イベントが催され、来場者の関心を強く惹いていた。

日本音響エンジニアリングによる特注制作品がブース内に展示される

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