YG ACOUSTICS、マシュー･ウェブスター博士設計によるスピーカーの新シリーズ「Peaks」

アッカは、同社取り扱いブランドYG ACOUSTICSより、新シリーズとなるスピーカー「Peaksシリーズ」5機種を発売する。製品ラインナップおよび販売価格は下記の通り（すべて税込）。

・2ウェイブックシェルフ型
「CAIRN」：1,848,000円
※CAIRN専用スタンド（アルミ製）：324,500円
「TOR」：2,288,000円
※TOR専用スタンド（アルミ製）：324,500円

・2ウェイフロア型
「TALUS」：3,245,000円

・3ウェイフロア型
「ASCENT」：4,290,000円
「SUMMIT」：5,445,000円

YG ACOUSTICS社の新たな設計者、マシュー･ウェブスター博士（Dr. Matthew Webster）の設計によるスピーカー新シリーズ。「YG ACOUSTICS製スピーカーが誇る正確さと音楽性を、よりお求め易い価格で提供すること」を目標に開発されており、「それぞれが同価格帯での新たなリファレンスレベルと確信する」とアピールする。

Peaksシリーズ全モデルに独自の「ForgeCore トゥイーター」「BilletCore ドライバーユニット」を搭載。これらのユニットは、詳細なコンピュータ・モデリングに基づくプロファイルに合わせ、社内で精密加工される厚いアルミニウム製フロントバッフルに取り付けられている。

ドライバーユニットは複雑なシミュレーションと厳しい試聴によって最適化された「革新的なクロスオーバートポロジー」にて効率を最適化し、アンプとの幅広い互換性を確保しているという。このクロスオーバーネットワークは、振動対策としてメインエンクロージャー底部に配置された専用エンクロージャーに収められている。

密閉型の構造を採用するエンクロージャー部は、インチ厚の高密度レジンファイバーを採用。同社初となる木目仕上げは、ヨーロッパの経験豊かな工房にて、木製化粧板に厳密なトレランスの湾曲カーブ成型を施し、カスタムプレスによる成型/貼り込み作業を実施する。カラーリングにはフレーム・ローズウッドとバランス・オークの2種を用意する。

また、キャビネットの共振や反響を防ぐために、革新的なブレーシングと吸音材を用いていると説明している。

CAIRNは15cm径のBilletCoreを搭載する2ウェイブックシェルフ型。周波数特性は40Hz - 40kHz、インピーダンスは8Ω、音圧レベルは86dBとなる。外形寸法は192W×370H×62Dmm、質量は12.5kg（以下すべて1本）。

同じく2ウェイブックシェルフ型のTORは、18cm径のBilletCoreを搭載。周波数特性は37Hz - 40kHz、インピーダンスは7Ω、音圧レベルは88dBとなっている。外形寸法は230W×425H×300Dmm、質量は18kg。

TALUSは18cm径のBilletCoreを搭載する2ウェイフロア型スピーカー。周波数特性は32Hz - 40kHz、インピーダンスは7Ω、音圧レベルは89dB。外形寸法は270W×1015H×325Dmm、質量は43kg。

ASCENT は18cm径、22cm径のBilletCoreを備える3ウェイフロア型スピーカー。周波数特性は26Hz - 40kHz、インピーダンスは4Ω、音圧レベルは90dB。外形寸法は270W×1015H×450Dmm、質量は54kg。

シリーズ最上位の3ウェイフロア型SUMMITは18cm径、26cm径のBilletCoreを装備。周波数特性は24Hz - 40kHz、インピーダンスは4Ω、音圧レベルは90dB。外形寸法は310W×1135H×500Dmm、質量は72kgとなる。