公開日 2024/03/29 06:35
トレンド品から高級ヘッドホンまで、あらゆる“こだわり”に対応。e☆イヤホン 日本橋本店の魅力
ヘッドホン市場を牽引してきたe☆イヤホンの第一号店
古くから大阪の電気街として知られ、近年はアニメやゲームなどのオタク街としても活況を呈する日本橋。e☆イヤホン大阪日本橋本店は、「でんでんタウン」と呼ばれる日本橋電気街の中央あたりに位置する。ちなみに関西人にとっては常識だが、日本橋は「にっぽんばし」と読む。国道の起点となる東京の日本橋は「にほんばし」。
「日本橋本店の歴史は実は結構古くて、もう15年を超えているんです」と教えてくれたのは店長「たっつん」こと立花洋祐さん。2017年にタイムマシンにアルバイトとして入社し、2022年から同店の店長を勤めている。もともとオーディオマニアとして同店に来客していたが、「ぜひオーディオに関わる仕事がしたい」と強い熱意を持って、スタッフに加わったのだという。
日本橋本店のオープンは2008年(正確にはその前年、心斎橋にe☆イヤホンの1号店がオープン。2008年に現在のでんでんタウンに移転した)。2016年にはよりカジュアルな製品に絞った梅田EST店をオープンしたが、コロナ禍の激動を経て現在は両店舗を日本橋に集約。あらゆる種類のイヤホン・ヘッドホンが聴けるお店としてさらにパワーアップしている。
1Fは新品中心、2Fは中古と買取センター、それに修理スペースが設けられている。1Fの入口近くは「ながら聴きイヤホン」などのカジュアルアイテム、奥に進むほどマニアックなアイテムや高額ヘッドホンなど、徐々に“沼”にハマっていく店の作りとなっている。もちろん店頭に展示されている全機種について、さまざまな組み合わせで試聴できる。
コロナ禍以降、お客さんの求めるイヤホン/ヘッドホンの傾向に少し変化があるのではないか、と立花さんは指摘する。「ライフスタイルに寄った製品が増えてきているのを感じます。たとえばオンライン会議用のイヤホンだったり、耳を塞がない“ながら聴き”アイテム、スポーツ用のイヤホンといった新しい提案ですね。その結果、ご家族連れなど新しい層のお客様の来店が増えているように感じます」。
もともとは音質にこだわりの強い「マニア」がメインの客層であったが、会議用のイヤホンを求めるサラリーマンや、卒業シーズンやクリスマス時期には、プレゼントを求めて親子で来店、という事例も多く見かけるようになったのだという。
いまの売れ筋製品について尋ねると、やはり完全ワイヤレスイヤホンの需要は引き続き高い状態が続いているという。ソニーの「WF-1000XM5」は定番アイテムとなっているが、テクニクスの「EAH-AZ80」やデノンなど国産ブランドは音質の良さで人気が高い。「最近では3万円くらいの少し価格帯が高めの製品もしっかり動いています。“ちょっといいもの”がほしいという需要にうまく合致しているのかもしれません」。
ゲーミング関連アイテムも最近熱いジャンルの一つだ。1FにはPS5やsteamなどを試せるゲーミングエリアを設け、INZONEやRAZERなどゲーミングヘッドホンをさまざまに聴き比べができる。シューティングゲームに関心のあるお客さんが多いというが、音ゲーやFPSも人気が高い。「ゲームをより深く楽しむためには音のクオリティも非常に大切です。とにかく実際に体験してもらいたいですので、ぜひ店頭にきて遊んでほしいと感じています」。
少し奥に入ると、スティック型DACやポタアンなど「グレードアップ」アイテムも豊富に取り揃えている。自分にあったオーディオ機器をどう選べば良いか、POPで詳しく解説されており、選び方の大きな参考になる。1Fの一番奥は高級ヘッドホン&据え置きアンプコーナー。ゼンハイザーにHIFIMAN、ベイヤーダイナミック、GRADOと高級ヘッドホンが勢揃い。座って試聴できるコーナーも設けられており、腰を据えてじっくりと聴き比べを楽しむお客さんの姿も。
アクセサリー類もたっぷり展開。リケーブルはもちろん、イヤーチップの素材やサイズ違いを豊富に用意している。「イヤーチップのバリエーションも増えてきましたね。耳の形はひとりひとり全く違いますから、自分にあった靴を選ぶようにイヤーチップもぜひ選んでほしいと感じています」。
2Fは中古販売のエリアで、ベテランのスタッフが買い取りからメンテナンス、店頭展示まで手掛けている。「特に今は買い取りにも力を入れています」と立花さん。またカスタムIEMの作成も、デザインや音質も含め、「どんなイヤホンを作りたいか?」という要望に専門スタッフが丁寧にサポートしてくれる。
e☆イヤホンは、ヘッドホンファン・オーディオファンのあらゆる“こだわり”に応えてくれるお店だと改めて再確認。どんな新しい音に出会えるだろうと、ワクワクする雰囲気に溢れている。そしてなにより「音質」を徹底追求するスタイルは、日本橋本店の大きな強みのひとつ。立花さんも「マニアックな日本橋本店のアイデンティティは維持しつつ、新しいお客さんにもアプローチしたいと考えています」と今後の展望を語ってくれた。
ヘッドホン専門店としては、国内でもっとも長い歴史を持つ大阪日本橋本店。近くまで行った際にはぜひ一度立ち寄って欲しい。また、関西圏随一のポータブルオーディオの祭典「ポタフェス なんば」も4月14日(日)に開催を控えている。関西のヘッドホンシーンはますます熱くなりそうだ。
■SHOP INFORMATION
e☆イヤホン 大阪日本橋本店
〒556-0005 大阪市浪速区日本橋5-9-19
大阪メトロ堺筋線「恵美須町駅」1A出口より北へ徒歩3分
お問い合わせ:0570-08-1118(受付時間 11:00-20:00)
営業時間:11:00〜20:00 年中無休
「日本橋本店の歴史は実は結構古くて、もう15年を超えているんです」と教えてくれたのは店長「たっつん」こと立花洋祐さん。2017年にタイムマシンにアルバイトとして入社し、2022年から同店の店長を勤めている。もともとオーディオマニアとして同店に来客していたが、「ぜひオーディオに関わる仕事がしたい」と強い熱意を持って、スタッフに加わったのだという。
日本橋本店のオープンは2008年(正確にはその前年、心斎橋にe☆イヤホンの1号店がオープン。2008年に現在のでんでんタウンに移転した)。2016年にはよりカジュアルな製品に絞った梅田EST店をオープンしたが、コロナ禍の激動を経て現在は両店舗を日本橋に集約。あらゆる種類のイヤホン・ヘッドホンが聴けるお店としてさらにパワーアップしている。
1Fは新品中心、2Fは中古と買取センター、それに修理スペースが設けられている。1Fの入口近くは「ながら聴きイヤホン」などのカジュアルアイテム、奥に進むほどマニアックなアイテムや高額ヘッドホンなど、徐々に“沼”にハマっていく店の作りとなっている。もちろん店頭に展示されている全機種について、さまざまな組み合わせで試聴できる。
コロナ禍以降、お客さんの求めるイヤホン/ヘッドホンの傾向に少し変化があるのではないか、と立花さんは指摘する。「ライフスタイルに寄った製品が増えてきているのを感じます。たとえばオンライン会議用のイヤホンだったり、耳を塞がない“ながら聴き”アイテム、スポーツ用のイヤホンといった新しい提案ですね。その結果、ご家族連れなど新しい層のお客様の来店が増えているように感じます」。
もともとは音質にこだわりの強い「マニア」がメインの客層であったが、会議用のイヤホンを求めるサラリーマンや、卒業シーズンやクリスマス時期には、プレゼントを求めて親子で来店、という事例も多く見かけるようになったのだという。
いまの売れ筋製品について尋ねると、やはり完全ワイヤレスイヤホンの需要は引き続き高い状態が続いているという。ソニーの「WF-1000XM5」は定番アイテムとなっているが、テクニクスの「EAH-AZ80」やデノンなど国産ブランドは音質の良さで人気が高い。「最近では3万円くらいの少し価格帯が高めの製品もしっかり動いています。“ちょっといいもの”がほしいという需要にうまく合致しているのかもしれません」。
ゲーミング関連アイテムも最近熱いジャンルの一つだ。1FにはPS5やsteamなどを試せるゲーミングエリアを設け、INZONEやRAZERなどゲーミングヘッドホンをさまざまに聴き比べができる。シューティングゲームに関心のあるお客さんが多いというが、音ゲーやFPSも人気が高い。「ゲームをより深く楽しむためには音のクオリティも非常に大切です。とにかく実際に体験してもらいたいですので、ぜひ店頭にきて遊んでほしいと感じています」。
少し奥に入ると、スティック型DACやポタアンなど「グレードアップ」アイテムも豊富に取り揃えている。自分にあったオーディオ機器をどう選べば良いか、POPで詳しく解説されており、選び方の大きな参考になる。1Fの一番奥は高級ヘッドホン&据え置きアンプコーナー。ゼンハイザーにHIFIMAN、ベイヤーダイナミック、GRADOと高級ヘッドホンが勢揃い。座って試聴できるコーナーも設けられており、腰を据えてじっくりと聴き比べを楽しむお客さんの姿も。
アクセサリー類もたっぷり展開。リケーブルはもちろん、イヤーチップの素材やサイズ違いを豊富に用意している。「イヤーチップのバリエーションも増えてきましたね。耳の形はひとりひとり全く違いますから、自分にあった靴を選ぶようにイヤーチップもぜひ選んでほしいと感じています」。
2Fは中古販売のエリアで、ベテランのスタッフが買い取りからメンテナンス、店頭展示まで手掛けている。「特に今は買い取りにも力を入れています」と立花さん。またカスタムIEMの作成も、デザインや音質も含め、「どんなイヤホンを作りたいか?」という要望に専門スタッフが丁寧にサポートしてくれる。
e☆イヤホンは、ヘッドホンファン・オーディオファンのあらゆる“こだわり”に応えてくれるお店だと改めて再確認。どんな新しい音に出会えるだろうと、ワクワクする雰囲気に溢れている。そしてなにより「音質」を徹底追求するスタイルは、日本橋本店の大きな強みのひとつ。立花さんも「マニアックな日本橋本店のアイデンティティは維持しつつ、新しいお客さんにもアプローチしたいと考えています」と今後の展望を語ってくれた。
ヘッドホン専門店としては、国内でもっとも長い歴史を持つ大阪日本橋本店。近くまで行った際にはぜひ一度立ち寄って欲しい。また、関西圏随一のポータブルオーディオの祭典「ポタフェス なんば」も4月14日(日)に開催を控えている。関西のヘッドホンシーンはますます熱くなりそうだ。
■SHOP INFORMATION
e☆イヤホン 大阪日本橋本店
〒556-0005 大阪市浪速区日本橋5-9-19
大阪メトロ堺筋線「恵美須町駅」1A出口より北へ徒歩3分
お問い合わせ:0570-08-1118(受付時間 11:00-20:00)
営業時間:11:00〜20:00 年中無休