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公開日 2001/06/22 18:05
シャープから液晶プロジェクター新製品発売へ
XG−P20XJ |
1.3型TFT液晶パネル(解像度 1024×768)を3枚採用し高精細映像を再現するとともに、220W UHPランプの採用と新設計光学ユニット/レンズによりクラス最高の高輝度3300ANSIルーメンを実現。また新開発の空冷システムによりファン騒音が気にならない33dBの静音設計とした。さらに、業界で初めて無線方式の<ジャイロリモコン>を搭載。プロジェクターのコントロールを無線で行うため、従来の赤外線(IR)方式に比べ、より離れた場所から障害物にも影響されずにプレゼンテーションが可能である。
特長は下記の通り。
220WのUHPランプの採用と新設計の光学ユニット/レンズにより、コンパクト(9.5kg)なボディながら、3300ANSIルーメンの高輝度を実現。部屋の照明を明るく保ったまま、手元の資料を参照したりメモを取りやすいなど、セミナーや会議、講演会などでの使用に威力を発揮する。
新開発の空冷システムにより33dBの静音設計とした。
会議中などで耳障りなファンの音も気にならず、会議もスムーズに進行できる。
電源入/切、映像調整、入力切換えといったプロジェクターのコントロールが無線で可能。無線方式により、無指向性でリモコン操作が可能なため、プレゼンテーター操作位置の自由度が高めた。
プロジェクターの高輝度化に伴い、従来のレーザーポインターでは、ポインター表示が見にくい場合があったが、「スクリーンポインター」は画像データの中にポインターを表示するため、プロジェクターの明るさに関わらずスクリーン上のポインターが見やすくなった。
無線方式により、従来のレーザーポインターのようにスクリーンに向けて照射しなくても、手の動きに連動させてポインターを動かせる。
インターレス信号を、チラツキのないプログレッシブ信号に変換するときに、1フレーム内だけでなく、フレーム間の動き認識により自然な画質を再現。拡大された画像のギザギザ感をなくすためのスムージング処理性能を大幅に向上、よりクリアな拡大画像を実現。4:3の画像を16:9にアスペクト変換する際、自然なワイド変換を可能にした。
スクリーンに対する投影角度により台形に歪んだ画像を、デジタル処理により補正。ジャギー(ギザギザ感)を極力低減するとともに、アスペクト比補正も同時に行い、文字つぶれのない自然な画像を実現。
従来から評価の高いコンプレッション機能をさらに改善。2重線をつぶさない処理、ラインの太さの均一処理、原画のコントラスト保存等、UXGA(1600×1200)高精細画像も自然な画像で圧縮表示する。
24コマ/秒の映画フィルムそのままを記録しているDVDソフトを60コマ/秒のプログレッシブに変換、2−3プルダウンの映像を高画質再生できる。
液晶パネルの入出力特性に合わせたガンマ補正に、10bitのデジタル処理回路を採用。より色の再現性を向上させた。ビデオ入力も高画質対応。3次元Y/C分離回路・3次元ノイズリダクションを搭載した。また、テレビ放送などのNTSCコンポジット信号にも高画質で対応。輝度信号と色信号を高精度に分離し、ドット妨害やクロスカラー、ノイズの少ない見やすい画面を再現する。また、液晶パネルの光の透過率のバラツキを補正する新開発の3次元デジタルユニフォミティ補正回路により、色ムラのない見やすい画像を再現する。
標準ガンマ値の他、プレゼンテーション時により明るく見せるガンマ値や、映画など暗い部分の階調を強調するガンマ値を設定。またガンマ補正値を自由に調整できるユーザー設定モードも搭載。(ガンマ補正を自由に調整するには、同梱のソフト「SAPS:Sharp Advanced Presentation Software」とパソコンが必要)
S映像端子、コンポーネント入力端子を装備。別売のBSデジタルチューナー等を接続し高画質映像を大画面で楽しめる。
パソコン入力では、ミニD−Sub15ピン、BNC5ピン(R/G/B/HD/VD)、さらにDVI端子まで装備。 UXGA(1600×1200)まで入力可能。ビデオ入力では、コンポーネント入力、コンポジット入力およびS端子入力に対応。
接続したパソコンにより微妙に異なる同期を、すばやく自動的に最適値に調整する。光学レンズシフト機能(手動)搭載。簡単に交換できるオプションレンズを4種類設定。標準レンズをそのまま利用し、前部分のみの交換(取付ビス外し不要)方式を2種類設定。レンズマウントごと交換(取付ビス外し6本)方式を2種類設定。上下左右の映像が反転できる「映像反転機能」装備。(リア投射、天吊り設置が可能)
ランプの使用時間、ランプ切れ、セット内部の温度上昇、フィルターカバーの外れ、プロジェクターの設定状態を、定期的にeメールで発信することが可能。また、遠隔地で設置プロジェクターの管理ができるので、設置後現場に行かなくてもチェック可能なため、アフターメンテナンスには大変便利な機能である。(同梱のソフト「SAPS:Sharp Advanced Presentation Software」とパソコンが必要)
RS−232Cの入出力端子をシリーズに接続(ディージーチェーン式接続)でき、1台のパソコンで最大250台まで個々にプロジェクターをコントロールできる。また、最大99グループまでプロジェクターをグループ化することもでき、グループ単位にコントロールもできる。(同梱のソフト「SAPS:Sharp Advanced Presentation Software」とパソコンが必要)
レンズシフト機能を搭載し、画像を歪ませずに上下に画像移動ができる。この機能を利用し、映像を重ね合わせて投射が可能なため、より明るい画面を得ることができる。(2台重ね合わせ投射の場合、標準レンズで6600ANSIルーメンの高輝度になる)また、本機には、「マスター(主)」と「スレーブ(従)」どちらかに設定する機能があり、1台を「マスター」に設定し、残りを「スレーブ」にすれば、「マスター」のプロジェクターをコントロールするだけで「スレーブ」のプロジェクターを連動して動かすことができる。(部分拡大、静止画、プレゼンテーションツール、リサイズ機能などが連動する。本機能を使用するには、別売のRS−232Cケーブルでプロジェクター間を接続する必要がある。また重ね合わせできる台数は、画面サイズに影響される)
本機は、最大64画面(縦8台×横8台)まで1枚の映像を分割して投射することができる「ビデオウォール」機能がある。パソコン1台と同梱のソフト「SAPS」を使用すれば、簡単に「ビデオウォール」を構築できる。(1×2・1×3・1×4・1×5・1×6・1×7・1×8・2×2・3×3・4×4・5×5・6×6・7×7・8×8・4×3・8×6の画面構成が可能。設置工事は別途必要である)
(ホームシアターファイル編集部)
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トピック
- ブランドSHARP
- 型番XG−P20XJ
- 発売日7月2日
- 価格\1,500,000
【SPEC】●液晶パネル:1.3型高温ポリシリコンTFT液晶パネル×3枚 ●駆動方式:TFTアクティブマトリックス駆動方式 ●総画素数:2,359,296ドット(1024×768×3) ●レンズ:1.3倍電動ズームレンズ F1.7〜2.3 f=49.1〜63.8mm ●ランプ 220W UHPランプ ●明るさ:3300ANSIルーメン ●コントラスト比:600対1 ●周辺輝度比:90% ●解像度:水平解像度520TV本(S入力時) ●騒音値:33dB ●音声出力:2W+2W(ステレオ) ●消費電力:330W(リモコン待機時0.8W) ●外形寸法:322.5W×188.5H×438Dmm ●質量:約9.5kg(標準レンズ装着時)