NECとFM東京、共同ブロードバンド放送事業を開始

●（株）エフエム東京およびティーエフエム・インタラクティブ（株）と、日本電気（株）は、インターネットサービスプロバイダ各社の参加による共同ブロードバンド放送事業での連携に合意し、ブロードバンドコンテンツのインターネットを初めとする多媒体配信、および新しい形態の広告配信事業を本日より開始した。

開始当初、配信側インフラをになう参加ISP企業は、NECの他に、KDDI（株）、（株）トーカイ・ブロードバンド・コミュニケーションズ、日本テレコム（株）、松下電器産業（株）となる。NECのBIGLOBE、KDDIのDION、トーカイのT-com、日本テレコムのODN、松下電器のPanasonic　hi-hoのサイトを利用して、TFMiが企画制作するブロードバンドコンテンツをブロードバンド回線などのインターネットインフラを使って約1,000万名規模ターゲットに対し大量配信する。

TFMiは、TFMを中心とするTFMグループ及び協力会社様から良質なコンテンツの供給開発、既存放送メディアと連動した複合的なコンテンツ展開および広告展開、各媒体を活用しての『iiVチャンネル』の番組の普及を進めていく。一方、各ISPは統一フォーマットでのコンテンツ展開、トップページ等からの効果的なコンテンツへの導線の確保、各会員への積極的プロモーションなどによる媒体価値の恒常的進化を担う。これらの展開により、媒体価値の相乗効果を狙います。

本事業で展開されるブロードバンド放送局『iiVチャンネル』は、TFMグループおよび各アライアンス企業のコンテンツをライブ及びオンデマンドの24時間放送形態で配信するもので、TFMの番組と連動した『エンタメ通信』、毎日のニュースに加え、著名人、文化人によるコメンテートで展開される『iiVニュース』などのコンテンツを展開していく。今後は、放送、出版、インターネットなどあらゆるメディアをコラボレーションしたコンテンツの企画、制作及び配信を行い、ビジネスの拡大を図っていく。（Phile-web編集部）