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公開日 2004/11/05 16:24
RWPPI、第21回のジョイントラウンドロビンテスト定期全体会議を開催
●RWプロダクツ プロモーション イニシアティブ(略称:RWPPI)と記録型DVD会議(略称:RDVDC)による、ジョイントラウンドロビンテスト(以下:JRT)の第21回全体会議が11月5日、パイオニア(株)の目黒本社において開催された。JRTへの参加メンバー企業は52社にまで拡大し、本日の定例会議においても参加メンバーどうしで、それぞれの製品間における互換性検証をめぐる活発な情報交換・意見交換が行われた。
会議の冒頭ではJRTのチェアマンを勤めるパイオニア(株)の内海喜洋氏が登壇し、先に米国で行われたOSTA(Optical Storage Technology Association)のセミナーへの参加報告が行われた。RWPPIをはじめ、RCVDC、DVD+RWアライアンスは10月19日に米国サンフランシスコにて開催されたOSTAのセミナーに招待された。RWPPIは団体が主催するラウンドロビンテスト(RRT)の活動成果を報告するとともに、そのスタートからの歴史や活動の意義を来場者にアピールした。「来場者にDVDの互換性についての新たな認識を呼びかけるとともに、RWPPIの活動に大きな注目を集めることができた」と、内海氏はセミナーの成果を報告した。
続いて内海氏からはJRT実行委員会のスケジュール報告が行われた。RWPPIの代表2名、RDVDCの代表2名からなる同委員会は、今後RWPPIのRRT、RDVDCのCWGと共同で、来年3月にドイツのハノーヴァーで開催されるCeBIT会場においてJRTが現在行っている8倍速DVD-R、4倍速DVD-RWの互換性検証を中心とした「Stage 3」の成果発表を行う計画が明らかにされた。
内海氏からは最後に、現在RRTで行われているCPRM対応DVD-Rメディアの互換性検証に関する中間報告が行われた。RWPPIでは9月の全体会議の際、CPRM対応のDVD-Rの互換性検証が緊急課題として挙げられ、現在6社のメディアメーカー、14社のハードメーカーが集まりテストが進められている。具体的な成果報告については次回以降の会議の場で報告される見込みであるが、昨今話題のメディアに関する互換性検証の成果には、ユーザー、業界各方面から大いに注目が集まるだろう。
今回はラウンドロビンテストの「論理フォーマット(DVDレコーダー)」ワーキンググループにおいて、コ・チェアマンとして活躍される、サイバーリンク(株)の馬場規隆氏に、現在のワーキンググループにおける活動内容とその成果、今後の課題などについてお話をうかがうことができた。
サイバーリンク(株)は主にPC用のアプリケーションソフトをプロデュースするメーカーだ。レコーダーブルDVD市場へは2001年頃に参入を果たした同社であるが、最近ではPC機器と民生機器間におけるメディアの互換性に、ユーザーからいっそう高い関心が寄せられるようになってきたと馬場氏は語る。サイバーリンクの代表として一昨年よりRWPPIの活動に参加し活躍する馬場氏は「DVDメディアのフィールドでは、メディアやハードの開発に比べて、ソフトウェアの開発は遅れてスタートした上に民生機器メーカーの方々とのコミュニケーションを図る場所が限られていました。RWPPIの活動に参加するようになり、各メーカーの担当者の方々と顔を向き合わせながら問題を検証し、活発な情報交換が行えることは大きなアドバンテージです」と評価する。
現在ワーキンググループにおいて馬場氏が取り組む課題については「DVDメディアの互換性を示すPC用のロゴがこのほど取り決められたので、検証済み各製品についてロゴの取得を進めながらユーザーへ目に見える安心をご提供して行くことが一つの課題です。一方ではJRTの成果となる互換性検証を幅広い製品間で進めながら、ユーザーの目に見えない安心も創りだして行きたいと思います」と意気込みを語る馬場氏だ。昨今はPC用のDVDメディアの高速化もますます進んできているが、これら高速メディアのDVDレコーダーとの互換性検証や安定した書き込みの実現も一つの課題として取り組み始められているという。JRTの活動成果がユーザーのDVDエンターテインメントに大いに貢献するよう今後も期待したい。
(Phile-web編集部 山本)
会議の冒頭ではJRTのチェアマンを勤めるパイオニア(株)の内海喜洋氏が登壇し、先に米国で行われたOSTA(Optical Storage Technology Association)のセミナーへの参加報告が行われた。RWPPIをはじめ、RCVDC、DVD+RWアライアンスは10月19日に米国サンフランシスコにて開催されたOSTAのセミナーに招待された。RWPPIは団体が主催するラウンドロビンテスト(RRT)の活動成果を報告するとともに、そのスタートからの歴史や活動の意義を来場者にアピールした。「来場者にDVDの互換性についての新たな認識を呼びかけるとともに、RWPPIの活動に大きな注目を集めることができた」と、内海氏はセミナーの成果を報告した。
続いて内海氏からはJRT実行委員会のスケジュール報告が行われた。RWPPIの代表2名、RDVDCの代表2名からなる同委員会は、今後RWPPIのRRT、RDVDCのCWGと共同で、来年3月にドイツのハノーヴァーで開催されるCeBIT会場においてJRTが現在行っている8倍速DVD-R、4倍速DVD-RWの互換性検証を中心とした「Stage 3」の成果発表を行う計画が明らかにされた。
内海氏からは最後に、現在RRTで行われているCPRM対応DVD-Rメディアの互換性検証に関する中間報告が行われた。RWPPIでは9月の全体会議の際、CPRM対応のDVD-Rの互換性検証が緊急課題として挙げられ、現在6社のメディアメーカー、14社のハードメーカーが集まりテストが進められている。具体的な成果報告については次回以降の会議の場で報告される見込みであるが、昨今話題のメディアに関する互換性検証の成果には、ユーザー、業界各方面から大いに注目が集まるだろう。
今回はラウンドロビンテストの「論理フォーマット(DVDレコーダー)」ワーキンググループにおいて、コ・チェアマンとして活躍される、サイバーリンク(株)の馬場規隆氏に、現在のワーキンググループにおける活動内容とその成果、今後の課題などについてお話をうかがうことができた。
サイバーリンク(株)は主にPC用のアプリケーションソフトをプロデュースするメーカーだ。レコーダーブルDVD市場へは2001年頃に参入を果たした同社であるが、最近ではPC機器と民生機器間におけるメディアの互換性に、ユーザーからいっそう高い関心が寄せられるようになってきたと馬場氏は語る。サイバーリンクの代表として一昨年よりRWPPIの活動に参加し活躍する馬場氏は「DVDメディアのフィールドでは、メディアやハードの開発に比べて、ソフトウェアの開発は遅れてスタートした上に民生機器メーカーの方々とのコミュニケーションを図る場所が限られていました。RWPPIの活動に参加するようになり、各メーカーの担当者の方々と顔を向き合わせながら問題を検証し、活発な情報交換が行えることは大きなアドバンテージです」と評価する。
現在ワーキンググループにおいて馬場氏が取り組む課題については「DVDメディアの互換性を示すPC用のロゴがこのほど取り決められたので、検証済み各製品についてロゴの取得を進めながらユーザーへ目に見える安心をご提供して行くことが一つの課題です。一方ではJRTの成果となる互換性検証を幅広い製品間で進めながら、ユーザーの目に見えない安心も創りだして行きたいと思います」と意気込みを語る馬場氏だ。昨今はPC用のDVDメディアの高速化もますます進んできているが、これら高速メディアのDVDレコーダーとの互換性検証や安定した書き込みの実現も一つの課題として取り組み始められているという。JRTの活動成果がユーザーのDVDエンターテインメントに大いに貢献するよう今後も期待したい。
(Phile-web編集部 山本)