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公開日 2008/06/17 11:11
ソニー、消費電力89Wの“BRAVIA”エコモデル「KDL-32JE1」を発売
ソニーは、液晶テレビ“BRAVIA”の新モデルとして業界トップレベルの環境性能を備えた「KDL-32JE1」を7月30日に発売する。価格はオープンだが、ソニースタイルでは148,000円(税込)で販売される。
昨今のエコ意識の高まりを受けて開発された液晶テレビ。消費電力89W、年間消費電力量86kWh、省エネ基準達成率は232%という、現時点で業界トップの環境性能を備えている。
サイズは32V型のみ。カラーはシルバーとシャンパンゴールドの2色を用意し、光沢塗装を施すことでプレミアム感を演出している。
色と消費電力以外の基本性能は、型番からもわかるとおり今年3月に発売されたJ1シリーズ「KDL-32J1」と全く同じで、液晶パネルは解像度1,366×768。地上/BS/110度CSデジタル、地上アナログチューナーを搭載している。HDMI端子は2系統を装備し、ブラビアリンクやソニールームリンクにも対応する。
映像エンジンにはブラビアエンジン2を採用。24p映像表示が可能な「24p True Cinema」機能や、映画館で上映されるオリジナルに忠実な画質再現を実現する「シネマ」モードなどおなじみの機能も搭載している。
本モデルはバックライトシステムの発光効率を高めるなどして省エネを達成した。具体的には、高発光効率の蛍光管を使用し、蛍光管の本数を減らしながらも従来モデルと同等の明るさを維持している。また発光に必要な供給電力を下げ、低消費電力化を実現した。さらに光の透過率を向上させるとともに光の屈折率を調節して色ムラを抑える機能をもつ特殊フィルターを採用した。これらの技術により「省エネモデルでありながらJ1シリーズと同等の高画質を維持している」(同社説明員)という。
既述のとおり「KDL-32JE1」の消費電力は89W。年間消費電力量は86kWhを実現している。他モデルと比較してみると、省エネ性能5つ星を獲得している2008年3月発売の「KDL-32J1」は、消費電力134W/年間消費電力量115kWh/年。さらにBRAVIA 1号機である2005年発売の32V型液晶テレビ「KDL-32S1000」は、消費電力150W/年間消費電力量194kWh/年となる。3年前と比べて約56%の年間消費電力の削減を達成している。
CO2排出量も大幅な削減が可能で、「KDL-32S1000」と比較して年間約44kgのCO2の排出を防ぐことができる。この数値は杉3.2本分が1年に吸収する量に相当する。
消費電力の低減により電気代も節約できるのもポイントだ。年間電気代を1kWhあたり22円として算出すると、280kWh/年のブラウン管テレビ「KB-32DRX7」(2000年発売)と比較した場合、「KB-32DRX7」では年間の電気代が6,160円となるのに対し、「KDL-32JE1」では1,892円。4,268円の節約が可能となる。
同社は以前より環境対策に力を入れており、2008年春モデルF1/V1/J1シリーズにおいて、業界ではじめてテレビの一部素材を自社循環させる取り組みを実用化した。過去に発売したブラウン管テレビの一部プラスチック部品やテレビの製造過程で発生する発砲スチロール廃材を再生し、BRAVIAの一部部品に使用する取り組みを実施している。
「KDL-32JE1」ではさらに光学フィルム製造過程で発生する廃棄材料をBRAVIAの部品用に再生する新たな自社循環素材の採用を開始し、リサイクル材の使用をさらに拡大させている。
今後は32V型以上の液晶テレビについても省エネモデルの開発を推進していく予定だという。6月17日にブラビアの環境訴求ページを開設するなど、今後ブラビアの環境性能を訴求していく。
【問い合わせ先】
ソニーマーケティング(株)買い物相談窓口
TEL/0120-777-886
(Phile-web編集部)
昨今のエコ意識の高まりを受けて開発された液晶テレビ。消費電力89W、年間消費電力量86kWh、省エネ基準達成率は232%という、現時点で業界トップの環境性能を備えている。
サイズは32V型のみ。カラーはシルバーとシャンパンゴールドの2色を用意し、光沢塗装を施すことでプレミアム感を演出している。
色と消費電力以外の基本性能は、型番からもわかるとおり今年3月に発売されたJ1シリーズ「KDL-32J1」と全く同じで、液晶パネルは解像度1,366×768。地上/BS/110度CSデジタル、地上アナログチューナーを搭載している。HDMI端子は2系統を装備し、ブラビアリンクやソニールームリンクにも対応する。
映像エンジンにはブラビアエンジン2を採用。24p映像表示が可能な「24p True Cinema」機能や、映画館で上映されるオリジナルに忠実な画質再現を実現する「シネマ」モードなどおなじみの機能も搭載している。
本モデルはバックライトシステムの発光効率を高めるなどして省エネを達成した。具体的には、高発光効率の蛍光管を使用し、蛍光管の本数を減らしながらも従来モデルと同等の明るさを維持している。また発光に必要な供給電力を下げ、低消費電力化を実現した。さらに光の透過率を向上させるとともに光の屈折率を調節して色ムラを抑える機能をもつ特殊フィルターを採用した。これらの技術により「省エネモデルでありながらJ1シリーズと同等の高画質を維持している」(同社説明員)という。
既述のとおり「KDL-32JE1」の消費電力は89W。年間消費電力量は86kWhを実現している。他モデルと比較してみると、省エネ性能5つ星を獲得している2008年3月発売の「KDL-32J1」は、消費電力134W/年間消費電力量115kWh/年。さらにBRAVIA 1号機である2005年発売の32V型液晶テレビ「KDL-32S1000」は、消費電力150W/年間消費電力量194kWh/年となる。3年前と比べて約56%の年間消費電力の削減を達成している。
CO2排出量も大幅な削減が可能で、「KDL-32S1000」と比較して年間約44kgのCO2の排出を防ぐことができる。この数値は杉3.2本分が1年に吸収する量に相当する。
消費電力の低減により電気代も節約できるのもポイントだ。年間電気代を1kWhあたり22円として算出すると、280kWh/年のブラウン管テレビ「KB-32DRX7」(2000年発売)と比較した場合、「KB-32DRX7」では年間の電気代が6,160円となるのに対し、「KDL-32JE1」では1,892円。4,268円の節約が可能となる。
同社は以前より環境対策に力を入れており、2008年春モデルF1/V1/J1シリーズにおいて、業界ではじめてテレビの一部素材を自社循環させる取り組みを実用化した。過去に発売したブラウン管テレビの一部プラスチック部品やテレビの製造過程で発生する発砲スチロール廃材を再生し、BRAVIAの一部部品に使用する取り組みを実施している。
「KDL-32JE1」ではさらに光学フィルム製造過程で発生する廃棄材料をBRAVIAの部品用に再生する新たな自社循環素材の採用を開始し、リサイクル材の使用をさらに拡大させている。
今後は32V型以上の液晶テレビについても省エネモデルの開発を推進していく予定だという。6月17日にブラビアの環境訴求ページを開設するなど、今後ブラビアの環境性能を訴求していく。
【問い合わせ先】
ソニーマーケティング(株)買い物相談窓口
TEL/0120-777-886
(Phile-web編集部)
- ブランドSONY
- 型番KDL-32JE1
- 発売日2008年7月30日
- 価格¥OPEN (予想実売価格 150,000円前後)
【SPEC】●画面サイズ:32V型 ●パネル解像度:1366×768 ●視野角:上下左右178度 ●コントラスト比:2,500対1 ●受信チャンネル:地上・BS・110度CSデジタル、地上アナログ ●入出力端子:HDMI入力×2、D5入力×2、S2映像×1、ビデオ映像×3、デジタル放送/ビデオ出力端子×1、D-Sub15ピン入力×1、ステレオミニ音声入力1、光デジタル音声出力×1、LAN×1、 ほか ●消費電力:89W ●外形寸法:749W×577H×242Dmm(スタンド含む)●質量:13.0kg(15.5kg)