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公開日 2008/09/10 20:34
NHKとJAXA、インターネット衛星「きずな」でのハイビジョン高速伝送に成功
NHKと宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、超高速インターネット衛星「きずな」を使ったハイビジョン映像のリアルタイムIP伝送に成功したと発表した。
今回の伝送を行ったのは8月2日から24日にかけてで、北京オリンピックの国際放送センターと東京間で、「きずな」を使ってハイビジョン映像をリアルタイムIP伝送した。
また同時に、NHK放送センターから、北京国際放送センターに設置したサーバーのハイビジョン映像をリモートで編集する実験を行った。北京国際放送センターのサーバーに保存されているハイビジョン映像素材を、低解像度の小さファイルに変換してNHK放送センターに高速転送。NHK放送センターで編集を行い、編集データを北京に送り返すことで、現地で編集データによるハイビジョン映像の編集が行えることを確認したという。
さらに両者は、「きずな」の高速伝送特性を生かした実験として、同時に3本のハイビジョン映像をリアルタイムでIP伝送する多重伝送実験にも成功した。
NHKでは、今後も災害現場を想定した報道利用に関する実験や、放送現場における様々なアプリケーションの活用を検証し、JAXAとの高速IP衛星伝送の共同実験を継続する、としている。
(Phile-web編集部)
今回の伝送を行ったのは8月2日から24日にかけてで、北京オリンピックの国際放送センターと東京間で、「きずな」を使ってハイビジョン映像をリアルタイムIP伝送した。
また同時に、NHK放送センターから、北京国際放送センターに設置したサーバーのハイビジョン映像をリモートで編集する実験を行った。北京国際放送センターのサーバーに保存されているハイビジョン映像素材を、低解像度の小さファイルに変換してNHK放送センターに高速転送。NHK放送センターで編集を行い、編集データを北京に送り返すことで、現地で編集データによるハイビジョン映像の編集が行えることを確認したという。
さらに両者は、「きずな」の高速伝送特性を生かした実験として、同時に3本のハイビジョン映像をリアルタイムでIP伝送する多重伝送実験にも成功した。
NHKでは、今後も災害現場を想定した報道利用に関する実験や、放送現場における様々なアプリケーションの活用を検証し、JAXAとの高速IP衛星伝送の共同実験を継続する、としている。
(Phile-web編集部)