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公開日 2009/08/19 10:34
【更新】SCE、大幅にスリム化した29,980円の「PlayStation 3」新モデルを発売
120GB HDDを搭載。ブラビアリンクにも対応
(株)ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、現行のPLAYSTATION3の基本機能を踏襲しながら、スリム化を実現し120GBのHDDを搭載した新型PS3「CECH-2000A」を9月3日より29,980円(税込)にて発売する。
今回の発売にともない、現行の80GB HDD搭載モデルの価格を引き下げ。北米では8月18日より299USドルへ、欧州では8月19日より299ユーロへ変更する。なお現行モデルの販売が終了してからは、全世界的に今回の新モデルに一本化する。
「CECH-2000A」は、主要半導体から電源ブロック、冷却機構などを見直した新設計を採用。2006年11月に発売した60GB HDD搭載モデルと比較して体積・厚さ・重さを約3分の2に薄型・軽量化したスリムな筐体が特徴だ。現行の80GB HDD搭載PS3「CECHL00」の外形寸法は約325W×98H×274Dmm、質量は約4.4kgだが、新機種の「CECH-2000A」では約290W×65H×290Dmm、約3.2kgに小型・軽量化した。また消費電力も、現行機種の約280Wから約250Wに下げた。なお現行機種と同様、PS2のゲームには対応していない。
CPUについては、45nmプロセスのCell Broadband Engineを新採用。回路線幅を細くしたことで消費電力を低減したほか、発熱も抑えた。これが筐体の小型化に大きく貢献した。なおGPUのRSXはこれまでと同じものを搭載している。
電源ブロックは、CPUの消費電力が下がったこともあり、これまでの3芯から2芯に変更。冷却機構については、詳細は明らかにされなかったが「全面的に見直している」(同社広報)とのこと。
発熱が抑えられたことや冷却構造を見直したことにより、ファンノイズを低減することに成功。具体的に何dBになったかは公表していないという。
本体カラーはチャコールブラックのみ。表面には新たにシボ加工を施し、柔らかさを感じさせるカジュアルなデザインに仕上げている。また本体前面の電源ボタンやイジェクトボタンは、これまでのタッチセンサー式から通常のボタンに改められた。
また、新モデルより表記を「PLAYSTATION 3」から「PlayStation 3」へ変更。本体表面のロゴも下記のものに一新する。PSPなどの“PlayStationファミリー”と表記を統一することで、プラットフォーム間の連携をさらに強化する考えだ。
システムソフトウェアは最新のver.3.00を搭載し、XMBのデザインをリニューアル。PlayStation Networkのお薦めコンテンツや最近遊んだゲームの情報などを一目で確認できる「What's New画面」などを新設した。そのほかにもフォントサイズの見直しや、バックグラウンドに3D映像が使用できるようになるなど、主にユーザーインターフェースの改善が図られている。なおver.3.00のソフトウェアは9月1日より提供開始され、これまでのPS3でも利用できる。
また、HDMIのCEC機能を活用した「ブラビアリンク」に対応。テレビのリモコンでPS3のXMBを操作したり、電源ON/OFFの連携動作なども可能だ。さらに新PS3では、ほかのシステムをインストールする機能を取り外した。同社では「ゲームをはじめとしたエンタテインメントコンテンツをお楽しみ頂くことに特化するため」と説明している。
そのほか専用縦置きスタンド「CECH-ZS1」(別売:9月3日発売、税込2,000円)も用意され、こちらを使用して縦置きもできる。
本日、東京・秋葉原で新型PS3の記者向け説明会が開催された。SCEJプレジデントのショーン・レーデン氏は新型PS3について「外観も中身も変わった。HDDは120GBになってより使いやすくなり、外観はチャコールブラックのマットフィニッシュになり、どんなリビングでもマッチする」と説明。
システムソフトウェア3.0についてもデモを行い、起動すると最新情報がアイコン付きで表示され、自動でスクロールする様子や、最近遊んだビデオやゲームが一覧表示される新しいユーザーインターフェースを披露した。
レーデン氏は「ハードとシステムソフトが揃っただけでは十分でない」とし、9月3日の新PS3発売と同時に、PS3用ソフト「機動戦士ガンダム戦記」と専用特典、さらに新PS3本体を同梱した「機動戦士ガンダム戦記 GUNDOM 30TH ANNIVERSARY BOX」を発売することを発表した。価格は38,359円(税込)。さらに「東京ゲームショウで新たなソフト戦略を発表できる」とも述べ、同イベントでビッグタイトルを発表する可能性を示唆した。
レーデン氏は今年後半の施策についても言及し、「プレイステーションブランドは変わり続ける。きょう8月19日が年末商戦のスタート日と考えている。11月1日にはPSP goも発売され、プレイステーションの新たな試みや新しいソフトをどんどん投入する」と力強く宣言した。
また、PlayStationの新たなブランドキャンペーンについては、SCEJの金勲氏が説明した。
新たなキャンペーンについて金氏は「新機種の魅力を中心に訴えていくことも考えたが、結局、中長期的にブランドに寄与する方向性に変えた。業界全体に付加価値を提供する、そういう方向にキャンペーンを持って行きたい」とし、「海外での報道でも、日本にはエキサイティングが足りないと思われている。PlayStationでそれが変えることができる」とその理由を説明した。
具体的なキャンペーンアイデアは「playface」。言葉の通り、ゲームを楽しんでいる際の驚き、悔しさ、焦り、悲しみなどの様々な表情を前面に打ち出し、「こころは、もっと動く。」をキャッチフレーズにしてPlayStationの楽しさをアピールする。単にテレビCMや雑誌などのメディアを活用するだけでなく、全国各地で「playface」を18台のビデオカメラで撮影するブースを設けたり、公式サイトでもゲームプレイ中の表情を募集するなど、様々な施策を行っていく。
【問い合わせ先】
(株)ソニー・コンピュータエンタテインメント
インフォメーションセンター
TEL/0570-000-929
今回の発売にともない、現行の80GB HDD搭載モデルの価格を引き下げ。北米では8月18日より299USドルへ、欧州では8月19日より299ユーロへ変更する。なお現行モデルの販売が終了してからは、全世界的に今回の新モデルに一本化する。
「CECH-2000A」は、主要半導体から電源ブロック、冷却機構などを見直した新設計を採用。2006年11月に発売した60GB HDD搭載モデルと比較して体積・厚さ・重さを約3分の2に薄型・軽量化したスリムな筐体が特徴だ。現行の80GB HDD搭載PS3「CECHL00」の外形寸法は約325W×98H×274Dmm、質量は約4.4kgだが、新機種の「CECH-2000A」では約290W×65H×290Dmm、約3.2kgに小型・軽量化した。また消費電力も、現行機種の約280Wから約250Wに下げた。なお現行機種と同様、PS2のゲームには対応していない。
CPUについては、45nmプロセスのCell Broadband Engineを新採用。回路線幅を細くしたことで消費電力を低減したほか、発熱も抑えた。これが筐体の小型化に大きく貢献した。なおGPUのRSXはこれまでと同じものを搭載している。
電源ブロックは、CPUの消費電力が下がったこともあり、これまでの3芯から2芯に変更。冷却機構については、詳細は明らかにされなかったが「全面的に見直している」(同社広報)とのこと。
発熱が抑えられたことや冷却構造を見直したことにより、ファンノイズを低減することに成功。具体的に何dBになったかは公表していないという。
本体カラーはチャコールブラックのみ。表面には新たにシボ加工を施し、柔らかさを感じさせるカジュアルなデザインに仕上げている。また本体前面の電源ボタンやイジェクトボタンは、これまでのタッチセンサー式から通常のボタンに改められた。
また、新モデルより表記を「PLAYSTATION 3」から「PlayStation 3」へ変更。本体表面のロゴも下記のものに一新する。PSPなどの“PlayStationファミリー”と表記を統一することで、プラットフォーム間の連携をさらに強化する考えだ。
システムソフトウェアは最新のver.3.00を搭載し、XMBのデザインをリニューアル。PlayStation Networkのお薦めコンテンツや最近遊んだゲームの情報などを一目で確認できる「What's New画面」などを新設した。そのほかにもフォントサイズの見直しや、バックグラウンドに3D映像が使用できるようになるなど、主にユーザーインターフェースの改善が図られている。なおver.3.00のソフトウェアは9月1日より提供開始され、これまでのPS3でも利用できる。
また、HDMIのCEC機能を活用した「ブラビアリンク」に対応。テレビのリモコンでPS3のXMBを操作したり、電源ON/OFFの連携動作なども可能だ。さらに新PS3では、ほかのシステムをインストールする機能を取り外した。同社では「ゲームをはじめとしたエンタテインメントコンテンツをお楽しみ頂くことに特化するため」と説明している。
そのほか専用縦置きスタンド「CECH-ZS1」(別売:9月3日発売、税込2,000円)も用意され、こちらを使用して縦置きもできる。
本日、東京・秋葉原で新型PS3の記者向け説明会が開催された。SCEJプレジデントのショーン・レーデン氏は新型PS3について「外観も中身も変わった。HDDは120GBになってより使いやすくなり、外観はチャコールブラックのマットフィニッシュになり、どんなリビングでもマッチする」と説明。
システムソフトウェア3.0についてもデモを行い、起動すると最新情報がアイコン付きで表示され、自動でスクロールする様子や、最近遊んだビデオやゲームが一覧表示される新しいユーザーインターフェースを披露した。
レーデン氏は「ハードとシステムソフトが揃っただけでは十分でない」とし、9月3日の新PS3発売と同時に、PS3用ソフト「機動戦士ガンダム戦記」と専用特典、さらに新PS3本体を同梱した「機動戦士ガンダム戦記 GUNDOM 30TH ANNIVERSARY BOX」を発売することを発表した。価格は38,359円(税込)。さらに「東京ゲームショウで新たなソフト戦略を発表できる」とも述べ、同イベントでビッグタイトルを発表する可能性を示唆した。
レーデン氏は今年後半の施策についても言及し、「プレイステーションブランドは変わり続ける。きょう8月19日が年末商戦のスタート日と考えている。11月1日にはPSP goも発売され、プレイステーションの新たな試みや新しいソフトをどんどん投入する」と力強く宣言した。
また、PlayStationの新たなブランドキャンペーンについては、SCEJの金勲氏が説明した。
新たなキャンペーンについて金氏は「新機種の魅力を中心に訴えていくことも考えたが、結局、中長期的にブランドに寄与する方向性に変えた。業界全体に付加価値を提供する、そういう方向にキャンペーンを持って行きたい」とし、「海外での報道でも、日本にはエキサイティングが足りないと思われている。PlayStationでそれが変えることができる」とその理由を説明した。
具体的なキャンペーンアイデアは「playface」。言葉の通り、ゲームを楽しんでいる際の驚き、悔しさ、焦り、悲しみなどの様々な表情を前面に打ち出し、「こころは、もっと動く。」をキャッチフレーズにしてPlayStationの楽しさをアピールする。単にテレビCMや雑誌などのメディアを活用するだけでなく、全国各地で「playface」を18台のビデオカメラで撮影するブースを設けたり、公式サイトでもゲームプレイ中の表情を募集するなど、様々な施策を行っていく。
【問い合わせ先】
(株)ソニー・コンピュータエンタテインメント
インフォメーションセンター
TEL/0570-000-929
トピック
- ジャンルゲーム
- ブランドSONY COMPUTER ENTERTAINMENT
- 型番PLAYSTATION 3(120GB HDD)(CECH-2000A)
- 発売日2009年9月3日
- 価格¥29,980(税込)
【SPEC】●内蔵HDD:120GB ●入出力端子:HDMI出力1(Ver1.3)、AVマルチ出力1、光デジタル出力1、USB2.0端子4 ●搭載ドライブ:BD/DVD/CD読み出し専用 ●外形寸法:約290W×65H×290Dmm ●質量:約3.2kg