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公開日 2010/07/12 14:20
【更新】SHURE、ハイエンドイヤホン「SE535」「SE425」を発売
ケーブル着脱式でクリアも用意
Shure Japanは、カナル型イヤホンの新モデル「SE535」「SE425」を発表した。ともにオープン価格で、7月下旬に発売を開始する。
店頭での販売価格は、SE535は6万円弱、SE425は4万円弱程度になる見込み。なお7月から、SHUREのコンシューマー機器の代理業務は、従来のヒビノインターサウンドから完実電気へと変更された。(8/10)価格の修正があり、SE535は5万円前後、SE425は3万円前後で販売されることが発表されました。
ともにバランスド・アーマチュア型ドライバー搭載のカナル型イヤホンで、それぞれSE530とSE420の後継機。ケースのデザインは同一だが、後述するように内部構成や同梱アクセサリーなどが異なっている。
SE535はメタリックブロンズとクリアー、SE425はメタリックシルバーとクリアーの2色を用意する。
クリアーは完全にスケルトンで、内部のパーツも確認できる。メタリックブロンズとメタリックシルバーは、ともにケースの周りがクリアーパーツで覆われており、これまでのSE530/420とは雰囲気が異なっている。
ユニットなどの部品やケースを一新して小型・軽量化を図った。音の傾向は「バランス重視で、プロモニターとしても使えるような音のデザインとした。周波数特性は前モデルに比べフラットになった」(Shure Japan社長の岩崎氏)という。
SE535はトリプルドライバーで、高域用ユニット1基、低域用が2基という構成。SE425はデュアルドライバーで、高域用、低域用ともに1ユニットずつ搭載している。
両機に搭載された「MicroDriver」ドライバーは新開発のもの。クロスオーバーも自社製で、小型化を図るために新たに開発した。
再生周波数帯域はSE535が18Hz〜19kHz、SE425は20Hz〜19kHz。
装着時の快適性を高める工夫も盛り込まれている。
まずノズルについて工夫し、位置を最適化するために検証を重ねたほか、ノズル角も快適に耳にフィットするようにデザインした。
ケーブルの曲がりを保持するワイヤーフィット機能を新たに装備。適度な硬さを持つ特殊プラスチックをケーブルの周りに巻くことで、耳の周囲の部分のケーブルの形状をある程度固定することができ、いわゆる「SHURE掛け」時の装着感が高まった。
またケーブルは着脱式となり、360度回転するスナップ・ロック式の金メッキ「MMCXコネクター」で接続する。ケーブルはケブラーで強化しているが、万一断線した場合にもケーブル部分の交換のみで使用し続けられる。
また、ケーブルが着脱式となったことで、iPhoneなどに対応するMPA(Music Phone Adaptor)といったオプション品にも、容易に付け替えられるようになった。ケーブル長は1.6m。
同梱アクセサリーも充実している。両機とも、フォーム・イヤパッド(S/M/L)とソフト・フレックス・イヤパッド(S/M/L)、イエロー・フォーム・イヤパッド、トリプルフランジ・イヤパッド、キャリングケース、6.3mmアダプターを同梱。さらにSE535にはレベルコントローラーと航空機内用アダプターが付属する。
Shure Japanの岩崎 顕悟氏は、SE115とSE425の間に位置する製品についても、「今後2〜3ヶ月の間に投入する」ことを表明。
また別項で紹介するSE115のクリアーモデル「SE115-CL」、iPhone/iPod対応モデル「SE115m+」と合わせ、SHUREの今後の展開について注目して欲しいとアピールした。
ラインナップを整理し、コンシューマー向け製品の代理店を変更したことについては、「従来は一般の家電店と楽器店で品番も色も分けていたが、今はイヤホンの種類が増えているのでメーカーの特徴を出す必要がある。プロオーディオのメーカーという立ち位置をはっきりと打ち出すため、家電ルートと楽器ルートを統一した。その結果、品番がシンプルになり、ローエンドからハイエンドまでわかりやすいラインナップになった」と説明した。
製品の詳細やマーケティング戦略についてプレゼンしたSHURE ASIA のウィリアム・チャン氏は、改めてSHUREのブランドの歴史について説明。80年に渡ってマイクを作ってきたメーカーであること、プロ用の製品のクオリティに定評があり、数々のミュージシャンがSHUREのインイヤーモニターを使用していることなどを説明した。
またチャン氏は、SHURE製品の特徴である「サウンドアイソレーション」という概念についても改めて説明。独自のイヤーパッドを使用することで、一般のノイズキャンセリングヘッドホンに比べて2〜3倍程度ノイズを防げるとし、またイヤーパッドにより最高で約37dBのノイズをブロック可能なほか、乾電池が必要ない、逆相による不自然な音が発生しないなどのメリットを挙げた。
【問い合わせ先】
完実電気(株)
TEL/03-5821-1321
※2012年4月以降は03-3261-2071
店頭での販売価格は、SE535は6万円弱、SE425は4万円弱程度になる見込み。なお7月から、SHUREのコンシューマー機器の代理業務は、従来のヒビノインターサウンドから完実電気へと変更された。(8/10)価格の修正があり、SE535は5万円前後、SE425は3万円前後で販売されることが発表されました。
ともにバランスド・アーマチュア型ドライバー搭載のカナル型イヤホンで、それぞれSE530とSE420の後継機。ケースのデザインは同一だが、後述するように内部構成や同梱アクセサリーなどが異なっている。
SE535はメタリックブロンズとクリアー、SE425はメタリックシルバーとクリアーの2色を用意する。
クリアーは完全にスケルトンで、内部のパーツも確認できる。メタリックブロンズとメタリックシルバーは、ともにケースの周りがクリアーパーツで覆われており、これまでのSE530/420とは雰囲気が異なっている。
ユニットなどの部品やケースを一新して小型・軽量化を図った。音の傾向は「バランス重視で、プロモニターとしても使えるような音のデザインとした。周波数特性は前モデルに比べフラットになった」(Shure Japan社長の岩崎氏)という。
SE535はトリプルドライバーで、高域用ユニット1基、低域用が2基という構成。SE425はデュアルドライバーで、高域用、低域用ともに1ユニットずつ搭載している。
両機に搭載された「MicroDriver」ドライバーは新開発のもの。クロスオーバーも自社製で、小型化を図るために新たに開発した。
再生周波数帯域はSE535が18Hz〜19kHz、SE425は20Hz〜19kHz。
装着時の快適性を高める工夫も盛り込まれている。
まずノズルについて工夫し、位置を最適化するために検証を重ねたほか、ノズル角も快適に耳にフィットするようにデザインした。
ケーブルの曲がりを保持するワイヤーフィット機能を新たに装備。適度な硬さを持つ特殊プラスチックをケーブルの周りに巻くことで、耳の周囲の部分のケーブルの形状をある程度固定することができ、いわゆる「SHURE掛け」時の装着感が高まった。
またケーブルは着脱式となり、360度回転するスナップ・ロック式の金メッキ「MMCXコネクター」で接続する。ケーブルはケブラーで強化しているが、万一断線した場合にもケーブル部分の交換のみで使用し続けられる。
また、ケーブルが着脱式となったことで、iPhoneなどに対応するMPA(Music Phone Adaptor)といったオプション品にも、容易に付け替えられるようになった。ケーブル長は1.6m。
同梱アクセサリーも充実している。両機とも、フォーム・イヤパッド(S/M/L)とソフト・フレックス・イヤパッド(S/M/L)、イエロー・フォーム・イヤパッド、トリプルフランジ・イヤパッド、キャリングケース、6.3mmアダプターを同梱。さらにSE535にはレベルコントローラーと航空機内用アダプターが付属する。
Shure Japanの岩崎 顕悟氏は、SE115とSE425の間に位置する製品についても、「今後2〜3ヶ月の間に投入する」ことを表明。
また別項で紹介するSE115のクリアーモデル「SE115-CL」、iPhone/iPod対応モデル「SE115m+」と合わせ、SHUREの今後の展開について注目して欲しいとアピールした。
ラインナップを整理し、コンシューマー向け製品の代理店を変更したことについては、「従来は一般の家電店と楽器店で品番も色も分けていたが、今はイヤホンの種類が増えているのでメーカーの特徴を出す必要がある。プロオーディオのメーカーという立ち位置をはっきりと打ち出すため、家電ルートと楽器ルートを統一した。その結果、品番がシンプルになり、ローエンドからハイエンドまでわかりやすいラインナップになった」と説明した。
製品の詳細やマーケティング戦略についてプレゼンしたSHURE ASIA のウィリアム・チャン氏は、改めてSHUREのブランドの歴史について説明。80年に渡ってマイクを作ってきたメーカーであること、プロ用の製品のクオリティに定評があり、数々のミュージシャンがSHUREのインイヤーモニターを使用していることなどを説明した。
またチャン氏は、SHURE製品の特徴である「サウンドアイソレーション」という概念についても改めて説明。独自のイヤーパッドを使用することで、一般のノイズキャンセリングヘッドホンに比べて2〜3倍程度ノイズを防げるとし、またイヤーパッドにより最高で約37dBのノイズをブロック可能なほか、乾電池が必要ない、逆相による不自然な音が発生しないなどのメリットを挙げた。
【問い合わせ先】
完実電気(株)
TEL/03-5821-1321
※2012年4月以降は03-3261-2071
関連リンク
- ジャンルヘッドホン(単体)
- ブランドSHURE
- 型番SE535
- 発売日2010年7月下旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格50,000円前後)
【SPEC】●ドライバー:MicroDriver×3 ●感度:119dB SPL/mW(1kHz) ●再生周波数帯域:18Hz〜19kHz ●公称インピーダンス:36Ω(1kHz) ●入力コネクター:3.5mmステレオ・ミニプラグ、金メッキ ●ケーブル長:1.6m着脱式 ●カラー:メタリックブロンズ、クリアー
- ジャンルヘッドホン(単体)
- ブランドSHURE
- 型番SE425
- 発売日2010年7月下旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格30,000円前後)
【SPEC】●ドライバー:MicroDriver×2 ●感度:119dB SPL/mW(1kHz) ●再生周波数帯域:18Hz〜19kHz ●公称インピーダンス:22Ω(1kHz) ●入力コネクター:3.5mmステレオ・ミニプラグ、金メッキ ●ケーブル長:1.6m着脱式 ●カラー:メタリックシルバー、クリアー