• ブランド
    特設サイト
公開日 2010/09/21 13:05

ソニー、「Sマイクシステム」「強力ノイズカット」搭載のリニアPCMレコーダー2シリーズを発売

上級機はS-Masterも搭載
ファイル・ウェブ編集部
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
ソニーは、独自の「S-mic(Sマイク)システム」や新技術「強力ノイズカット」を搭載したリニアPCMレコーダー2シリーズ計4モデルを10月21日より発売する。

■SXシリーズ
ICD-SX813(4GB/S-Master有)¥OPEN(予想実売価格23,000円前後)
ICD-SX713(4GB/S-Master無)¥OPEN(予想実売価格20,000円前後)

■UXシリーズ
ICD-UX513F(4GB)¥OPEN(予想実売価格13,000円前後)
ICD-UX512(2GB)¥OPEN(予想実売価格10,000円前後)

SXシリーズ

UXシリーズ

■全モデル共通の特徴

従来機種のマイクをさらに改善し高感度で低ノイズを実現した内蔵マイクと、同社の録音技術のノウハウを生み混んだ録音システムを組み合わせた「Sマイク・システム」を搭載。遠くの音や小さな音を、より自然で聞きやすく録音できるようにしたという。

同システムでは、感度と実用S/Nを向上させたことでノイズレベルを大幅に改善。SXシリーズでは従来機の約1/5、UXシリーズでは従来機の約1/2にまでノイズレベルを低減させている。

再生時のノイズを低減させる新技術「強力ノイズカット」を搭載。同技術は、低・高域をフィルターでカットしていた従来までの方法ではなく、全帯域からノイズを取り除くというもので、同社の音に関わる専門開発チームである技術開発本部・信号処理技術2部が、2年をかけて開発。これにより音声を自然に保ちながらノイズを低減させた。

プロジェクターを使用した会議などの際には、ファンノイズを約80パーセント低減しながらも会話音声は違和感のない再生を実現させているとしている。また、録音中に本体のボタンを押した際などの、タッチノイズへの対応力も向上している。

パソコンとの接続はWIndowsとMacのどちらにも対応しており、AAC再生にも対応。また、内蔵メモリーに加えてメモリースティックマイクロとマイクロSD両方に対応したメモリーカードスロットを装備している。

また、録音/再生中に任意のポジションにマーキングできる「トラックマーク」機能を搭載。1ファイル最大98件までトラッキングが行える。そのほか、録音する状況に合わせた設定をプリセットした「シーンセレクト」も新しくし、SXシリーズ、UXシリーズそれぞれの項目で搭載している。

さらに、両機種とも前モデルから液晶画面を大型化。操作ボタンは扱いやすいよう配慮した十字キーを採用している。

また、パソコンとの接続時に使用できる新たな音声編集/再生ソフト「Sound Organizer」を同梱。ファイルの分割や結合、トラックマークなどの編集を始めとした各種ファイル管理が行える。

■SXシリーズ最上位機はS-MasterとデジタルNCも搭載

SXシリーズはフルデジタルアンプ「S-Master」とデジタルノイズキャンセリングを搭載した「SX813」と、両機能を搭載しない「SX713」の2種類を用意。本体色は「SX813」がブラックの1色で、「SX713」はシルバーとボルドーレッドの2色を用意している。

可動式の単一指向性マイクを採用。インタビューなど特定の話し相手の音声録音など用の「インタビューポジション」と、会議などでの全体の音声を録音するための「ミーティングポジション」を使い分けられる。

可動式の単一指向性マイクを装備

側面の様子

録音シーンに応じて内蔵マイクの周波数特性を最適化する「Microphone Frequency Optimizer(MFO)」機能を搭載。例えば音楽録音時には高低域をフラットに伸ばしてバランスの良い周波数特性にし、会議やインタビュー録音時には音声帯域に影響のない低域を自然にカットするなどの処理を行う。

デュアルADコンバーター切り替え方式を採用したことにより、ダイナミックレンジとS/N比を向上。これにより、より録音音声が自然に聞こえるインテリジェントAGC(Auto Gain Control)も実現させた。

また、一方のメモリー残量がなくなった際、自動的にもう一方のメモリーに切り替えて録音を継続するクロスメモリー機能にも対応。さらに「プリレコーディング機能」も備えており、同機能をONに設定した後に録音を一時停止にしておけば、常に5秒間分の音をメモリーに保存。RECボタンを押した際に、5秒前の音から録音を開始する。

そのほか、録音したファイルをカレンダー表示から探せる「カレンダーサーチ」や、「会議」「音楽」など、使用頻度の高そうな項目をプリセットしてある「簡易フォルダー名称登録」なども搭載。デジタルピッチコントロールについても、速度軸と音程軸によるレーダーチャートから操作できる。

■UXシリーズは従来機からスタミナ倍増 - 上位機はFMチューナーも搭載

UXシリーズは容量4GBでFMラジオ録音にも対応した「UX513F」と、容量2GBでラジオ録音非対応の「UX512」を用意。本体色は、「UX513F」がブラック、レッド、シャンパンゴールドの3色、「UX512」がシルバー、ホワイト、ピンク、ブルーの4色で展開する。

ICD-UX512

側面の様子

これまでMP3のみだった録音フォーマットにおいて新たにリニアPCMへ対応したことに加えて、システムLSIの省電力化も実現。これにより、録音時間を従来の約14.5時間から最大約29時間へと倍増させた。

スライド式のUSB端子を備えPCとの直接の接続が可能

FMチューナー搭載の「UX513F」では、最長で約6時間のラジオ受信および録音が行える。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE

トピック

製品スペックを見る
  • ジャンルその他
  • ブランドSONY
  • 型番ICD-SX813
  • 発売日2010年10月21日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格23,000円前後)
  • ジャンルその他
  • ブランドSONY
  • 型番ICD-SX713
  • 発売日2010年10月21日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格20,000円前後)
  • ジャンルその他
  • ブランドSONY
  • 型番ICD-UX513F
  • 発売日2010年10月21日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格13,000円前後)
  • ジャンルその他
  • ブランドSONY
  • 型番ICD-UX512
  • 発売日2010年10月21日
  • 価格¥OPEN(予想実売価格10,000円前後)
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
3 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
4 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
5 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
6 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
7 モニターオーディオ「GOLDシリーズ」レビュー。ユニット大幅刷新の第6世代機は「ハイスピードで焦点の明確な音調」
8 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
9 Nothing、スマホ/イヤホンが最大30%オフ価格になるウィンターキャンペーン。先着順で靴下もらえる
10 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
12/20 10:05 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX