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公開日 2011/01/12 15:00
パナソニック、全機種3D対応の新「ブルーレイDIGA」6機種を発売 − 4番組同時録画対応、ネットワーク大幅強化
Wi-Fiでの自動番組転送も
パナソニックは、Blu-ray 3Dの再生に対応した「ブルーレイDIGA」新モデル6機種を2月5日から順次発売する。
6機種中4機種は、地上/BS/110度CSデジタルチューナー3系統を装備して3番組同時ができる。さらにLANで接続したスカパー!HDの録画も同時に行え、最大で4番組同時録画が可能だ。BDレコーダーで4番組同時録画を実現したのは世界初。
なお、スカパー!HD録画は6機種すべてが対応。また上位3機種はWi-Fiを内蔵し、Skypeの利用もできる。下位3機種はオプションでWi-Fiに対応する。
6機種の主な機能や価格等は以下の通り。価格はすべてオープン価格となる。
ブルーレイDIGAの2011年春モデル6機種は、全機種が3D対応となったことから、これまでの3D対応は4桁、2D対応は3桁という型番構成をやめ、すべて3桁に戻った。前シリーズのDMR-BWT3100の後継機種がDMR-BZT900という位置づけになる。
また型番のBZはトリプルチューナーで、BWはダブルチューナー、BRはシングルチューナーをそれぞれ表している。
なお、今回のシリーズでは、シングルチューナー機を含め、すべて新世代UniPhierを搭載。UniPhierのチップ自体は、前シリーズの2010年秋モデルと同じものだ。
デザイン面では、BZT900以外の機種は、業界最薄となる高さ49mmを実現(BZT900は高さ68mm)。薄型化のために小型チューナーを開発したほか、HDD下部のコネクタを薄型化。またAV基板上のジャックの配置なども工夫し、消費電力を削減したことでファンが小型化できたのも薄型化に貢献した。
さらにBZT900/800/700の天面は、ドットのウェーブ上パターンを表示した「ストリームテクスチャー」を採用。デザインの品位を高めているだけでなく、指紋やホコリ、汚れが目立ちにくいという実用上のメリットも備えている。このほか、フロントは2枚扉ではなく、全機種が1枚扉となった。
■新たなフラグシップ機「DMR-BZT900」のみの特徴
全機種の特徴を紹介する前に、プレミアムモデルという位置づけのDMR-BZT900のみの特徴を紹介しておこう。
BZT900では、3TBのHDDを搭載。BDレコーダーとして世界初の3TB対応モデルだ。さらに使用パーツも厳選し、アナログ部の高音質コンデンサー、電源部の超低インピーダンスコンデンサー、セラミック製のインシュレーター、192kHz/32ビット音声DAC、OFC電源トランス、OFCリード採用のコンデンサーなどを搭載。クオリティを高めるために培ってきた従来機のノウハウを継承した。
HDMIの高音質化を図るため、HDMI出力は2系統を装備。「HDMI低クロックジッタシステム」も引き続き搭載している。
BZT900では、新たに「ハイクラリティサウンド」を搭載。BDプレーヤー「DMP-BDT900」で好評の機能で、アナログ映像信号をOFFにすることで、音声信号に対する影響を排除できる。HDMI接続とアナログ接続の両方で効果が得られるという。
また、真空管アンプの音質をデジタル演算で再現する「真空管サウンド」は、これまでの3モードに加え、新たに「明晰な音色」「繊細な高域」「豊かな響き」をそれぞれイメージした3モードを追加。計6モードから選択できるようになった。
■「HZモード」でフルHD 15倍録画が可能に
本機長時間録画機能がさらに進化した。第6世代の「新アドバンスドAVCエンコーダー」を装備し、新たに平均ビットレート約1.6Mbpsの「HZモード」を用意。BS/110度CSデジタルの約24Mbpsの番組の場合、フルHD解像度のまま、約15倍の長時間録画を行うことが可能になった。3TBのBZT900でHZモードを使用した場合、約4,050時間の録画が行える。なおBDドライブ部はBDXLに対応し、3層のBDXL-Rディスクなどへの録画が行える。
■2D画質がさらに進化。アニメの原画解像度変換はBDにも対応
高画質技術では、従来通り「トゥルーカラーエンジン」を搭載。3Dマルチタップ方式の「新リアルクロマプロセッサ」や「階調ロスレスシステム」が利用できる。
また、前シリーズでマニアから高い評価を得た「アニメモード」もさらに進化した。
アニメモードの中で最もマニアックな機能が、いったんアニメの原画の解像度に戻してから、DIGA内でアップコンバート処理を行い、解像感とS/Nを向上させる「原画解像度変換」だ。前シリーズではハイビジョン放送のみ適用できたが、今回の2011年春モデルでは、BDビデオでも使用できるようになった。この機能により、不適切なアプコン処理が行われたソフトのジャギーやコーミングを効果的に除去することができる。
■2D-3D変換機能や3D映像の調整機能を搭載
3D再生機能も進化。BDレコーダーとして初めて、2D-3D変換機能を搭載した。2D-3D変換のアルゴリズムはVIERAに搭載されたものとは別のものという。
またBDレコーダー/プレーヤーとして世界で初めて、3D映像の奥行きをコントロールする「3D奥行きコントローラー」機能を搭載。左眼用の映像と右眼用の映像を左右にシフトさせることで、映像の深度の中心位置を、手前側、あるいは奥側にオフセットする機能だ。
さらに3D映像の「見やすさ」にも配慮。スクリーンタイプとして「曲面」を選択すると、画面の両端を奥行き方向に曲げて表示。これにより、目に優しい奥行き感や広がり感が得られる。
また、3D映像の画面の縁にぼかしを入れる機能も備えた。これにより、テレビのベゼルの存在が気になりにくく、より3D映像に没入しやすくなる。ぼかし幅が調整できるほか、ぼかし色もグレーなどいくつかの色が選択できる。
■新たなモバイル端末と連携しWi-Fiで番組を自動転送
ネットワーク機能も強化した。新たにWi-Fiで録画した番組を自動転送する機能を搭載したのが、最も注目すべき点だ。
これまでのSDカードでの番組持ち出しでは、SDカードを抜き差しし、リモコンで操作する手間が必要だったが、新機能を使うことで転送を自動化できる。
同社ではこの転送機能を活用できる、新たなモバイル端末も開発。2011年春以降に発売する予定だ。なお、先日同社はCESで、Android採用の「VIERA Tablet」を発表しているが、このモバイル端末の名称や仕様等は現段階で明らかにされていない。
新モバイル端末は、DIGAに録画した番組をWi-Fiで転送することが可能。番組を転送するかどうかは、予約録時にあらかじめ設定しておける。またHDD内の録画番組を毎日決まった時間にワイヤレスで転送する「かんたん自動転送」機能も搭載。朝起きた時に、昨晩録画した番組が転送されているよう設定しておくこともできる。
さらに宅内LANでDIGAと接続し、DIGAで受信して転送された地上/BS/110度CSデジタル放送を視聴することができるほか、DIGAに録画した番組を視聴することも可能。
モバイル端末への、録画番組やテレビ番組の転送は、約1.5MbpsのVGA画質で行われる。DIGAのチューナーで受けた放送をモバイル端末で視聴したり、DIGA内の番組を再生するときは、DIGAでリアルタイムトランスコードしながらモバイル端末に転送する仕組みだ。
■ホームネットワークで自動レート変換が可能に
ホームネットワーク機能では、DLNAベースの「お部屋ジャンプリンク」機能がさらに進化。録画番組を配信する際に、自動レート変換機能が利用できるようになった。これにより、Wi-Fiの接続が安定していない時にも、番組の配信が行いやすくなった。
自動レート変換機能の設定は「オート」「入」「切」の3種類で、オートの場合はWi-Fiの接続速度をDIGAが自動測定し、その結果に応じて、録画時の画質をそのまま使用するか、HEモードに変換しながら配信するかを決定する。
同機能が「入」の場合は常にHEモードに変換し、切の場合は録画時の画質で転送する。
■Skype機能に新対応。留守録や写真共有も可能
さらに、BDレコーダーとして初めてSkype機能も搭載。対応のVIERAはもちろん、PCやスマートフォンなど、様々なSkype対応端末と、無料で音声/ビデオ通話が行える。リモコンにSkypeボタンが用意され、機能をかんたんに呼び出すことができる。
DIGAのSkype機能は留守録機能も搭載。不在時にかかってきた通話をDIGAに録画できる。録画した通話は、有料のボイスメール機能を使って、外出先で音声部分のみ再生することもできる。
またSkype通話中に、DIGAのHDDやSDカードに保存した写真を選択し、相手の画面に表示させることもできる。たとえば子供の写真を両親に見せながらSkypeで通話する、などといった使い方ができる。この写真共有機能は、今後行われるバージョンアップで対応する予定だ。
■BDソフトをSDカードにムーブ「e-move」にも対応
またBZT900/800/700/600の4機種は、パッケージソフトの映像データをSDカードに転送する機能「e-move」にも対応した。
e-moveは、ブルーレイディスクに、HD映像だけでなくSD画質やワンセグ画質のモバイル用映像を記録しておき、SDカードに転送する機能。2011年春から、e-moveに対応したソフトが様々なソフトメーカーから発売される予定。
e-moveを使用するには、同機能に対応したソフトをDIGAにセットし、リモコンで操作することで、SDカードに動画をムーブできる。ムーブはクーポン管理が行われるので、ネット接続が必要になる。
■「ディモーラ」との連携強化
2月1日にディモーラのPC/携帯サイトをリニューアルし、スマートフォン専用サイトが用意されることも明らかにされた。さらに「おすすめ番組」「予約重複通知メール」サービスも追加。またディモーラに加え、DIGAをさらに活用できる新インターネットサービスも開始する予定という。
なお、ディモーラは2月1日からDMR-BZT900/800/700/600/BWT500/BRT300に対応する。
■電源オフから番組表表示までが約1秒
起動スピードでは、電源オフ時から番組表を表示するまでの時間にこだわった。クイックスタート時は、電源オフから約1秒で番組表を表示できる。さらにクイックスタート時の待機時消費電力も約5Wと、省エネにも配慮している。
■音声読み上げやシンプルリモコンなど初心者にも配慮
使い勝手の面では、VIERAの既存機種で好評だった音声読み上げ機能を、DIGAとして初めて採用。スタートボタンを長押しすることで設定が可能で、番組表や録画一覧、選局操作などを読み上げる。操作が正常に行われた場合や、エラーが出た場合なども読み上げが行われ、レコーダーの操作に不慣れなユーザーでも安心して利用できるよう工夫している。
フルリモコンのほか、シンプルリモコンでの操作も可能。シンプルリモコンで操作すると、通常のGUIとは異なる、よりシンプルな画面が表示される。シンプルリモコンはBDZ600/BWT500/BRT300が同梱し、それ以外の上位3機種はオプション対応となる。
シンプルリモコンでも音声読み上げに対応するほか、ボタンの文字もより視認性を高めた。「予約/確認」ボタンの長押しで一発設定ができるなど、使い勝手も向上させている。
【問い合わせ先】
DIGA(ディーガ)ご相談窓口
TEL/0120-878-982
6機種中4機種は、地上/BS/110度CSデジタルチューナー3系統を装備して3番組同時ができる。さらにLANで接続したスカパー!HDの録画も同時に行え、最大で4番組同時録画が可能だ。BDレコーダーで4番組同時録画を実現したのは世界初。
なお、スカパー!HD録画は6機種すべてが対応。また上位3機種はWi-Fiを内蔵し、Skypeの利用もできる。下位3機種はオプションでWi-Fiに対応する。
6機種の主な機能や価格等は以下の通り。価格はすべてオープン価格となる。
型番 | HDD容量 | 同時録画 | 無線LAN | Skype | フルリモコン | 予想実売価格 | 発売時期 |
DMR-BZT900 | 3TB | 3チューナー+スカパー!HD | 内蔵 | ○ | 無線 | 32万円前後 | 2月5日 |
DMR-BZT800 | 2TB | 3チューナー+スカパー!HD | 内蔵 | ○ | 無線 | 20万円前後 | 2月5日 |
DMR-BZT700 | 1TB | 3チューナー+スカパー!HD | 内蔵 | ○ | 赤外線 | 15万円前後 | 2月5日 |
DMR-BZT600 | 500GB | 3チューナー+スカパー!HD | 対応 | - | 赤外線 | 11万円前後 | 2月5日 |
DMR-BWT500 | 500GB | 2チューナー+スカパー!HD | 対応 | - | 赤外線 | 10万円前後 | 2月25日 |
DMR-BRT300 | 500GB | 1チューナー+スカパー!HD | 対応 | - | 赤外線 | 8万円前後 | 2月25日 |
ブルーレイDIGAの2011年春モデル6機種は、全機種が3D対応となったことから、これまでの3D対応は4桁、2D対応は3桁という型番構成をやめ、すべて3桁に戻った。前シリーズのDMR-BWT3100の後継機種がDMR-BZT900という位置づけになる。
また型番のBZはトリプルチューナーで、BWはダブルチューナー、BRはシングルチューナーをそれぞれ表している。
なお、今回のシリーズでは、シングルチューナー機を含め、すべて新世代UniPhierを搭載。UniPhierのチップ自体は、前シリーズの2010年秋モデルと同じものだ。
デザイン面では、BZT900以外の機種は、業界最薄となる高さ49mmを実現(BZT900は高さ68mm)。薄型化のために小型チューナーを開発したほか、HDD下部のコネクタを薄型化。またAV基板上のジャックの配置なども工夫し、消費電力を削減したことでファンが小型化できたのも薄型化に貢献した。
さらにBZT900/800/700の天面は、ドットのウェーブ上パターンを表示した「ストリームテクスチャー」を採用。デザインの品位を高めているだけでなく、指紋やホコリ、汚れが目立ちにくいという実用上のメリットも備えている。このほか、フロントは2枚扉ではなく、全機種が1枚扉となった。
■新たなフラグシップ機「DMR-BZT900」のみの特徴
全機種の特徴を紹介する前に、プレミアムモデルという位置づけのDMR-BZT900のみの特徴を紹介しておこう。
BZT900では、3TBのHDDを搭載。BDレコーダーとして世界初の3TB対応モデルだ。さらに使用パーツも厳選し、アナログ部の高音質コンデンサー、電源部の超低インピーダンスコンデンサー、セラミック製のインシュレーター、192kHz/32ビット音声DAC、OFC電源トランス、OFCリード採用のコンデンサーなどを搭載。クオリティを高めるために培ってきた従来機のノウハウを継承した。
HDMIの高音質化を図るため、HDMI出力は2系統を装備。「HDMI低クロックジッタシステム」も引き続き搭載している。
BZT900では、新たに「ハイクラリティサウンド」を搭載。BDプレーヤー「DMP-BDT900」で好評の機能で、アナログ映像信号をOFFにすることで、音声信号に対する影響を排除できる。HDMI接続とアナログ接続の両方で効果が得られるという。
また、真空管アンプの音質をデジタル演算で再現する「真空管サウンド」は、これまでの3モードに加え、新たに「明晰な音色」「繊細な高域」「豊かな響き」をそれぞれイメージした3モードを追加。計6モードから選択できるようになった。
■「HZモード」でフルHD 15倍録画が可能に
本機長時間録画機能がさらに進化した。第6世代の「新アドバンスドAVCエンコーダー」を装備し、新たに平均ビットレート約1.6Mbpsの「HZモード」を用意。BS/110度CSデジタルの約24Mbpsの番組の場合、フルHD解像度のまま、約15倍の長時間録画を行うことが可能になった。3TBのBZT900でHZモードを使用した場合、約4,050時間の録画が行える。なおBDドライブ部はBDXLに対応し、3層のBDXL-Rディスクなどへの録画が行える。
■2D画質がさらに進化。アニメの原画解像度変換はBDにも対応
高画質技術では、従来通り「トゥルーカラーエンジン」を搭載。3Dマルチタップ方式の「新リアルクロマプロセッサ」や「階調ロスレスシステム」が利用できる。
また、前シリーズでマニアから高い評価を得た「アニメモード」もさらに進化した。
アニメモードの中で最もマニアックな機能が、いったんアニメの原画の解像度に戻してから、DIGA内でアップコンバート処理を行い、解像感とS/Nを向上させる「原画解像度変換」だ。前シリーズではハイビジョン放送のみ適用できたが、今回の2011年春モデルでは、BDビデオでも使用できるようになった。この機能により、不適切なアプコン処理が行われたソフトのジャギーやコーミングを効果的に除去することができる。
■2D-3D変換機能や3D映像の調整機能を搭載
3D再生機能も進化。BDレコーダーとして初めて、2D-3D変換機能を搭載した。2D-3D変換のアルゴリズムはVIERAに搭載されたものとは別のものという。
またBDレコーダー/プレーヤーとして世界で初めて、3D映像の奥行きをコントロールする「3D奥行きコントローラー」機能を搭載。左眼用の映像と右眼用の映像を左右にシフトさせることで、映像の深度の中心位置を、手前側、あるいは奥側にオフセットする機能だ。
さらに3D映像の「見やすさ」にも配慮。スクリーンタイプとして「曲面」を選択すると、画面の両端を奥行き方向に曲げて表示。これにより、目に優しい奥行き感や広がり感が得られる。
また、3D映像の画面の縁にぼかしを入れる機能も備えた。これにより、テレビのベゼルの存在が気になりにくく、より3D映像に没入しやすくなる。ぼかし幅が調整できるほか、ぼかし色もグレーなどいくつかの色が選択できる。
■新たなモバイル端末と連携しWi-Fiで番組を自動転送
ネットワーク機能も強化した。新たにWi-Fiで録画した番組を自動転送する機能を搭載したのが、最も注目すべき点だ。
これまでのSDカードでの番組持ち出しでは、SDカードを抜き差しし、リモコンで操作する手間が必要だったが、新機能を使うことで転送を自動化できる。
同社ではこの転送機能を活用できる、新たなモバイル端末も開発。2011年春以降に発売する予定だ。なお、先日同社はCESで、Android採用の「VIERA Tablet」を発表しているが、このモバイル端末の名称や仕様等は現段階で明らかにされていない。
新モバイル端末は、DIGAに録画した番組をWi-Fiで転送することが可能。番組を転送するかどうかは、予約録時にあらかじめ設定しておける。またHDD内の録画番組を毎日決まった時間にワイヤレスで転送する「かんたん自動転送」機能も搭載。朝起きた時に、昨晩録画した番組が転送されているよう設定しておくこともできる。
さらに宅内LANでDIGAと接続し、DIGAで受信して転送された地上/BS/110度CSデジタル放送を視聴することができるほか、DIGAに録画した番組を視聴することも可能。
モバイル端末への、録画番組やテレビ番組の転送は、約1.5MbpsのVGA画質で行われる。DIGAのチューナーで受けた放送をモバイル端末で視聴したり、DIGA内の番組を再生するときは、DIGAでリアルタイムトランスコードしながらモバイル端末に転送する仕組みだ。
■ホームネットワークで自動レート変換が可能に
ホームネットワーク機能では、DLNAベースの「お部屋ジャンプリンク」機能がさらに進化。録画番組を配信する際に、自動レート変換機能が利用できるようになった。これにより、Wi-Fiの接続が安定していない時にも、番組の配信が行いやすくなった。
自動レート変換機能の設定は「オート」「入」「切」の3種類で、オートの場合はWi-Fiの接続速度をDIGAが自動測定し、その結果に応じて、録画時の画質をそのまま使用するか、HEモードに変換しながら配信するかを決定する。
同機能が「入」の場合は常にHEモードに変換し、切の場合は録画時の画質で転送する。
■Skype機能に新対応。留守録や写真共有も可能
さらに、BDレコーダーとして初めてSkype機能も搭載。対応のVIERAはもちろん、PCやスマートフォンなど、様々なSkype対応端末と、無料で音声/ビデオ通話が行える。リモコンにSkypeボタンが用意され、機能をかんたんに呼び出すことができる。
DIGAのSkype機能は留守録機能も搭載。不在時にかかってきた通話をDIGAに録画できる。録画した通話は、有料のボイスメール機能を使って、外出先で音声部分のみ再生することもできる。
またSkype通話中に、DIGAのHDDやSDカードに保存した写真を選択し、相手の画面に表示させることもできる。たとえば子供の写真を両親に見せながらSkypeで通話する、などといった使い方ができる。この写真共有機能は、今後行われるバージョンアップで対応する予定だ。
■BDソフトをSDカードにムーブ「e-move」にも対応
またBZT900/800/700/600の4機種は、パッケージソフトの映像データをSDカードに転送する機能「e-move」にも対応した。
e-moveは、ブルーレイディスクに、HD映像だけでなくSD画質やワンセグ画質のモバイル用映像を記録しておき、SDカードに転送する機能。2011年春から、e-moveに対応したソフトが様々なソフトメーカーから発売される予定。
e-moveを使用するには、同機能に対応したソフトをDIGAにセットし、リモコンで操作することで、SDカードに動画をムーブできる。ムーブはクーポン管理が行われるので、ネット接続が必要になる。
■「ディモーラ」との連携強化
2月1日にディモーラのPC/携帯サイトをリニューアルし、スマートフォン専用サイトが用意されることも明らかにされた。さらに「おすすめ番組」「予約重複通知メール」サービスも追加。またディモーラに加え、DIGAをさらに活用できる新インターネットサービスも開始する予定という。
なお、ディモーラは2月1日からDMR-BZT900/800/700/600/BWT500/BRT300に対応する。
■電源オフから番組表表示までが約1秒
起動スピードでは、電源オフ時から番組表を表示するまでの時間にこだわった。クイックスタート時は、電源オフから約1秒で番組表を表示できる。さらにクイックスタート時の待機時消費電力も約5Wと、省エネにも配慮している。
■音声読み上げやシンプルリモコンなど初心者にも配慮
使い勝手の面では、VIERAの既存機種で好評だった音声読み上げ機能を、DIGAとして初めて採用。スタートボタンを長押しすることで設定が可能で、番組表や録画一覧、選局操作などを読み上げる。操作が正常に行われた場合や、エラーが出た場合なども読み上げが行われ、レコーダーの操作に不慣れなユーザーでも安心して利用できるよう工夫している。
フルリモコンのほか、シンプルリモコンでの操作も可能。シンプルリモコンで操作すると、通常のGUIとは異なる、よりシンプルな画面が表示される。シンプルリモコンはBDZ600/BWT500/BRT300が同梱し、それ以外の上位3機種はオプション対応となる。
シンプルリモコンでも音声読み上げに対応するほか、ボタンの文字もより視認性を高めた。「予約/確認」ボタンの長押しで一発設定ができるなど、使い勝手も向上させている。
【問い合わせ先】
DIGA(ディーガ)ご相談窓口
TEL/0120-878-982
- ジャンルBlu-rayディスクレコーダー
- ブランドPANASONIC
- 型番DMR-BZT900
- 発売日2011年2月5日
- 価格¥OPEN(予想実売価格320,000円前後)
【SPEC】●内蔵HDD:3TB ●デジタルチューナー数:3 ●録画可能ディスク:BD-R/-RE/DVD-RAM/-R/-R DL/-RW ●映像記録圧縮方式:MPEG-2、MPEG-4 AVC/H.264 ●受信チャンネル:地上デジタル(CATVパススルー対応)、BS・110度CSデジタル放送 ●入出力端子:S映像入出力×1/1、映像入出力×1/1、2chアナログ音声入出力×1/1、光デジタル音声出力×1、同軸デジタル音声出力×1、D映像出力 D1〜D4×1、HDMI映像・音声出力×2 ●消費電力:約30W ●外形寸法:430W×68H×239Dmm(突起部含まず) ●質量:約4.3kg
- ジャンルBlu-rayディスクレコーダー
- ブランドPANASONIC
- 型番DMR-BZT800
- 発売日2011年2月5日
- 価格¥OPEN(予想実売価格200,000円前後)
【SPEC】●内蔵HDD:2TB ●デジタルチューナー数:3 ●録画可能ディスク:BD-R/-RE/DVD-RAM/-R/-R DL/-RW ●映像記録圧縮方式:MPEG-2、MPEG-4 AVC/H.264 ●受信チャンネル:地上デジタル(CATVパススルー対応)、BS・110度CSデジタル放送 ●入出力端子:S映像入出力×1/1、映像入出力×1/1、2chアナログ音声入出力×1/1、光デジタル音声出力×1、D映像出力 D1〜D4×1、HDMI映像・音声出力×1 ●消費電力:約29W ●外形寸法:430W×49H×199Dmm(突起部含まず) ●質量:約3kg
- ジャンルBlu-rayディスクレコーダー
- ブランドPANASONIC
- 型番DMR-BZT700
- 発売日2011年2月5日
- 価格¥OPEN(予想実売価格150,000円前後)
【SPEC】●内蔵HDD:1TB ●デジタルチューナー数:3 ●録画可能ディスク:BD-R/-RE/DVD-RAM/-R/-R DL/-RW ●映像記録圧縮方式:MPEG-2、MPEG-4 AVC/H.264 ●受信チャンネル:地上デジタル(CATVパススルー対応)、BS・110度CSデジタル放送 ●入出力端子:S映像入出力×1/1、映像入出力×1/1、2chアナログ音声入出力×1/1、光デジタル音声出力×1、D映像出力 D1〜D4×1、HDMI映像・音声出力×1 ●消費電力:約27W ●外形寸法:430W×49H×199Dmm(突起部含まず) ●質量:約2.9kg
- ジャンルBlu-rayディスクレコーダー
- ブランドPANASONIC
- 型番DMR-BZT600
- 発売日2011年2月5日
- 価格¥OPEN(予想実売価格110,000円前後)
【SPEC】●内蔵HDD:500GB ●デジタルチューナー数:3 ●録画可能ディスク:BD-R/-RE/DVD-RAM/-R/-R DL/-RW ●映像記録圧縮方式:MPEG-2、MPEG-4 AVC/H.264 ●受信チャンネル:地上デジタル(CATVパススルー対応)、BS・110度CSデジタル放送 ●入出力端子:S映像入出力×1/1、映像入出力×1/1、2chアナログ音声入出力×1/1、光デジタル音声出力×1、D映像出力 D1〜D4×1、HDMI映像・音声出力×1 ●消費電力:約26W ●外形寸法:430W×49H×199Dmm(突起部含まず) ●質量:約2.7kg
- ジャンルBlu-rayディスクレコーダー
- ブランドPANASONIC
- 型番DMR-BWT500
- 発売日2011年2月25日
- 価格¥OPEN(予想実売価格100,000円前後)
【SPEC】●内蔵HDD:500GB ●デジタルチューナー数:2 ●録画可能ディスク:BD-R/-RE/DVD-RAM/-R/-R DL/-RW ●映像記録圧縮方式:MPEG-2、MPEG-4 AVC/H.264 ●受信チャンネル:地上デジタル(CATVパススルー対応)、BS・110度CSデジタル放送 ●入出力端子:S映像入出力×1/1、映像入出力×1/1、2chアナログ音声入出力×1/1、光デジタル音声出力×1、D映像出力 D1〜D4×1、HDMI映像・音声出力×1 ●消費電力:約23W ●外形寸法:430W×49H×199Dmm(突起部含まず) ●質量:約2.7kg
- ジャンルBlu-rayディスクレコーダー
- ブランドPANASONIC
- 型番DMR-BRT300
- 発売日2011年2月25日
- 価格¥OPEN(予想実売価格80,000円前後)
【SPEC】●内蔵HDD:500GB ●デジタルチューナー数:1 ●録画可能ディスク:BD-R/-RE/DVD-RAM/-R/-R DL/-RW ●映像記録圧縮方式:MPEG-2、MPEG-4 AVC/H.264 ●受信チャンネル:地上デジタル(CATVパススルー対応)、BS・110度CSデジタル放送 ●入出力端子:S映像入出力×1/1、映像入出力×1/1、2chアナログ音声入出力×1/1、光デジタル音声出力×1、D映像出力 D1〜D4×1、HDMI映像・音声出力×1 ●消費電力:約21W ●外形寸法:430W×49H×199Dmm(突起部含まず) ●質量:約2.7kg