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公開日 2011/07/14 16:44
ヨドバシの近くにあすオープン、ヤマダ電機「LABI 新宿西口館」を一足先に見てきた
年商400億円程度目指す
(株)ヤマダ電機は、都市型店舗「LABI 新宿西口館」を、あす7月15日(金)午前10時にオープンする。
本日記者向けの説明会が開催され、同社代表取締役 社長 代表執行役員 COOの一宮忠男氏、同店店長の村元公彦氏が出席した。
LABIはヤマダ電機の都市型店舗のブランドネーム。新宿西口店は19店舗目のLABI店。新宿では、昨年4月に新宿東口館をオープンしており、これに続く2店目のLABI店舗となる。
LABI 新宿西口館は、JR新宿駅西口から徒歩5分程度のところにあり、甲州街道沿いに立地。すぐそばにはヨドバシカメラの新宿西口店が店舗を構えている。今回の出店によって、今後は新宿の家電市場もさらに激戦化することが予想される。
店舗は地下2階、地上9階の全11フロア構成で、店舗面積は約8,000m2(約2,400坪)。池袋の日本総本店が約8,000坪なので、その3分の1以下の規模となる。なお、日本総本店などで展開しているレストランフロアなどは用意されていない。
「省エネ・創エネ・蓄エネをコンセプトにした最新型店舗」がコンセプトで、電力需要や地球環境に配慮した製品を積極的に展開していることはもちろん、全館LED照明を採用したのも大きな特徴だ。
LEDは看板や什器の照明、事務所部分の照明などを含め、すべてに徹底して採用した。一宮社長によると約1万灯が用いられているという。一宮社長は「唯一LED化できなかったのは非常時の誘導灯。これもなんとかやりたかったができなかった」と、残念そうな素振りを見せた。
そのほか、屋上には太陽光発電設備を設け、さらに屋上緑化も行って断熱効果を高める工夫も行った。こういった取り組みの成果で、「年換算で約15万kgのCO2削減効果を実現した」(一宮社長)という。
またフロア作りでも「『これからの家電がここにある』をキャッチフレーズに、他店と異なる差別化を行った」と一宮社長は説明。「テレビやPCでは、ネットワーク機能を前面に打ち出している。またタブレットやスマホなどを使った便利な使い方の提案なども、各コーナーにちりばめた」と、様々な機器を接続することによる利便性を訴求したことを説明した。
一宮氏は東口館との棲み分けについても言及。「市場調査の結果では、東口と西口でまったくお客様の層が異なる。東口店は女性に優しいがコンセプトだったが、1年が経過し、お客様の支持をいただき売上も順調に推移している」と説明。さらに「西口店ができることで、相互を埋め合う相乗効果も期待できる」と、両店合計で年間800億円程度、西口店だけで約400億円程度の売上を達成したい、との目標を掲げた。
なお、記者からの「新宿西口はヨドバシカメラの根城で、ヤマダが来ると市場が飽和するのではないか」との質問に対して一宮氏は、「新宿東口で言うと、我々が進出したことで市場そのものが拡大した。もともと新宿全体では2,000億円程度の家電販売の市場規模があると思っており、潜在需要はかなりあると見ている。我々が来ることで、家電消費を活発化させられるだろう」と反論した。
また、ヨドバシカメラとの関係について聞かれた一宮氏は「ヨドバシカメラとは一生懸命がんばる。いい意味で共存共栄できる関係にある。ライバルとして切磋琢磨することでお客様の満足度を高められる」と述べた。
さらに池袋店への影響について問われると、「我々は店舗展開を個ではなく面で捉えている。池袋はどうかというと、私は影響がないと思っている」と強調。同社の郊外型店舗とのカニバリについては「郊外型店舗への影響はないわけはないが、そういったものを含めて、すべてをマスマーケティングとして考えていきたい」とした。
記者説明会のあとには内覧会が開催。各フロアの売場をじっくりと体感することができた。
オーディオビジュアル関連での大きな特徴は、テレビが2F/3Fの2フロア構成となっており、2Fは32V型以上の大型モデル、3Fは32V型以下のパーソナルモデルという分け方で展示されていること。サイズや用途別にフロアが別れているので商品を探しやすく、かつ商品数を多く展示できるというメリットがある。
またAV製品もPC関連製品も、ネットワーク接続の利便性を紹介するコーナーが充実。使い方をイメージしやすいよう図やデモ機が多数用意され、一般的にわかりにくいとされるネットワーク機能を伝えるための工夫が行われている。
特に2Fの大型テレビコーナーでは「スマートテレビ」と銘打ったコーナーも設け、テレビのネット機能の紹介や、それを楽しむための方法、購入すべき周辺機器を紹介している。
デジカメ製品は4Fに展示。デジタル一眼カメラはメーカーごと、コンデジは機能や用途ごとにまとめた展示がメイン。ただしコンデジは、メーカーごとの最新イチ押しモデルを展示するコーナーも併設されている。
ポータブルオーディオプレーヤーやヘッドホン/イヤホンなどはB2Fに展示。ヘッドホン/イヤホンとも、数万円クラスの高額商品はほとんど置いておらず、低〜中価格帯の製品が中心の構成となっていた。
本日記者向けの説明会が開催され、同社代表取締役 社長 代表執行役員 COOの一宮忠男氏、同店店長の村元公彦氏が出席した。
LABIはヤマダ電機の都市型店舗のブランドネーム。新宿西口店は19店舗目のLABI店。新宿では、昨年4月に新宿東口館をオープンしており、これに続く2店目のLABI店舗となる。
LABI 新宿西口館は、JR新宿駅西口から徒歩5分程度のところにあり、甲州街道沿いに立地。すぐそばにはヨドバシカメラの新宿西口店が店舗を構えている。今回の出店によって、今後は新宿の家電市場もさらに激戦化することが予想される。
店舗は地下2階、地上9階の全11フロア構成で、店舗面積は約8,000m2(約2,400坪)。池袋の日本総本店が約8,000坪なので、その3分の1以下の規模となる。なお、日本総本店などで展開しているレストランフロアなどは用意されていない。
「省エネ・創エネ・蓄エネをコンセプトにした最新型店舗」がコンセプトで、電力需要や地球環境に配慮した製品を積極的に展開していることはもちろん、全館LED照明を採用したのも大きな特徴だ。
LEDは看板や什器の照明、事務所部分の照明などを含め、すべてに徹底して採用した。一宮社長によると約1万灯が用いられているという。一宮社長は「唯一LED化できなかったのは非常時の誘導灯。これもなんとかやりたかったができなかった」と、残念そうな素振りを見せた。
そのほか、屋上には太陽光発電設備を設け、さらに屋上緑化も行って断熱効果を高める工夫も行った。こういった取り組みの成果で、「年換算で約15万kgのCO2削減効果を実現した」(一宮社長)という。
またフロア作りでも「『これからの家電がここにある』をキャッチフレーズに、他店と異なる差別化を行った」と一宮社長は説明。「テレビやPCでは、ネットワーク機能を前面に打ち出している。またタブレットやスマホなどを使った便利な使い方の提案なども、各コーナーにちりばめた」と、様々な機器を接続することによる利便性を訴求したことを説明した。
一宮氏は東口館との棲み分けについても言及。「市場調査の結果では、東口と西口でまったくお客様の層が異なる。東口店は女性に優しいがコンセプトだったが、1年が経過し、お客様の支持をいただき売上も順調に推移している」と説明。さらに「西口店ができることで、相互を埋め合う相乗効果も期待できる」と、両店合計で年間800億円程度、西口店だけで約400億円程度の売上を達成したい、との目標を掲げた。
なお、記者からの「新宿西口はヨドバシカメラの根城で、ヤマダが来ると市場が飽和するのではないか」との質問に対して一宮氏は、「新宿東口で言うと、我々が進出したことで市場そのものが拡大した。もともと新宿全体では2,000億円程度の家電販売の市場規模があると思っており、潜在需要はかなりあると見ている。我々が来ることで、家電消費を活発化させられるだろう」と反論した。
また、ヨドバシカメラとの関係について聞かれた一宮氏は「ヨドバシカメラとは一生懸命がんばる。いい意味で共存共栄できる関係にある。ライバルとして切磋琢磨することでお客様の満足度を高められる」と述べた。
さらに池袋店への影響について問われると、「我々は店舗展開を個ではなく面で捉えている。池袋はどうかというと、私は影響がないと思っている」と強調。同社の郊外型店舗とのカニバリについては「郊外型店舗への影響はないわけはないが、そういったものを含めて、すべてをマスマーケティングとして考えていきたい」とした。
記者説明会のあとには内覧会が開催。各フロアの売場をじっくりと体感することができた。
オーディオビジュアル関連での大きな特徴は、テレビが2F/3Fの2フロア構成となっており、2Fは32V型以上の大型モデル、3Fは32V型以下のパーソナルモデルという分け方で展示されていること。サイズや用途別にフロアが別れているので商品を探しやすく、かつ商品数を多く展示できるというメリットがある。
またAV製品もPC関連製品も、ネットワーク接続の利便性を紹介するコーナーが充実。使い方をイメージしやすいよう図やデモ機が多数用意され、一般的にわかりにくいとされるネットワーク機能を伝えるための工夫が行われている。
特に2Fの大型テレビコーナーでは「スマートテレビ」と銘打ったコーナーも設け、テレビのネット機能の紹介や、それを楽しむための方法、購入すべき周辺機器を紹介している。
デジカメ製品は4Fに展示。デジタル一眼カメラはメーカーごと、コンデジは機能や用途ごとにまとめた展示がメイン。ただしコンデジは、メーカーごとの最新イチ押しモデルを展示するコーナーも併設されている。
ポータブルオーディオプレーヤーやヘッドホン/イヤホンなどはB2Fに展示。ヘッドホン/イヤホンとも、数万円クラスの高額商品はほとんど置いておらず、低〜中価格帯の製品が中心の構成となっていた。