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公開日 2011/09/14 13:22
【更新】SCE、「PlayStation Vita」を12月17日に発売 − 3G回線はドコモが提供
26のローンチタイトルを用意
(株)ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は本日プレスカンファレンスを開催。「PlayStation Vita」(PS Vita)を12月17日に発売することなどを発表した。
従来同社は、PS Vitaを2011年末から順次発売すると発表していたが、今回正式な発売日が明らかになった格好だ。
PS VitaはWi-Fiモデルと、3G/Wi-Fiモデルを用意する。価格はWi-Fiモデルが24,980円(税込)、3G/Wi-Fiモデルが29,980円(税込)。
またSCEは、3G/Wi-Fiモデルの3G回線をNTTドコモが提供することもあわせて発表した。同社の河野弘氏は、ドコモをパートナーとして選定した背景について、通信品質が高いこと、安定性が高いことが決め手になったと語った。
PS Vitaでは、ドコモが新たに開始するプリペイド式のデータプランが利用できる。プリペイドデータプランは980円(税込)の「プリペイドデータプラン 20h」と4,980円(税込)の「プリペイドデータプラン 100h」の2種類が用意される。
20hも100hも、いずれも通信速度は受信時最大128kbps/送信時最大64kbps。それぞれ有効期限が設定されている。プランの詳細はこちらのニュース記事を参照されたい。なおPS Vitaでは、ドコモ提供の定額式のデータプランも利用できる。
さらにSCEは、「なるべく多くの方に3Gを楽しんで頂きたい」という思いから、発売後50万台限定で、あらかじめ3G/Wi-Fiモデルに「プリペイドデータプラン 100h」を契約済みのドコモUIMカードをバンドルするキャンペーンを展開する。通常の契約事務手数料2,100円と合わせて、7,080円分が実質的に割り引かれる計算となる。
発表会には、NTTドコモの辻村清行副社長も登壇。PS Vitaのハードウェアスペックが非常に高いことを強調するとともに、PS Vitaと3Gを組み合わせることで新しい体験が可能になるはず、と力強く述べた。
■プリンストールアプリを多数用意
プレスカンファレンスでは冒頭、9月1日付けでソニー・コンピュータエンタテインメント 代表取締役社長 兼 グループCEOに就任したアンドリュー・ハウス氏が登壇。すべて日本語で挨拶し、「1995年にSCEに入社して以来、アメリカとヨーロッパでPlayStationビジネスに関わってきた。今回15年ぶりに日本に戻ってきたことになる。PS Vitaの発売という大事なときに社長になって身が引き締まる思いだ」と述べた。
続いて河野氏は、PS3の全世界売上台数が5,180万台、同じくPSPが7,140万台となったことを紹介。両機のビジネスが堅調に推移していることを説明した。特にPS3については年末に向けて多数のソフト展開が行われることを強調。PSPについては「PS Vita発売後はエントリーモデルとしての役割を担っていく」と位置づけを説明した。
その後プレスカンファレンスでは、PS Vitaのユーザーインターフェースを紹介。3Gやネットワーク周りを含めて設定が非常に簡便に行えることを強調した。
またビデオ再生や音楽再生についてもデモを行い、音楽を再生しながら写真を見るなど、マルチタスク処理も行えることを説明。さらにFacebookやTwitter、Foursquare、Skypeなどのソーシャルサービス系アプリも提供されることを紹介した。
■ローンチタイトルは26。100タイトルが発売予定
続いてゲームソフトの紹介パートに移り、サードパーティーやファーストパーティーのゲストが次々に登壇。PS Vita向けのタイトルを紹介していった。
カプコンの小野義徳氏は「ULTIMATE MARVEL VS.CAPCOM 3」を本体と同時発売することを発表。60フレームでのオンライン対戦が行えるという。
またスクウェア・エニックスの橋本真司氏は「ロード オブ アポカリプス」「地獄の軍団」という2つのローンチタイトルを発表、また、人気の高い「ファイナルファンタジーX」のリメイク版を、PS Vita向けとPS3向けに投入する計画を明らかにした。
そのほか、コナミデジタルエンタテイメントの小島秀夫監督、SCE JAPANスタジオの山本正美氏らも登壇。新作タイトルを紹介した。
SCEJの河野氏は、12月17日の本体と同時に発売するローンチタイトルが26タイトルに及ぶことを説明。さらに開発中のものを含めると、100タイトルがPS Vita向けのものとして販売されることが確定しているという。
さらに河野氏は、PS VitaでのPSPタイトルのサポートについても言及。当初PS Vitaでは600タイトルのPSP用ゲームを遊べるようにするという。また、PSP向けのUMDを諸種有しているユーザーに対しても、有償とはなるが、PS Vitaで遊べるようにする特別プログラムの提供を予定しているという。本プログラムの詳細は後日改めて発表される。
■ゲーム画面のニコニコ実況も可能に
また発表会には、ニワンゴ 代表取締役の杉本誠司氏も登壇。PS Vitaとニコニコ動画の協業について発表した。
杉本氏は、PS Vitaがカメラを内蔵し、また3G/Wi-Fiモデルが用意されているため、ニコニコ動画との親和性が高いと説明。今後のロードマップも示し、本体の発売日と同時に視聴機能のみのアプリ「ニコニコ」が用意されるほか、2012年春には配信機能を追加し、動画投稿や生放送配信が可能になる。
さらに、2012年夏にはゲームとの連携も追加。PS Vitaのプレイ動画を実況中継するプラグインを提供予定としている。もちろん、その実況動画にコメントを付けることもできる。なお、著作権の関係で、実況対応はゲームメーカーが許諾したタイトルに限られる。
なおPS Vitaは、明日から開幕する「東京ゲームショウ2011」に大量のプレイアブル出店が行われる予定。試遊台数は80台以上、試遊タイトルは31タイトルが用意されるという。
従来同社は、PS Vitaを2011年末から順次発売すると発表していたが、今回正式な発売日が明らかになった格好だ。
PS VitaはWi-Fiモデルと、3G/Wi-Fiモデルを用意する。価格はWi-Fiモデルが24,980円(税込)、3G/Wi-Fiモデルが29,980円(税込)。
またSCEは、3G/Wi-Fiモデルの3G回線をNTTドコモが提供することもあわせて発表した。同社の河野弘氏は、ドコモをパートナーとして選定した背景について、通信品質が高いこと、安定性が高いことが決め手になったと語った。
PS Vitaでは、ドコモが新たに開始するプリペイド式のデータプランが利用できる。プリペイドデータプランは980円(税込)の「プリペイドデータプラン 20h」と4,980円(税込)の「プリペイドデータプラン 100h」の2種類が用意される。
20hも100hも、いずれも通信速度は受信時最大128kbps/送信時最大64kbps。それぞれ有効期限が設定されている。プランの詳細はこちらのニュース記事を参照されたい。なおPS Vitaでは、ドコモ提供の定額式のデータプランも利用できる。
さらにSCEは、「なるべく多くの方に3Gを楽しんで頂きたい」という思いから、発売後50万台限定で、あらかじめ3G/Wi-Fiモデルに「プリペイドデータプラン 100h」を契約済みのドコモUIMカードをバンドルするキャンペーンを展開する。通常の契約事務手数料2,100円と合わせて、7,080円分が実質的に割り引かれる計算となる。
発表会には、NTTドコモの辻村清行副社長も登壇。PS Vitaのハードウェアスペックが非常に高いことを強調するとともに、PS Vitaと3Gを組み合わせることで新しい体験が可能になるはず、と力強く述べた。
■プリンストールアプリを多数用意
プレスカンファレンスでは冒頭、9月1日付けでソニー・コンピュータエンタテインメント 代表取締役社長 兼 グループCEOに就任したアンドリュー・ハウス氏が登壇。すべて日本語で挨拶し、「1995年にSCEに入社して以来、アメリカとヨーロッパでPlayStationビジネスに関わってきた。今回15年ぶりに日本に戻ってきたことになる。PS Vitaの発売という大事なときに社長になって身が引き締まる思いだ」と述べた。
続いて河野氏は、PS3の全世界売上台数が5,180万台、同じくPSPが7,140万台となったことを紹介。両機のビジネスが堅調に推移していることを説明した。特にPS3については年末に向けて多数のソフト展開が行われることを強調。PSPについては「PS Vita発売後はエントリーモデルとしての役割を担っていく」と位置づけを説明した。
その後プレスカンファレンスでは、PS Vitaのユーザーインターフェースを紹介。3Gやネットワーク周りを含めて設定が非常に簡便に行えることを強調した。
またビデオ再生や音楽再生についてもデモを行い、音楽を再生しながら写真を見るなど、マルチタスク処理も行えることを説明。さらにFacebookやTwitter、Foursquare、Skypeなどのソーシャルサービス系アプリも提供されることを紹介した。
■ローンチタイトルは26。100タイトルが発売予定
続いてゲームソフトの紹介パートに移り、サードパーティーやファーストパーティーのゲストが次々に登壇。PS Vita向けのタイトルを紹介していった。
カプコンの小野義徳氏は「ULTIMATE MARVEL VS.CAPCOM 3」を本体と同時発売することを発表。60フレームでのオンライン対戦が行えるという。
またスクウェア・エニックスの橋本真司氏は「ロード オブ アポカリプス」「地獄の軍団」という2つのローンチタイトルを発表、また、人気の高い「ファイナルファンタジーX」のリメイク版を、PS Vita向けとPS3向けに投入する計画を明らかにした。
そのほか、コナミデジタルエンタテイメントの小島秀夫監督、SCE JAPANスタジオの山本正美氏らも登壇。新作タイトルを紹介した。
SCEJの河野氏は、12月17日の本体と同時に発売するローンチタイトルが26タイトルに及ぶことを説明。さらに開発中のものを含めると、100タイトルがPS Vita向けのものとして販売されることが確定しているという。
さらに河野氏は、PS VitaでのPSPタイトルのサポートについても言及。当初PS Vitaでは600タイトルのPSP用ゲームを遊べるようにするという。また、PSP向けのUMDを諸種有しているユーザーに対しても、有償とはなるが、PS Vitaで遊べるようにする特別プログラムの提供を予定しているという。本プログラムの詳細は後日改めて発表される。
■ゲーム画面のニコニコ実況も可能に
また発表会には、ニワンゴ 代表取締役の杉本誠司氏も登壇。PS Vitaとニコニコ動画の協業について発表した。
杉本氏は、PS Vitaがカメラを内蔵し、また3G/Wi-Fiモデルが用意されているため、ニコニコ動画との親和性が高いと説明。今後のロードマップも示し、本体の発売日と同時に視聴機能のみのアプリ「ニコニコ」が用意されるほか、2012年春には配信機能を追加し、動画投稿や生放送配信が可能になる。
さらに、2012年夏にはゲームとの連携も追加。PS Vitaのプレイ動画を実況中継するプラグインを提供予定としている。もちろん、その実況動画にコメントを付けることもできる。なお、著作権の関係で、実況対応はゲームメーカーが許諾したタイトルに限られる。
なおPS Vitaは、明日から開幕する「東京ゲームショウ2011」に大量のプレイアブル出店が行われる予定。試遊台数は80台以上、試遊タイトルは31タイトルが用意されるという。