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公開日 2011/11/08 14:14
バッファロー、ボタン一押しで写真を保存しテレビに表示できる「おもいでばこ」を発売
320GB HDDを内蔵。写真を自動整理
(株)バッファローは、ボタン一押しでデジカメの静止画や動画を保存し、テレビに映像を表示できる“おもいでばこ”「PD-100」を11月中旬から発売する。
価格はオープンだが21,000円前後での販売が予想される。
本体前面にUSB端子とSDメモリーカードスロットを備え、その横に備えたボタンを押すことで、デジカメ内の静止画と動画の取り込みを開始する。本体には320GBのHDDを内蔵し、最大6万枚(1,000万画素の静止画の場合)の静止画を保存できる。
対応フォーマットは静止画がJPEG、動画がMotion JPEG、mp4、MPEG-4 AVC/H.264。ビットレート24MbpsまでのAVCHDの取り込みと再生も可能だが、取り込み時にデータ形式などは損なわれてしまい、再生のみ行える。
保存する際に静止画のリサイズなどは行わない。このため、本機に取り込んだ静止画から印刷したいものをUSBメモリーなどに書き出し、プリントするといった使い方も可能。なお静止画一枚一枚にコメントを入力し、付記することもできる。
取り込んだ写真は日付や時間順に自動的に整理され、「最近とりこんだもの」「カレンダー」「アルバム」の3種類の方法で閲覧が可能。
なおアルバム名は、国民の休日のアルバム名があらかじめ登録されており、その日に撮影された写真や動画は、取り込む際、自動的に各アルバムにひもづけられる。
アルバムは「タグ」のような考え方となっており、一枚の写真を複数のアルバムにひもづけることも可能。また自分でアルバムを作成することもできる。
カレンダー表示は年・月・日ごとの単位で切り替えられる。また「タイムライン」表示も可能で、年別、月別、日別、時間別の写真表示が可能。たとえば「こどもの日」というアルバムに写真を入れ、アルバムを年単位でタイムライン表示すると、昨年や一昨年のこどもの日の写真をかんたんに閲覧することができる。
また、独自の記念日を設定することも可能。「○年以降の○月○日」という形式で設定できるので、誕生日をかんたんに記念日として設定できる。これにより、誕生日のアルバムを新規作成し、関連する写真をすべてひもづけるという操作を行うことなく、自動的に誕生日に撮影された写真のみを分類表示させることが可能になる。
また写真や動画のお気に入り設定も、リモコンのボタン一押しで行うことができる。お気に入りに登録した写真は専用のアルバムに表示される。
再生する際は、スライドショー再生や拡大表示にも対応。またジオタグにも対応し、本体をLANに接続しておけば、写真の閲覧時に、撮影した場所の地図を表示することが可能だ。
リモコンはコンパクトで、ボタンの数も抑えた。また携帯電話と同じテンキーを備え、テンキーによる日本語入力も可能。かな漢字変換機能も備えている。
また、GUIはテーブルクロス/スケッチブック/フローリング/デスク/キャンバスの5種類のテーマを用意。イメージの異なるGUIが楽しめる。
さらに、本体裏面にバックアップ専用端子も装備。USB-HDDを接続しておくと、電源オフのたびに、自動的に新しく取り込んだデータをバックアップすることができる。
映像出力端子はHDMI端子のほか、コンポジットビデオも用意する。
本体の外形寸法は230W×35H×155Dmm、質量が約600g(本体のみ)。
■「家族で『見る』楽しみを引き出したい」
本日行われた発表会では、冒頭、デジタルホーム事業部 事業部長の石井希典氏が登壇。同事業部のミッションが「PCに依存しない製品の開発、導入」であることを説明。今回の製品については、「テレビライフを、デジカメのコンテンツでより華やかにする」と説明した。
また石井氏は、本機を使えば、整理不要でかんたんにコンテンツを保存できる、とその利便性を強調。保存するだけでなく、見るためのレコーダーを目指す、とした。
同事業部 次長の荒木甲和氏は、本機を開発した背景を説明した。
荒木氏は、2000年に27億ショットだったデジカメの年間撮影枚数が、2010年には272億ショットと、10倍に増えたという推計を紹介し、デジカメの普及で撮られる写真の数が飛躍的に増えたと強調。また世代別の浸透率を見ても50代や60代での利用が多く、世代や性別を問わず普及していることをあらためて紹介した。
その上で荒木氏は、撮影した写真の整理が出来ていないと回答したユーザーが51.5%と半数以上に上り、その理由として最も多いのが「時間がない」という回答だったこと、また撮影した写真の保存もPCが多く、見ているのもPCの画面が圧倒的であることなどを紹介。「デジタル化によって、せっかく撮られた写真を見る機会が減ってしまっている」と述べ、「PCに保存されたまま眠っている写真を、家族で『見る』楽しみを引き出したい」と述べた。
メインターゲットには、現在育児を行っているパパ・ママを想定。「撮ること以外をかんたんにすることで、撮ってからをもっと楽しくする」と本機の魅力をアピールした。
本機の詳細については、デジタルホーム事業部 DH 第三開発グループの川崎博章氏が説明。「撮って保存しての繰り返しで使える」と、本機の操作がかんたんであることを強調し、さらに周辺機器メーカーとして、相互接続性や互換性の保証に注力していること、またインターネットの知識が一切無くても使えるように開発したことなどを強調した。
さらに発表会では、フォトグラファーの関口美意氏と石井事業部長のトークセッションも行われた。関口氏は母親でもあり、月に1,000枚程度の写真を撮影しているという。関口氏は「とにかく写真の整理が苦手なので、かんたんに整理が行え、楽に見られるこういった製品はありがたい」とコメント。「子供の写真だけでなく、風景の写真などを入れても良いのでは」とフォトグラファーならではの意見も披露した。
価格はオープンだが21,000円前後での販売が予想される。
本体前面にUSB端子とSDメモリーカードスロットを備え、その横に備えたボタンを押すことで、デジカメ内の静止画と動画の取り込みを開始する。本体には320GBのHDDを内蔵し、最大6万枚(1,000万画素の静止画の場合)の静止画を保存できる。
対応フォーマットは静止画がJPEG、動画がMotion JPEG、mp4、MPEG-4 AVC/H.264。ビットレート24MbpsまでのAVCHDの取り込みと再生も可能だが、取り込み時にデータ形式などは損なわれてしまい、再生のみ行える。
保存する際に静止画のリサイズなどは行わない。このため、本機に取り込んだ静止画から印刷したいものをUSBメモリーなどに書き出し、プリントするといった使い方も可能。なお静止画一枚一枚にコメントを入力し、付記することもできる。
取り込んだ写真は日付や時間順に自動的に整理され、「最近とりこんだもの」「カレンダー」「アルバム」の3種類の方法で閲覧が可能。
なおアルバム名は、国民の休日のアルバム名があらかじめ登録されており、その日に撮影された写真や動画は、取り込む際、自動的に各アルバムにひもづけられる。
アルバムは「タグ」のような考え方となっており、一枚の写真を複数のアルバムにひもづけることも可能。また自分でアルバムを作成することもできる。
カレンダー表示は年・月・日ごとの単位で切り替えられる。また「タイムライン」表示も可能で、年別、月別、日別、時間別の写真表示が可能。たとえば「こどもの日」というアルバムに写真を入れ、アルバムを年単位でタイムライン表示すると、昨年や一昨年のこどもの日の写真をかんたんに閲覧することができる。
また、独自の記念日を設定することも可能。「○年以降の○月○日」という形式で設定できるので、誕生日をかんたんに記念日として設定できる。これにより、誕生日のアルバムを新規作成し、関連する写真をすべてひもづけるという操作を行うことなく、自動的に誕生日に撮影された写真のみを分類表示させることが可能になる。
また写真や動画のお気に入り設定も、リモコンのボタン一押しで行うことができる。お気に入りに登録した写真は専用のアルバムに表示される。
再生する際は、スライドショー再生や拡大表示にも対応。またジオタグにも対応し、本体をLANに接続しておけば、写真の閲覧時に、撮影した場所の地図を表示することが可能だ。
リモコンはコンパクトで、ボタンの数も抑えた。また携帯電話と同じテンキーを備え、テンキーによる日本語入力も可能。かな漢字変換機能も備えている。
また、GUIはテーブルクロス/スケッチブック/フローリング/デスク/キャンバスの5種類のテーマを用意。イメージの異なるGUIが楽しめる。
さらに、本体裏面にバックアップ専用端子も装備。USB-HDDを接続しておくと、電源オフのたびに、自動的に新しく取り込んだデータをバックアップすることができる。
映像出力端子はHDMI端子のほか、コンポジットビデオも用意する。
本体の外形寸法は230W×35H×155Dmm、質量が約600g(本体のみ)。
■「家族で『見る』楽しみを引き出したい」
本日行われた発表会では、冒頭、デジタルホーム事業部 事業部長の石井希典氏が登壇。同事業部のミッションが「PCに依存しない製品の開発、導入」であることを説明。今回の製品については、「テレビライフを、デジカメのコンテンツでより華やかにする」と説明した。
また石井氏は、本機を使えば、整理不要でかんたんにコンテンツを保存できる、とその利便性を強調。保存するだけでなく、見るためのレコーダーを目指す、とした。
同事業部 次長の荒木甲和氏は、本機を開発した背景を説明した。
荒木氏は、2000年に27億ショットだったデジカメの年間撮影枚数が、2010年には272億ショットと、10倍に増えたという推計を紹介し、デジカメの普及で撮られる写真の数が飛躍的に増えたと強調。また世代別の浸透率を見ても50代や60代での利用が多く、世代や性別を問わず普及していることをあらためて紹介した。
その上で荒木氏は、撮影した写真の整理が出来ていないと回答したユーザーが51.5%と半数以上に上り、その理由として最も多いのが「時間がない」という回答だったこと、また撮影した写真の保存もPCが多く、見ているのもPCの画面が圧倒的であることなどを紹介。「デジタル化によって、せっかく撮られた写真を見る機会が減ってしまっている」と述べ、「PCに保存されたまま眠っている写真を、家族で『見る』楽しみを引き出したい」と述べた。
メインターゲットには、現在育児を行っているパパ・ママを想定。「撮ること以外をかんたんにすることで、撮ってからをもっと楽しくする」と本機の魅力をアピールした。
本機の詳細については、デジタルホーム事業部 DH 第三開発グループの川崎博章氏が説明。「撮って保存しての繰り返しで使える」と、本機の操作がかんたんであることを強調し、さらに周辺機器メーカーとして、相互接続性や互換性の保証に注力していること、またインターネットの知識が一切無くても使えるように開発したことなどを強調した。
さらに発表会では、フォトグラファーの関口美意氏と石井事業部長のトークセッションも行われた。関口氏は母親でもあり、月に1,000枚程度の写真を撮影しているという。関口氏は「とにかく写真の整理が苦手なので、かんたんに整理が行え、楽に見られるこういった製品はありがたい」とコメント。「子供の写真だけでなく、風景の写真などを入れても良いのでは」とフォトグラファーならではの意見も披露した。