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公開日 2011/12/08 16:14
シャープ、北米の大型テレビ戦略を説明 − 60V型以上シェア78%、今期100万台超販売へ
シャープ(株)は、北米市場における液晶テレビ“AQUOS”大型モデルの説明会を開催した。登壇したのはシャープ(株)常務執行役員 米州本部 本部長 兼 シャープ・エレクトロニクス・コーポレーション会長 兼 社長の高橋興三氏。
同氏は2010年4月よりアメリカで製品・デバイス全般を担当している。「以前は“家電の王様”と謳われたテレビ、特に日系テレビメーカーの時代が終わっていくのではないかと報じられている。薄型化・デジタル化により、部材さえ集めれば誰でも作れてしまうため、新興勢力に押され気味という声もある」と語る高橋氏。「一方、大型モデルになると様相が変わる。単なるデバイスの組合せのようなものではなく、ノウハウが無ければ作れないからだ」と続ける。
ディスプレイサーチの調査によれば、北米市場における大型テレビは近年リアプロジェクションテレビから液晶/プラズマテレビへのカテゴリーシフト。特に液晶テレビの伸びが目覚ましいという。販売台数が順調に拡大推移しているのはもちろん、60V型以上の大型モデルの売上も増えてきているとのこと。60V型以上モデルの売上は2006年度に2,000台だったものが、2010年度には38万8,000台に拡大。2011年度には102万2,000台となると見込まれている。
また、サイズ別売上伸長率を見てみると、台数ベース・金額ベースともに最も伸長率が良いのは60V型以上のモデルだという。
こういった動向を受け、2011年より大型モデルのラインナップ拡充を行っているシャープ。4月に70V型モデルを、9月に80V型モデルを投入して以降、60V型モデル市場における同社のシェアは順調に拡大しており、11月第4週には77.8%とNo.1シェアを誇っている。現在60V型11モデル、70V型6モデル、80V型1モデルの計18モデルを揃え、そのラインナップ数は他社を大きく引き離しているという。
また、パイオニアのライセンスを受けて製造している北米市場専用ハイエンドモデル“ELITE”ブランドが好評で、シャープのブランドイメージ向上の一翼を担っているという。
こうした戦略により、11月第4週の60V型以上モデルの売上トップ10のうち8機種をシャープ製品が独占したほか、主要流通のフライヤー占有率も昨年比2倍となる18.7%へ伸ばすなどの実績を収めたとのこと。「フライヤーは販売店がセレクトして制作しているものなので、支持をいただけていることの表れだと思う」(高橋氏)。
販路拡大にも力を入れており、80V型モデルを始めとする大型テレビの群展示や、70V型モデルの角展示にあわせ外箱のカラーリングを工夫し人目を引きつけるなどの施策を採っている同社。大型モデル投入前3,300店舗だった取扱店は、2012年4月には12,000店舗にまで増える見込みという。
また、AQUOS会員制製品サポートサービス「AQUOS ADVANTAGE」も好評とアピール。これはインターネット経由でユーザーのテレビに接続し、説明員がリモート操作で故障診断や色合い/チャンネル等の調整を行うで、無償で利用できる。「最近スタートしたサービスだが、非常に好評で既に58万ユーザーほどにご登録いただいている。こういったサービス自体も製品の販促として有効だと考えている」(高橋氏)。
大型モデルに力を入れるシャープ。2011年度、北米における60V型以上の販売目標台数は100万台以上と設定しているが、高橋氏によれば、既にアメリカだけでこの目標を達成できそうな情勢になっているとのことだ。
同氏は2010年4月よりアメリカで製品・デバイス全般を担当している。「以前は“家電の王様”と謳われたテレビ、特に日系テレビメーカーの時代が終わっていくのではないかと報じられている。薄型化・デジタル化により、部材さえ集めれば誰でも作れてしまうため、新興勢力に押され気味という声もある」と語る高橋氏。「一方、大型モデルになると様相が変わる。単なるデバイスの組合せのようなものではなく、ノウハウが無ければ作れないからだ」と続ける。
ディスプレイサーチの調査によれば、北米市場における大型テレビは近年リアプロジェクションテレビから液晶/プラズマテレビへのカテゴリーシフト。特に液晶テレビの伸びが目覚ましいという。販売台数が順調に拡大推移しているのはもちろん、60V型以上の大型モデルの売上も増えてきているとのこと。60V型以上モデルの売上は2006年度に2,000台だったものが、2010年度には38万8,000台に拡大。2011年度には102万2,000台となると見込まれている。
また、サイズ別売上伸長率を見てみると、台数ベース・金額ベースともに最も伸長率が良いのは60V型以上のモデルだという。
こういった動向を受け、2011年より大型モデルのラインナップ拡充を行っているシャープ。4月に70V型モデルを、9月に80V型モデルを投入して以降、60V型モデル市場における同社のシェアは順調に拡大しており、11月第4週には77.8%とNo.1シェアを誇っている。現在60V型11モデル、70V型6モデル、80V型1モデルの計18モデルを揃え、そのラインナップ数は他社を大きく引き離しているという。
また、パイオニアのライセンスを受けて製造している北米市場専用ハイエンドモデル“ELITE”ブランドが好評で、シャープのブランドイメージ向上の一翼を担っているという。
こうした戦略により、11月第4週の60V型以上モデルの売上トップ10のうち8機種をシャープ製品が独占したほか、主要流通のフライヤー占有率も昨年比2倍となる18.7%へ伸ばすなどの実績を収めたとのこと。「フライヤーは販売店がセレクトして制作しているものなので、支持をいただけていることの表れだと思う」(高橋氏)。
販路拡大にも力を入れており、80V型モデルを始めとする大型テレビの群展示や、70V型モデルの角展示にあわせ外箱のカラーリングを工夫し人目を引きつけるなどの施策を採っている同社。大型モデル投入前3,300店舗だった取扱店は、2012年4月には12,000店舗にまで増える見込みという。
また、AQUOS会員制製品サポートサービス「AQUOS ADVANTAGE」も好評とアピール。これはインターネット経由でユーザーのテレビに接続し、説明員がリモート操作で故障診断や色合い/チャンネル等の調整を行うで、無償で利用できる。「最近スタートしたサービスだが、非常に好評で既に58万ユーザーほどにご登録いただいている。こういったサービス自体も製品の販促として有効だと考えている」(高橋氏)。
大型モデルに力を入れるシャープ。2011年度、北米における60V型以上の販売目標台数は100万台以上と設定しているが、高橋氏によれば、既にアメリカだけでこの目標を達成できそうな情勢になっているとのことだ。