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公開日 2015/10/01 19:30
KDDI、4K映像約1万5千時間分のデータを1秒で送れる光ファイバー伝送実験に成功
光ファイバー1本で毎秒2ペタビットを伝送
KDDI研究所は、光ファイバー1本でのデータ伝送容量として、毎秒2ペタビット(Pbps)の超大容量伝送実験に成功したと発表。これは、ブルーレイディスク(1枚あたり25GBで算定)では1万枚分、4K映像(1時間あたり16GBで算定)では約15,000時間分のデータを1秒で送ることが可能な伝送容量に当たる。
KDDI研究所では、将来、第5世代移動通信システムの導入やIoTの爆発的普及、4K/8K等の超高精細映像の流通など、現在よりもはるかに大容量のデータ通信需要が見込まれることから、光ファイバー網の伝送能力向上を目指して本案件に着手。「スーパーナイキスト波長多重伝送技術」「マルチコア・マルチモード光ファイバー」という2つの技術を組み合わせることで、2Pbpsの伝送実験に成功したという。
「スーパーナイキスト波長多重伝送技術」は、1波長あたり50Gbpsの容量を、データ伝送に必要な信号帯域を極限まで狭くすることで従来比2倍の波長多重を実現するというもの。同技術を活用して360波長に多重し、さらに光ファイバー1本あたりの伝送容量を飛躍的に拡大できる「マルチコア・マルチモード光ファイバー」により、1本の光ファイバー内に6つの異なる伝搬モードと19個のコアにより114の空間多重を行い、従来の世界最大伝送容量の約2倍となる2Pbpsを達成した。
なお、この伝送容量は商用の光ファイバーシステムの伝送容量の約200倍となる。
KDDI研では、今後も各技術の更なる性能向上に加え、伝送距離の延伸や伝送容量の更なる拡大を図り、実用化に向けた検討を進めていくとしている。
KDDI研究所では、将来、第5世代移動通信システムの導入やIoTの爆発的普及、4K/8K等の超高精細映像の流通など、現在よりもはるかに大容量のデータ通信需要が見込まれることから、光ファイバー網の伝送能力向上を目指して本案件に着手。「スーパーナイキスト波長多重伝送技術」「マルチコア・マルチモード光ファイバー」という2つの技術を組み合わせることで、2Pbpsの伝送実験に成功したという。
「スーパーナイキスト波長多重伝送技術」は、1波長あたり50Gbpsの容量を、データ伝送に必要な信号帯域を極限まで狭くすることで従来比2倍の波長多重を実現するというもの。同技術を活用して360波長に多重し、さらに光ファイバー1本あたりの伝送容量を飛躍的に拡大できる「マルチコア・マルチモード光ファイバー」により、1本の光ファイバー内に6つの異なる伝搬モードと19個のコアにより114の空間多重を行い、従来の世界最大伝送容量の約2倍となる2Pbpsを達成した。
なお、この伝送容量は商用の光ファイバーシステムの伝送容量の約200倍となる。
KDDI研では、今後も各技術の更なる性能向上に加え、伝送距離の延伸や伝送容量の更なる拡大を図り、実用化に向けた検討を進めていくとしている。