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公開日 2017/04/30 10:00
<ヘッドホン祭>コンビニから出発したブランド「fineEars」/“取り扱い注意”の高品位リケーブル/Oriolus新DACアンプ
6,000ドル超のヘッドホンも
ヘッドホン関連ブランドが集うイベント「春のヘッドフォン祭2017」が、中野サンプラザにて4月29日(土)〜30日(日)にかけて開催。本稿ではfineEars、サイラス、リエイゾン、伊東屋国際、七福神商事、日本電子音響、linum by estronのブースをレポートする。
■fineEars
fineEarsは、多摩電子工業が展開する自社ブランド。多摩電子工業はスマートフォン向けアクセサリーなどを開発するメーカーで、「コンビニで発売される安価なイヤホンを開発、発売していた」という。fineEarsブランドについては「自社工場では、ハイエンドなイヤホン製品のチューニングなどをOEMで手掛けていたので、その技術を活かしている」としている。
MMCXのリケーブルに対応し、アルミ合金切削ハウジングを採用、コンプライイヤーチップを付属する「TSH-HR1000」をフラグシップに、リケーブル非対応の安価モデル「TSH-HR500」などをラインナップ。オープンエアダイナミック型で、9.2mm径のドライバーユニットを搭載。ダイヤフラム素材にはチタンを採用する。発売は6月〜7月で、専門店や家電量販店での取り扱いを予定。価格はTSH-HR1000が12,800円(税込)、TSH-HR500が3,980円(税込)を予定。
また方向性を変えたエントリーモデルとして「TSH-MG1」を展開。こちらはダイヤフラムにPET素材を採用。リモコンマイクを付属し、スマートフォンなどとの組み合わせでの利便性を高めたモデルとなる。本モデルも6月〜7月の発売を予定しており、価格は2,480円(税込)を予定している。
■サイラス
サイラスブースでは、PW AUDIOブランドのリケーブルに新製品が登場。エントリーモデルの「Copper 28」(9,980円/税込)からフラグシップモデル「The gold 24」(150,000円/税込)など、ラインナップの幅を大きく広げていた。
3月17日に発売されたLUXURY&PRECISIONのフルバランス・ポータブルプレーヤーの日本限定モデル「L3J」(¥OPEN・予想実売価格80,000円前後)なども展示。また、参考出展されたOriolusブランドのフルバランス・ポータブルDAC内蔵アンプ「CEIBA(セイバー)」およびフルバランス・ポータブル真空管アンプ「OAK(オーク)」が5月〜6月に発売される。価格はCEIBAが70,000円前後、OAKが50,000円前後を予定する。
■リエイゾン
リエイゾンのブースでは、同社が展開するoBravo(オーブラボー)の平面駆動とハイルドライバーのイヤホンを展示。同社のイヤホンは共通して8mmトゥイーターが搭載され、筐体の素材やドライバーのサイズによりそれぞれのモデルが差別化されている。
今回参考展示されたヘッドホンは、同社のフラグシップ「HAMT-1」とメカニック部は同一ながら、ハウジングに用いるウッドの構造を変え、新たにサウンドデザインを施したという。日本では6月〜7月の発売を予定しており、価格は未定だが、海外では6,000ドルで発売されているとのこと。
また、同じく参考展示されたイヤホンは、エアーモーションハイルドライバー搭載のフラグシップモデルで、16mmのダイナミックドライバーを搭載。こちらも従来モデルと機構は同じながら、サウンドデザインが変更されている。発売時期は6月〜7月で、日本での価格は未定。海外では6,300ドルで発売されているという。
■伊東屋国際
多数のブランドを取り扱う伊東屋国際のブースでは、FIILブランドのダイナミックドライバーとBAドライバーを各1基搭載するハイブリッドタイプのカナル型イヤホン「Bestie BK」や、ORIVETIのチタンコーティング・ダイナミックドライバー搭載のカナル型イヤホン「BASIC BK」などを展示。価格は両モデルともに11,800円(税抜)。
また、XDUOOのDAC内蔵ポータブルアンプ「XD-05」の改良バージョンやNOWALLブランドのBluetoothイヤホン「CH1」、SHANLINGブランドのDSD64対応ポータブルプレーヤー「M1」など発表間もない様々な製品が用意された。
■七福神商事
七福神商事のブースでは、EARNiNEブランドの自社開発フルレンジBAドライバーを搭載するカナル型イヤホン「EN1J」(11,280円/税込)および「EN2J」(29,800円/税込)のデモ機を設置。両モデルの違いは、EN1Jが片側1基のシングルドライバー構成、EN2Jが片側2基の2ウェイドライバー構成を採用している点だ。
またドイツLASMEXのヘッドホン「L-90」やBluetoothヘッドホン「HB-65」なども展示。「生産は中国だがドイツでデザインされているため非常に精度が高い」という。そのほかLZ Hi-Fi Audioのインイヤーイヤホン「Big Dipper」やAuneAudioのポータブルプレーヤー「M1S」など、多彩なラインナップが展示された。
■日本電子音響
日本電子音響ブースでは、同社が展開するリケーブルブランドNIDEONの製品を展示。スタンダードモデルの「100」「200」「200F」シリーズにくわえ、新たにラインナップされたエントリーモデルの「50」シリーズ、フラグシップの特別モデル「300」シリーズが登場した。
NIDEONのリケーブルは、それぞれ仕様の異なる120cmのケーブルに、MMCXか2ピンのプラグ(イヤホン側)、2.5mmか3.5mmのメタリックブラウン・プラグ(本体側)の組み合わせで製品化。それ以外のケーブル長や端子などは、オーダーに合わせて個別に生産しているという。
50シリーズは同社におけるエントリーモデルとなり120cmのケーブル22,140円(税込)をベースに、プラグの料金が加算されたものが販売価格となる。300シリーズは希少な線材を用いて試験的に制作されたもので、ハンダ付けが繊細であり、また乱雑に扱うと外装の被覆の繊維が抜け出してしまうことから、使用には注意が必要という。なお、被覆の状態は音質に影響を与えないとのこと。
■linum by estron
デンマークのケーブルメーカー「estron」社が展開するリケーブル「linum」シリーズでは、プレリリース版として限定発売されてきた「Super BaX」が、正式に発売が発表された。価格は予価25,000円前後で、5月〜7月の間は10%オフキャンペーンを予定しているという。また会場限定で、20%オフでの販売を行っているとのこと。
LinumケーブルはMMCXと2ピンの2タイプが用意され、スタンダードモデルの「Music」の線材に対し、上位モデルの「Bax」が2倍、「Super BaX」が4倍となっており、それに伴いインピーダンスが「Music」が2.0Ω、「Bax」が1.5Ω、「Super BaX」が0.75Ω。引っ張り強度は「Music」と「Bax」が60N/13lbs、「Super BaX」は120N/26lbsとなる。
■fineEars
fineEarsは、多摩電子工業が展開する自社ブランド。多摩電子工業はスマートフォン向けアクセサリーなどを開発するメーカーで、「コンビニで発売される安価なイヤホンを開発、発売していた」という。fineEarsブランドについては「自社工場では、ハイエンドなイヤホン製品のチューニングなどをOEMで手掛けていたので、その技術を活かしている」としている。
MMCXのリケーブルに対応し、アルミ合金切削ハウジングを採用、コンプライイヤーチップを付属する「TSH-HR1000」をフラグシップに、リケーブル非対応の安価モデル「TSH-HR500」などをラインナップ。オープンエアダイナミック型で、9.2mm径のドライバーユニットを搭載。ダイヤフラム素材にはチタンを採用する。発売は6月〜7月で、専門店や家電量販店での取り扱いを予定。価格はTSH-HR1000が12,800円(税込)、TSH-HR500が3,980円(税込)を予定。
また方向性を変えたエントリーモデルとして「TSH-MG1」を展開。こちらはダイヤフラムにPET素材を採用。リモコンマイクを付属し、スマートフォンなどとの組み合わせでの利便性を高めたモデルとなる。本モデルも6月〜7月の発売を予定しており、価格は2,480円(税込)を予定している。
■サイラス
サイラスブースでは、PW AUDIOブランドのリケーブルに新製品が登場。エントリーモデルの「Copper 28」(9,980円/税込)からフラグシップモデル「The gold 24」(150,000円/税込)など、ラインナップの幅を大きく広げていた。
3月17日に発売されたLUXURY&PRECISIONのフルバランス・ポータブルプレーヤーの日本限定モデル「L3J」(¥OPEN・予想実売価格80,000円前後)なども展示。また、参考出展されたOriolusブランドのフルバランス・ポータブルDAC内蔵アンプ「CEIBA(セイバー)」およびフルバランス・ポータブル真空管アンプ「OAK(オーク)」が5月〜6月に発売される。価格はCEIBAが70,000円前後、OAKが50,000円前後を予定する。
■リエイゾン
リエイゾンのブースでは、同社が展開するoBravo(オーブラボー)の平面駆動とハイルドライバーのイヤホンを展示。同社のイヤホンは共通して8mmトゥイーターが搭載され、筐体の素材やドライバーのサイズによりそれぞれのモデルが差別化されている。
今回参考展示されたヘッドホンは、同社のフラグシップ「HAMT-1」とメカニック部は同一ながら、ハウジングに用いるウッドの構造を変え、新たにサウンドデザインを施したという。日本では6月〜7月の発売を予定しており、価格は未定だが、海外では6,000ドルで発売されているとのこと。
また、同じく参考展示されたイヤホンは、エアーモーションハイルドライバー搭載のフラグシップモデルで、16mmのダイナミックドライバーを搭載。こちらも従来モデルと機構は同じながら、サウンドデザインが変更されている。発売時期は6月〜7月で、日本での価格は未定。海外では6,300ドルで発売されているという。
■伊東屋国際
多数のブランドを取り扱う伊東屋国際のブースでは、FIILブランドのダイナミックドライバーとBAドライバーを各1基搭載するハイブリッドタイプのカナル型イヤホン「Bestie BK」や、ORIVETIのチタンコーティング・ダイナミックドライバー搭載のカナル型イヤホン「BASIC BK」などを展示。価格は両モデルともに11,800円(税抜)。
また、XDUOOのDAC内蔵ポータブルアンプ「XD-05」の改良バージョンやNOWALLブランドのBluetoothイヤホン「CH1」、SHANLINGブランドのDSD64対応ポータブルプレーヤー「M1」など発表間もない様々な製品が用意された。
■七福神商事
七福神商事のブースでは、EARNiNEブランドの自社開発フルレンジBAドライバーを搭載するカナル型イヤホン「EN1J」(11,280円/税込)および「EN2J」(29,800円/税込)のデモ機を設置。両モデルの違いは、EN1Jが片側1基のシングルドライバー構成、EN2Jが片側2基の2ウェイドライバー構成を採用している点だ。
またドイツLASMEXのヘッドホン「L-90」やBluetoothヘッドホン「HB-65」なども展示。「生産は中国だがドイツでデザインされているため非常に精度が高い」という。そのほかLZ Hi-Fi Audioのインイヤーイヤホン「Big Dipper」やAuneAudioのポータブルプレーヤー「M1S」など、多彩なラインナップが展示された。
■日本電子音響
日本電子音響ブースでは、同社が展開するリケーブルブランドNIDEONの製品を展示。スタンダードモデルの「100」「200」「200F」シリーズにくわえ、新たにラインナップされたエントリーモデルの「50」シリーズ、フラグシップの特別モデル「300」シリーズが登場した。
NIDEONのリケーブルは、それぞれ仕様の異なる120cmのケーブルに、MMCXか2ピンのプラグ(イヤホン側)、2.5mmか3.5mmのメタリックブラウン・プラグ(本体側)の組み合わせで製品化。それ以外のケーブル長や端子などは、オーダーに合わせて個別に生産しているという。
50シリーズは同社におけるエントリーモデルとなり120cmのケーブル22,140円(税込)をベースに、プラグの料金が加算されたものが販売価格となる。300シリーズは希少な線材を用いて試験的に制作されたもので、ハンダ付けが繊細であり、また乱雑に扱うと外装の被覆の繊維が抜け出してしまうことから、使用には注意が必要という。なお、被覆の状態は音質に影響を与えないとのこと。
■linum by estron
デンマークのケーブルメーカー「estron」社が展開するリケーブル「linum」シリーズでは、プレリリース版として限定発売されてきた「Super BaX」が、正式に発売が発表された。価格は予価25,000円前後で、5月〜7月の間は10%オフキャンペーンを予定しているという。また会場限定で、20%オフでの販売を行っているとのこと。
LinumケーブルはMMCXと2ピンの2タイプが用意され、スタンダードモデルの「Music」の線材に対し、上位モデルの「Bax」が2倍、「Super BaX」が4倍となっており、それに伴いインピーダンスが「Music」が2.0Ω、「Bax」が1.5Ω、「Super BaX」が0.75Ω。引っ張り強度は「Music」と「Bax」が60N/13lbs、「Super BaX」は120N/26lbsとなる。