• ブランド
    特設サイト
公開日 2017/09/01 04:48

<IFA>「ONKYO goes SMART」。Siri/Alexa/Google Assistant全方位対応のオンキヨーグループ

スマートスピーカー2モデルを披露
編集部:風間雄介
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
いま音声アシスタントでメジャーな存在であるアップル「Siri」、Amazonが展開する「Alexa」、そしてGoogleの「Google Assistant」。IFA2017のプレスカンファレンスでオンキヨーは、その3つ全てに対応した商品を披露した。

キャッチフレーズは「ONKYO goes SMART」。今後到来するAIやIoT時代を先駆けて最先端の商品を作るという意気込み、そしてそれを最終製品に落とし込む技術力がアピールされた。

「ONKYO goes SMART」

ハンズフリーで「ヘイ、Siri」できる唯一のデバイス

まずはSiriだ。パイオニアがRAYZというサブブランドで、Lightning対応イヤホンを発売していることはご存じの方が多いだろう。

本日のプレスカンファレンスでは冒頭、RAYZの開発を行っているSydney Newton氏があいさつ。イヤホン「RAYZ」と、Lightning端子で給電し駆動するスピーカーフォン「RAYZ Rally」を改めて紹介した。

Sydney Newton氏

パイオニア「RAYZ」

「RAYZ」の特徴は数多い。Newton氏は、使う人にあわせて音を補正するスマートノイズキャンセル、Lightning端子につなぎながらiPhoneの充電が行える機能、イヤホンを外すと自動的に音楽が停止する機能、プラグラム可能なスマートボタン、発話を止めるとミュートする機能などを次々に紹介していった。

RAYZの特徴

そして今回強調されたのは、ハンズフリーで「ヘイ、Siri」コマンドが使える、現在世界で唯一のデバイスがRAYZであるということだ。

そのほかにも、RAYZがLightningイヤホンとして最も低消費電力であること、イヤホン部が小型であること、コントロールボックス部も非常に小さくできていることなど、特徴を次々に説明していった。

Newton氏は続いて、スピーカーフォン「RAYZ Rally」についても紹介。こちらもバッテリー不要で、内蔵マイクで通話が可能。また本機を使いながらiPhoneの充電ができること、スマートボタンを備えることなどが紹介された。

スピーカーフォン「RAYZ Rally」についても紹介した

スマートスピーカーは、2022年には約10倍近い市場規模に

続いては、日本で先行して発表されたGoogle Assistant搭載のAI対応スマートスピーカー「G3」(VC-GX30)だ。欧米では10月中に発売予定で、価格は230ユーロになる見込み。日本での販売も検討している。

本機についてはオンキヨー&パイオニア(株)マーケティング部 部長の佐藤誠氏が説明した。

オンキヨー&パイオニア(株)マーケティング部 部長の佐藤誠氏

たGoogle Assistant搭載のAI対応スマートスピーカー「G3」(VC-GX30)

佐藤氏はまず、「オンキヨーとパイオニアは、AIと音声認識を使って、かんたんかつ快適な生活を実現する」と宣言。そのうえで、オンキヨーグループがまとめたスマートスピーカーの需要予測を紹介した。

同社の予測によると、2017年に1,800万台のスマートスピーカー市場が、2022年には1億6,000万台になるという。非常に高い成長率だが、佐藤氏によると「これでもコンサバティブに見積もった予想」なのだという。

オンキヨーグループのスマートスピーカー市場予測

佐藤氏はまた、スマートスピーカーユーザーへの調査結果も紹介した。使った方のうち4割が、「エッセンシャル(必要不可欠)」になったと回答したとのことで、「ある意味で中毒性のある製品だ」と述べた。

「G3」はChromecast built-inの製品で、オンキヨー・パイオニアブランドのワイヤレススピーカー、AVレシーバーなど、同じChromecast搭載製品へストリーミング再生が可能。

上部に操作ボタンを備える。マイクは2基(ONKYOロゴの左右に配置)

背面部。電源は別途必要だ

音質についても、従来の1.5倍の振幅量と力強い駆動力のマグネットを持つ新設計のカスタムウーファーやバランスドーム型トゥイーターを備えているほか、重低音および中高音専用の独自音声信号処理を行うことで、小型ながら高品位な再生が可能という。

G3のスピーカーユニット構成

AlexaとDTS Play-Fi対応の「P3」

AmazonのAlexaに対応したスマートスピーカー「P3」について紹介したのは、オンキヨー(株)AI/IoT事業推進室 室長の宮崎武雄氏だ。

オンキヨー(株)AI/IoT事業推進室 室長の宮崎武雄氏

AlexaとDTS Play-Fi対応の「P3

本機も欧米では10月までの発売を予定しており、価格は230ユーロ。日本での発売については、Alexaの日本展開がまだ発表されていないため未定だが、導入したい気持ちはあるという。

操作部は天面に装備。4つのプリセットボタンを備える。マイクは3基だ

アナログイン/アウトを備えていることも特徴の一つ

Alexaに対応していることで、Amazon Echo向けに作られた、15,000を超える「スキル」(各機器の複合操作をレシピのようにわかりやすくまとめた機能)を利用できる。

またDTS Play-Fiに対応していることも特徴。スマホ/タブレット用の操作アプリを用いて、DTS Play-Fi対応機器と連携した音楽再生が行える。

DTS Play-Fiに対応しマルチルーム再生も容易

同じくオーディオ品位にこだわった。ハイレゾ音源の再生も行える

本機能により、このスマートスピーカーを起点に、ONKYO、PIONEER、Integraの同社各ブランドの対応機器からの音楽再生も音声で操作できる。

また本機も音質にこだわり、内部にはデュアル2.5インチフルレンジウーファー、デュアルパッシブラジエーターを搭載。また、スイッチングアンプの採用により、コンパクトながら力強いサウンドを再現するとしている。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
クローズアップCLOSEUP
アクセスランキング RANKING
1 「オーディオのオンキヨー」復活へ。新スピーカーとセパレートシステムを年明けのCESで発表
2 【完全ワイヤレスイヤホン特集 PART.10】音のプロが選ぶベストバイは?
3 CD再生とファイル再生の架け橋に!Shanlingからリッピング機能付きトランスポート「CR60」が登場
4 今こそ「ミニコンポ」が面白い! デノン/マランツ/B&Wの令和ライフにマッチする厳選5モデルレビュー
5 水月雨、『崩壊:スターレイル』とのコラボ完全ワイヤレス。ダイナミック+環状平面駆動の同軸ドライバー搭載
6 【ミニレビュー】空き電源コンセントに挿入するだけ。オーディオみじんこ「SILVER HARMONIZER AC-ADVANCE」
7 モニターオーディオ「GOLDシリーズ」レビュー。ユニット大幅刷新の第6世代機は「ハイスピードで焦点の明確な音調」
8 AVIOT、『らんま1/2』コラボ完全ワイヤレスイヤホン。完全新録ボイス240種類以上搭載
9 Nothing、スマホ/イヤホンが最大30%オフ価格になるウィンターキャンペーン。先着順で靴下もらえる
10 要注目の新興ブランド、ラトビア「アレタイ」スピーカー試聴レビュー!広大な空間描写力が魅力
12/20 10:05 更新
MAGAZINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー193号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.195
オーディオアクセサリー大全2025~2026
別冊・ケーブル大全
別冊・オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
音元出版の雑誌 電子版 読み放題サービス
「マガジンプレミアム」お試し無料!

雑誌販売に関するお問合せ

WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX