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公開日 2018/11/14 20:17
<Inter BEE>“先駆的な技術”が集うデジタルコンテンツEXPOが初の同時開催。MR×Ingressなど様々なデモ
透明スクリーンや“フィジカルe-Sports”なども
Inter BEE 2018(2018年国際放送機器展)が開幕。今回、新たな試みとして一般財団法人デジタルコンテンツ協会が主催する「デジタルコンテンツEXPO」が会場内で同時開催された(※Inter BEEはJEITA主催)。
デジタルコンテンツEXPOは、VRやARなどを始めとするコンテンツ関連技術のなかでも、研究機関や社内ベンチャー等で研究開発が進められ、ようやく試作展示やデモが出来るようになった、先駆的な技術をテーマにしたイベント。前年までは日本科学未来館を会場に開催されていたが、今回初の試みとしてInter BEEとの同時開催となった。
上記の通り「ようやく試作展示やデモンストレーションが出来るまでになった先駆的な技術」がテーマということで、企業だけでなく大学や高校の研究室なども多数参加。それぞれユニークなデモを行っているほか、VTuberハッカソンも開催されている。
企業系では例えば、ソフトバンクがMR(Mixed Reality)とIngress、MRとブロックチェーンを結びつけた技術デモを披露。Ingressでは、Microsoft Hololensを装着するとポータルの位置や詳細情報を含むマップが表示され、Link Simulationが可能。複数人で同時にこれを利用し、作戦を立てるような活用方法を想定しているという。
ブロックチェーンとMRとの組み合わせは、「MR空間内の暗号通貨を使ってリアル空間の自動販売機を操作し、実物のドリンクを購入する」というデモ。分散秘密鍵が登録された指紋認証付きICカードにより、スマホアプリで生成されるQRコードをMR端末で読み取り照合。これによってMR空間で暗号通貨を扱う本人とリアル空間でドリンクを受け取る本人が同一人物であることを証明する、という技術デモを行っていた。
大日本印刷は、独自開発した特殊な光学レンズによって透明性を向上させたという、フロントプロジェクター用透明スクリーンなどを展示。E Ink社が開発した電気泳動方式の電子ペーパー「PRISM」なども展示している。
CENOTEは、弓や銃にスマートフォンを装着して戦う“フィジカルe-Sports”「VAIR Field」をデモ。スマホを用いたサバイバルゲームのような遊びで、最大15人同時に2チームに分かれて戦えるという。ヘッドマウントディスプレイを使用しないため子供でも遊べたり、視野も狭くならないため全力で走り回れることなどがメリットで「ゲームの腕を上げる練習をするより筋トレしたほうが強くなれる(笑)」とのことだった。
音楽に“振動”を組み合わせることでさらに盛り上げる手法といえば、スカルキャンディーのヘッドホン「CRUSHER WIRELESS」のような製品が思い浮かぶ。その振動部分を別デバイスで行なおうという発想が、“ネックレス型力触覚デバイス”「Hapbeat」だ。
同製品は、スマホなどからの音楽信号を本体とヘッドホンに分配するアンプ部と、ネックレス型の本体で構成されている。ネックレス型の本体が、音楽や映像の音に合わせて振動を強めたり弱めたりすることでより臨場感を高めるという。これにより、例えば映画やドラマで撃たれたり叩かれたりした際に、その感覚を手軽に疑似体験することができるとしている。
そのほか、上記のように大学や高校なども多数参加。狼に噛まれて自分の腕から出血するVR映像に合わせ、別デバイスでタイミングよく熱を感じさせることで本当に出血しているような感覚にさせる「出血体験」(東京工業大学工学院情報通信系)、VR空間内のキャラクターの動きに合わせて浴槽の水が波打つことで一緒に足湯に入っているかのように感じさせる「孤独をFoot Bath」(電気通信大学 足湯同好会)、VR空間でダクト内を匍匐前進しながら爆弾を探す「Suspense Creeping Bomb」(長野県松本工業高校 Arcadia VII)など、様々な展示が行われていた。
デジタルコンテンツEXPOは、VRやARなどを始めとするコンテンツ関連技術のなかでも、研究機関や社内ベンチャー等で研究開発が進められ、ようやく試作展示やデモが出来るようになった、先駆的な技術をテーマにしたイベント。前年までは日本科学未来館を会場に開催されていたが、今回初の試みとしてInter BEEとの同時開催となった。
上記の通り「ようやく試作展示やデモンストレーションが出来るまでになった先駆的な技術」がテーマということで、企業だけでなく大学や高校の研究室なども多数参加。それぞれユニークなデモを行っているほか、VTuberハッカソンも開催されている。
企業系では例えば、ソフトバンクがMR(Mixed Reality)とIngress、MRとブロックチェーンを結びつけた技術デモを披露。Ingressでは、Microsoft Hololensを装着するとポータルの位置や詳細情報を含むマップが表示され、Link Simulationが可能。複数人で同時にこれを利用し、作戦を立てるような活用方法を想定しているという。
ブロックチェーンとMRとの組み合わせは、「MR空間内の暗号通貨を使ってリアル空間の自動販売機を操作し、実物のドリンクを購入する」というデモ。分散秘密鍵が登録された指紋認証付きICカードにより、スマホアプリで生成されるQRコードをMR端末で読み取り照合。これによってMR空間で暗号通貨を扱う本人とリアル空間でドリンクを受け取る本人が同一人物であることを証明する、という技術デモを行っていた。
大日本印刷は、独自開発した特殊な光学レンズによって透明性を向上させたという、フロントプロジェクター用透明スクリーンなどを展示。E Ink社が開発した電気泳動方式の電子ペーパー「PRISM」なども展示している。
CENOTEは、弓や銃にスマートフォンを装着して戦う“フィジカルe-Sports”「VAIR Field」をデモ。スマホを用いたサバイバルゲームのような遊びで、最大15人同時に2チームに分かれて戦えるという。ヘッドマウントディスプレイを使用しないため子供でも遊べたり、視野も狭くならないため全力で走り回れることなどがメリットで「ゲームの腕を上げる練習をするより筋トレしたほうが強くなれる(笑)」とのことだった。
音楽に“振動”を組み合わせることでさらに盛り上げる手法といえば、スカルキャンディーのヘッドホン「CRUSHER WIRELESS」のような製品が思い浮かぶ。その振動部分を別デバイスで行なおうという発想が、“ネックレス型力触覚デバイス”「Hapbeat」だ。
同製品は、スマホなどからの音楽信号を本体とヘッドホンに分配するアンプ部と、ネックレス型の本体で構成されている。ネックレス型の本体が、音楽や映像の音に合わせて振動を強めたり弱めたりすることでより臨場感を高めるという。これにより、例えば映画やドラマで撃たれたり叩かれたりした際に、その感覚を手軽に疑似体験することができるとしている。
そのほか、上記のように大学や高校なども多数参加。狼に噛まれて自分の腕から出血するVR映像に合わせ、別デバイスでタイミングよく熱を感じさせることで本当に出血しているような感覚にさせる「出血体験」(東京工業大学工学院情報通信系)、VR空間内のキャラクターの動きに合わせて浴槽の水が波打つことで一緒に足湯に入っているかのように感じさせる「孤独をFoot Bath」(電気通信大学 足湯同好会)、VR空間でダクト内を匍匐前進しながら爆弾を探す「Suspense Creeping Bomb」(長野県松本工業高校 Arcadia VII)など、様々な展示が行われていた。